アウンサン将軍の像が描かれた1000チャット札が1月7日から流通予定

2019年12月21日付 The Voice 紙

ヤンゴン 12月21日

 国民のリーダーであるアウンサン将軍の像が入った紙幣を2020年1月7日の休み明けからミャンマー国内のすべての銀行で流通を開始することがミャンマー中央銀行から明らかになった。

 「1月4日から休業日になっているので、銀行の営業日からすべての銀行で流通させていく。この新しいデザインの紙幣を発行するために12月からセキュリティーマークと原版をつくって、発行したのだ。4日から発行し始めるので、(12月の)給料日には(新しい紙幣は)含まれないだろう」とミャンマー中央銀行の高官の一人が述べた。

 上記の新しい紙幣を発行し始めるが、現在の市場で使用している古い紙幣も廃止しないため、インフレや為替の不安定などは起こる可能性はないことが中央銀行から明らかになった。

 「新しい紙幣を発行するためにインフレが起こるようなことは心配しなくてよい。国の憲法に基づき、古い紙幣を以前のように廃止はしない。前に発行した古い紙幣も使用できるようにしていく。新しい紙幣も古いものに代えて発行するので特別に発生する費用もない。民間銀行には発行し始める1日前に、発行する日に使用できるように連絡を行っている」とカンボーザ銀行の上級顧問ウー・タンルィンが説明した。

 上記のアウンサン将軍の像の入った1000チャット紙幣のサイズは横150ミリメートル、縦70ミリメートルあって、紙幣は鮮やかな青色で、紙幣の上部には「ミャンマー中央銀行」という文字が印刷してあると中央銀行から明らかになった。

 1000チャット紙幣の表側には国民のリーダーであるアウンサン将軍の像が印刷してあり、紙幣の右側には紙幣の価値をミャンマー語で「1000チャット」と書いてあるとのことだ。。

 紙幣の3つの角にも紙幣の価値を数字で印刷してあり、紙幣番号をミャンマー文字とミャンマー数字で横に、アルファベットと英数字で縦に印刷してあることも明らかになった。

 紙幣の左側にはアウンサン将軍の像の透かしがあり、紙幣にはセキュリティーテープを縦に埋め込んであるという。

 紙幣の左右の端にはエンボス加工の短いラインが印刷してあり、1000チャット紙幣の裏側には議会の建物の絵が印刷してあり、上部には”CENTRAL BANK OF MYANMAR”、下部には”ONE THOUSAND KYATS”という字が印刷してあることも中央銀行の発表で明らかになった。

(ピェピョーミンモン)


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翻訳者:朝倉サヤカ
記事ID:5076