有毒なプラスチック添加物を飲み込んでしまう海鳥の状況へ警鐘

2021年10月17日付 VietnamPlus 紙
indiatimes.com
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有毒なプラスチック添加物を飲み込んでしまう海鳥の状況へ警鐘


科学者らは研究範囲の海鳥の約30%がプラスチックを直接食べてしまい、残りの海鳥は飲食の過程でプラスチックを飲み込んでしまっていると概算している。



世界の50%以上の海鳥の体内にプラスチック添加物がある。この結論は日本と他の6か国における18の大学や研究機関が実施した共同研究のなかで提起され、海洋動物の生態系に対するプラスチック汚染の懸念すべき傾向を示している。

当研究は、全世界の異なる16地点で生活する32種145羽の海鳥の尾脂腺から分泌される油の種類を分析している。

結果として、各研究者は145羽のうち76羽、つまり52%の海鳥の体内にプラスチック添加物があることを確認した。

各研究者によると、海鳥の体内で見つかった添加物には、2つの不燃性のものと、紫外線による変質を防ぐための6つの安定剤が含まれる。

研究範囲の海鳥の約30%が直接プラスチックを食べてしまい、残りの海鳥は飲食の過程でプラスチックを飲み込んでしまっていると概算される。

研究に参加した東京農工大学の高田秀重教授は、日増しに多くの海鳥がプラスチック添加物を飲み込んでしまっていると述べている。

そのため人間は、生き物の体内で蓄積しない低毒性添加物の使用に早急に切り替える必要がある。


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翻訳者:斉藤彩香
記事ID:6164