ウクライナにいるベトナム人の生命の安全、財産を保証する


外務報道官は、ベトナムの党と国家の最優先事項は在ウクライナのベトナム公民と法人の生命、財産、そして合法的な利益の安全を保証することであると強調した。



4月21日午後、外務省の定例記者会見において、在ウクライナのベトナム公民の保護およびその財産の保全に関し、外務省のレ・ティ・トゥ・ハン報道官は、ベトナムの党と国家の最優先事項は、ウクライナおよび関係する各地域にいるベトナム公民と法人の生命、財産、そして合法的かつ正当な利益の安全を保証することであると強調した。

こうした考えの下、ウクライナにおける緊張状態の発生直後、人々の保護と避難の活動を展開する傍ら、外務省の指導を実施して、在ウクライナ・ベトナム大使館は所在の各関係機関と常時連絡を取り合い、意見交換を行って、ウクライナにいるベトナム公民および企業の財産の保全に向けた必要な措置を展開するよう求めてきた。

これらの対策に加え、所在のベトナム人協会や団体と連携して、こうした状況を利用する輩によって在ウクライナのベトナム人が財産を盗まれることなく、また彼らの財産に対する損害を可能な限り抑えるよう、多くのベトナム人が居住するウクライナの地域に、同胞の財産保全のため直接対応する者を派遣した。

これより前、外務省が提供した情報によると、先の3月30日までに党と国家の指導者による指導を実施すべく、外務省は、各省庁・関連機関・在ウクライナのベトナム人の安全に避難させる措置を展開するベトナムの各代表機関・家族（約5,200人）と緊密に連携して、6便で1,700人近くの人々を帰国させた。それと同時に、公開性、透明性を確保し人々にとり最大限の好条件を保証して、その他何十人もの人々を商業便で帰国させる手配を行った。



【写真】外務省のレ・ティ・トゥ・ハン報道官（写真：国営ベトナム通信社）