ベトナム、関係各国に南シナ海での情勢をさらに複雑にしないよう要請

2020年05月14日付 VietnamPlus 紙
マスコミの質問に答えるベトナム外務省のレー・ティ・トゥー・ハン報道官
マスコミの質問に答えるベトナム外務省のレー・ティ・トゥー・ハン報道官
 ベトナム外務省のレー・ティ・トゥー・ハン報道官は、現在の地域情勢および国際情勢の中で、ベトナムは関係各国に対し南シナ海での情勢をさらに複雑にするような行動をしないよう要請すると言明した。

 5月14日の外務省の定例記者会見で、中国のKJ-500早期警戒管制機とKQ-200海洋哨戒機がベトナムの南沙諸島のチュータップ岩礁(ファイアリー・クロス礁)に現れたとの情報に関するマスコミの質問に対し、ベトナム外務省のレー・ティ・トゥー・ハン報道官は次のように確認した。
 「中国の偵察機の姿がベトナム西沙諸島と南沙諸島において確認されたという情報に関して、ベトナムは国際法に基づいた西沙諸島と南沙諸島に対するベトナムの主権を認める歴史的証拠と法的根拠を十分に有していると改めて断言する。
 両諸島におけるベトナムの許可を得ていない関係各国のあらゆる行為は、すべて無意味である。
 現在の地域情勢および国際情勢の中で、ベトナムは関係各国に対し南シナ海での情勢をさらに複雑にするような行動をしないよう要請する」。


【参考記事:ベトナムは西沙諸島と南沙諸島に対する十分な法的根拠を有している】


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翻訳者:渡辺大智
記事ID:5303