ASEAN、日本の脱炭素化への100億ドル支援を歓迎

2021年06月21日付 VietnamPlus 紙
ハノイでオンライン会合に出席するベトナムの代表団
ハノイでオンライン会合に出席するベトナムの代表団
ASEAN、日本の脱炭素化への100億ドル支援を歓迎


共同声明は、二酸化炭素排出量を削減する方法に関連した地域のエネルギー転換(エネルギー・トランジション)過程を支援するための適切な財源の必要性を双方が共有したことを明記した。



東南アジア諸国連合(ASEAN)は、6月21日に開催された日ASEAN特別会合で、ASEAN加盟各国の脱炭素化に向けた取り組みに対し100億ドルの財政支援をするという日本のコミットメントを歓迎した。

ASEAN各国のエネルギー大臣と日本の梶山弘志経済産業大臣とのオンライン会合の後にとりまとめられた共同声明は、二酸化炭素排出量を削減し再生可能エネルギーの利用を迅速に推進する方法に関連した地域のエネルギー転換過程を支援するための適切な財源の必要性を双方が共有したことを明記した。

共同声明はまた、「新型コロナウイルス感染症により今までに無いような課題に直面する中、会合はパンデミック後の長期的な回復を緊急に達成する必要性を明記し、持続可能な発展を目指すエネルギー転換の重要性を確認した」と指摘している。

声明によると、日本の「アジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブ」には「様々な養成セミナー、研究、レポート、そして、知識の共有活動を通じた人材開発」も含まれる。

日本の高官によると、水素の利用や二酸化炭素の回収・貯留といった新たな技術に関する養成コースには地域のおよそ1000人が在籍する予定だという。また、このイニシアティブは地域の温室効果ガスを削減するだけでなく、日本企業のビジネスチャンスの拡大も目指しているという。


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翻訳者:秋山由莉奈
記事ID:6108