軍評議会、携帯電話すら持っていない国民を「武器所有で逮捕」と宣伝工作

2021年04月05日付 その他 - ミッズィマ 紙

パテイン

3月29日パテインにおいて、軍評議会が、買い物に出かけた一人の男性を不当に拘束した。その上、MRTV/MWD[注:それぞれ国営/軍所有の放送局]と軍評議会のプロパガンダ新聞に、「武器とともに逮捕」と虚偽の写真を撮って捏造ニュースを配信、事件にして彼を逮捕した。
軍評議会のプロパガンダ新聞とテレビで、パテイン市に住むコー・ゾーエーを、「謀反、テロを起こす際に使用した武器とともに逮捕した」というニュースが、写真付きで配信になったが、写真の男性の正しい名前はコー・ゾーレー(別名)カインゾーであり、不当に拘束された時には、携帯さえ持っていなかったと、彼に近い人物が話した。
「当人は1人で市場に買い物に行った。途中で軍の発砲に遭い、恐怖で隠れていたのを[軍が]無理やり捕まえた。そのとき彼には自転車一台しかなく、携帯すら持っていなかった。どんな武器もない。今軍は、写真と、異なったままの名前を記載し、武器とともに逮捕したという記事を掲載した」とパテイン市の住民の一人が話した。
軍評議会の武装集団が、平和的に往来している国民を不当に拘束、事件をでっちあげ逮捕するということが立て続けに起きている。逮捕された国民のなかには、保釈金を出すよう脅迫されたケースもあるとのことだ。

Mizzima - News in Burmese 2021/4/4 14:40


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翻訳者:ビルマ語メディア翻訳班(HM)
記事ID:5840