クーデター後2か月で、チャットが約20%下落

2021年04月04日付 その他 - ミャンマーナウ 紙

投資・対外経済関係省が発表した数字によると、軍事クーデターから2か月間、国内のドル需要を満たすような外国投資は行われていない。
ミャンマーナウ

外貨両替業者によれば、軍が政権を握って2か月でチャットは18%以上下落し、4月2日に1米ドルに対し、約1,600チャットの値を付けた。

クーデター前は、2021年1月31日に1ドル1,336チャットで取引されていたが、クーデターから2か月が経った4月2日には約1,580チャットに上昇した。
従って、ドルの価値は2か月で244チャット上昇し、チャットは18.3%下落した。外貨両替商によれば、米ドルと同様、他通貨も上昇しているとのことである。

外貨両替に携わる人間によれば、シンガポールドルは、クーデター前に1ドル998チャットであったものが、4月2日約1,130チャットに上昇した。
「ドルは市場で高値で取引されている。銀行ではもはやドル両替を行っておらず、昔のように、ドルの売買は再び闇取引に戻っている」と外貨両替業経営者の一人は述べた。

2018年9月24日に、投機によってドルが1日で1,640ドルまで上昇したことがある。翌9月25日には1,550チャットにまで下落した。軍によるクーデターから2か月が経ち、米ドルは約1,600チャットにまで上昇しこの2年ほどの最高値をつけた。

同様に、国内の金価格はクーデター以降2か月で7万チャット以上に上昇した。クーデター以前の1月末では、純金1チャッター(約0.576オンス)につき132万チャット程度であったものが、クーデター2か月後の4月2日、1チャッターにつき140万チャット(1,391,500チャット)の値がついたと、ヤンゴン管区金取引事業協会が発表した。

投資・対外経済関係省が発表した数字では、軍事クーデター以降の2か月間、国のドル需要を充たすような外国投資は見られない。

クーデター以前の文民政権時代には、1月に3億2300万ドルの外国投資があり、国内投資は約9000億チャットに達したと投資・対外経済関係省発表の記録に記されている。

Myanmar Now 2021/4/3 10:57


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翻訳者:ビルマ語メディア翻訳班(TK)
記事ID:5836