ベトナム・ロシア、経済・貿易・科学技術の協力を推進


10月29日午後、レ・ヴァン・タイン副首相とドミトリー・チェルヌィシェンコ副首相は、経済・貿易・科学技術の協力に関するベトナム－ロシア連邦政府間委員会の第23回会合の共同議長を務めた。



ベトナムとロシア連邦の政府間の協力プログラムを展開すべく、10月29日午後、レ・ヴァン・タイン政府副首相とドミトリー・チェルヌィシェンコ政府副首相は、オンライン形式で開催された経済・貿易・科学技術の協力に関するベトナム－ロシア連邦政府間委員会の第23回会合の共同議長を務めた。

ベトナム側から、駐ロシアのベトナム大使や商工省、外務省、公安省、計画投資省、科学技術省、保健省、財政省、企業における国家資本管理委員会の指導者および、多くの省庁、部門、ベトナム企業の代表が会合に出席した。

ロシア連邦側から、駐ベトナムのロシア大使やロシア連邦政府、経済開発貿易省、外務省、エネルギー省、科学教育省の指導者と共に、各省庁、部門、ロシアの大企業の代表が出席した。

第23回会合において双方は第22回会合の議事録の実施状況を共に見直し、ベトナム－ロシア連邦の包括的戦略的パートナーシップ関係樹立10周年（2012－2022年）が近づく中、二国間の協力の効果をより強化する方向性や措置について議論した。

双方は、新型コロナウイルスの流行が悪影響を及ぼしたにも関わらず、これまで二国間の政治面での往来と交流は行われ、特にハイレベル同士のコンタクトは引き続きオンライン形式で取られており、経済・貿易も依然として著しく成長している。エネルギー、石油、工業、農業などの互いに関心のある分野での協力は引き続き効果的に展開され、双方の利益に応えている。

成果が得られた一方で、両副首相は新型コロナウイルスの対策、銀行、再生可能エネルギーなどを含む潜在的な分野においても同時に協力を拡大する必要があると示した。ベトナム－ロシア連邦政府間委員会の第23回会合の周到な準備と開催の成功は、今後の両国首脳の訪問を展開するための重要な貢献に繋がることを確認した。

ベトナム－ロシア連邦政府間委員会の第23回会合での発表で、タイン政府副首相は会合への準備の努力を高く評価し、ベトナムとロシア連邦の包括的戦略的パートナーシップ関係をより向上させる決意を示したものであると述べた。また、他の協力分野と同じように、ベトナムはロシア連邦との協力をより強化することを重視し、望んでいると強調し、両国がエネルギー企業、石油企業の協力を拡大するための環境整備を行い、原子力科学技術センターのプロジェクトの展開を加速させることに同意した。

自国について、ロシア政府のチェルヌィシェンコ副首相は、ベトナムはアジア・太平洋地域、特に東南アジア地域においてロシアの最も重要なパートナーであることを確認した。チェルヌィシェンコ副首相は、ロシアは双方のポテンシャルや需要がある分野の協力をより拡大し深めることを望むことを強調した。そして引き続き、ベトナムとユーラシア経済連合の自由貿易協定の効果をより展開し発揮することに合意した。

会合の終わりに、タイン副首相とチェルヌィシェンコ副首相は経済・貿易・科学技術の協力に関するベトナム－ロシア連邦政府間委員会の第23回会合の議事録に署名し、次回の会合を2022年にベトナムで開催することに同意した。

経済・貿易・科学技術の協力に関するベトナム－ロシア連邦政府間委員会の会合は大成功を収めた。この会合は二国間の協力状況を再度見直し、同時に今後の協力計画について意見交換し合意するために毎年開催されている。