130人余りの音楽家がCOVID-19に立ち向かう医師たちに感謝する音楽を演奏

2020年06月16日付 VietnamPlus 紙
コンサートで演奏する指揮者レ・フィ・フィとベトナム交響楽団
コンサートで演奏する指揮者レ・フィ・フィとベトナム交響楽団
 公演には一流のクラシック音楽家130人以上が参加する予定で、聴衆にポジティブなエネルギーを提供することとともに、COVID-19の影響後、芸術家たちが力強く戻ってきたことを示すことを約束している。

 6月16日のベトナム交響楽団による情報では、「私たちは戻ってきた(We return)」というタイトルのコンサートが6月19日の夜にベトナム国立音楽院で行われることが示された。
 これは最前線でCOVID-19に立ち向かう人々へ感謝を伝えるためにベトナム交響楽団とベトナム国立音楽院、ベトナムオペラバレエ劇場が合同で開催するコンサートである。
 この公演はベトナムの3大オーケストラ(ベトナム交響楽団、ベトナム国立音楽院付属ハノイ交響楽団、ベトナムオペラバレエ劇場オーケストラ)のコラボレーションにより壮大なスケールで演奏される。
 公演には一流のクラシック音楽家130人以上が参加する予定で、聴衆にポジティブなエネルギーを提供することとともに、COVID-19の影響後、芸術家たちが力強く戻ってきたことを示すことを約束している。
 音楽家たちは日本の本名徹次の指揮の下で演奏する。
 4人のソロ演奏家、ホアン・マィン・ラム(オーボエ)、グエン・ティエン・ミン(ヴァイオリン)、グエン・フイ・フォンとグエン・チン・フオン(ピアノ)がコンサートに参加する。
 音楽家たちは世界の名の知れた作曲家による多くの名曲を披露する。G.ロッシーニの歌劇「泥棒かささぎ」序曲やJ.S.バッハのオーボエとヴァイオリンのための協奏曲、F.プーランクのピアノ協奏曲、O.レスピーギの交響詩「ローマの松」が演奏される予定である。
 G.ロッシーニ(1792-1868)の作曲による「泥棒かささぎ」は、ジョヴァンニ・ゲラルティーニ台本の2幕のオペラである。序曲によって最も有名な歌劇である。
 J.S.バッハ(1685-1750)のオーボエとヴァイオリンのための協奏曲は1717年から1723年にかけて作曲が行われた。音色が異なる2つのソロ楽器が作品の中で掛け合う各主題が魅力を生み出している。
 作曲家J.S.バッハは、2つのソロ楽器の技術や旋律の調和と対立のバランスをとり、作品の導入部を趣深く、感興を沸かせるようなものにした。
 F.プーランク(1899-1963)による2台のピアノのための協奏曲ニ短調FP61は、1932年の夏に3か月以上かけて作曲され、彼の交響曲の傑作の一つとなった。
 O.レスピーギ(1879-1936)は20世紀初期イタリアのヴァイオリン奏者、音楽学者、作曲家である。「ローマの松」はオーケストラのために書かれ、1924年に完成した交響詩である。
 作品では、1日の異なる時間の中での、ローマの4つの異なる場所の松が描かれている。


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翻訳者:堀春佳
記事ID:5392