ピンウールウィンで軍用機墜落、ゼーコン長老を含む13人が死亡

2021年06月11日付 その他 - ミャンマーナウ 紙
クーデター発生の翌日2月2日にゼーコン長老のもとへミンアウンフライン最高司令官が訪れ拝んだ時。
クーデター発生の翌日2月2日にゼーコン長老のもとへミンアウンフライン最高司令官が訪れ拝んだ時。
国軍司令官のミンアウンフラインは将校らと同行してクーデター発生の翌日、2月2日にピンマナー市ゼーコン長老に跪拝した。
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マンダレー管区ピンウールウィン市のアニー駐屯地空港で本日(6月10日)朝、軍用機1機が墜落したところ国家サンガ顧問であるバッダンタ・カウィターラと飛行機の乗務員6名を含む計13人が亡くなったと分かった。

ピンウールウィン市アニー駐屯地空港付近の電力公社職員住宅の近くに軍用機が墜落したと基地近くの地元住民が話した。「発電所はかなり広い。職員が暮らしている場所から100メートルほど離れている。みんな亡くなってしまったと言う。飛行機は軍用機であった。訓練用の飛行機だ。小型機である」と彼が話した。

飛行機墜落により亡くなった軍の高官6名は、モーテッチョー少佐、ムーゾートゥ少佐、ミンゾー大尉、ソーヘインテッ大尉、カウンザンウィン軍曹とラミンウィンテイン伍長らであると分かった。

その軍用機はアニー駐屯地空港付近のタンマニー工場と発電所の間で、3つに分かれて墜落したと地元の人達が言った。飛行機上の同行者の中で、ティリトゥダンママニゾータダラ称号を得たウー・ウィンコーコーことウー・ミャプーの息子、マウンパインポウンピー一人だけが生存しており、残りの13人全員が死亡したとのことだが、ミャンマーナウとしては、未だに確証は得られていない。

ピンウールウィンの別の地元住民は「私の知る限りでは、軍の補給物流隊の飛行機だと分かった。誰が搭乗し、何をしていたのかといった類のことは分からない。見に行ける様子ではない。2名の僧侶が含まれているとも聞いた。ここではいつもと同じように雨が降っていたという程度で、とても悪天候だという事はない」と話した。

ネーピードーで朝7時に出発したその軍用機では朝8時くらいにアニー駐屯地空港へ着陸を試みた際に悪天候により連絡が途絶え、墜落したと関係者による報告書と考えられる1通の文書に記されている。。

ソーシャルメディア上で広がっている上記の文書によると、ピンウールウィン郡チャウピャドー村で建設されるマハーウィトゥタヤーマゼーコン教学僧院の杭打ち儀礼に出席するためにゼーコンの長老バッダンタ・カウィターラを含む出家集団と寄付者8人が同伴して来たことが分かった。

ピンウールウィン郡チャウピャドー村で本日(6月10日)午前9時におこなわれるマハーウィトゥタヤーマゼーコン教学僧院の杭打ち儀礼の招待状をミャンマーナウが入手し、その招待状によると寄付者はティリトゥダンママニゾータダラ(訳者注:仏教寄進主など支援者に与えられる称号)・ウー・ウィンコーコー(別名ウー・ミャプー)と妻のドー・レレウィンの一家であった。

国家サンガ顧問の一人であるゼーコンの長老はピンマナー市にあるマハーウィトゥタヤーマゼーコン教学僧院の首席理事であり、仏教に関する最高の称号であるアビダザマハーラッタグルの称号を進呈された僧侶でもあって、ウー・タンシュエ元上級大将が建立し信仰したシュエダゴン・パゴダと同型のウッパタサンティ・パゴダの仏塔管理委員会の顧問長老でもあった。

ピンマナー市のゼーコン長老はウー・タンシュエから現在のクーデター指導者ミンアウンフライン上級大将の時代に至るも、軍指導者たちが近くで信仰した出家歴が長い僧侶の一人であり、軍の大将たちがパゴダを建立する際に顧問長老として支援することが多かった。

クーデター軍指導者ミンアウンフライン上級大将は軍将校たちを連れ従えてクーデターの翌日である2月2日にピンマナー市ゼーコン僧院の僧侶のもとを訪ねて拝んだ。

ゼーコンの長老、バッダンタ・カウィターラ長老が同伴した軍用機が墜落したと軍が所有するミャワディテレビも報じた。

ミャンマーナウ(2021/06/10)


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翻訳者:KY, OR
記事ID:5977