日本の企業、ベトナムの海域でのプラスチックごみ回収を検討

2022年05月05日付 VietnamPlus 紙
ニントゥアン省人ハイ郡ダムナイ堤防付近にあふれるごみ
ニントゥアン省人ハイ郡ダムナイ堤防付近にあふれるごみ
日本の企業、ベトナムの海域でのプラスチックごみ回収を検討


日本の海運会社、商船三井は、ベトナム沖の海域で専用船を用いたプラスチックごみを含むごみ回収プロジェクトの実施を計画しています。



日本の海運会社、商船三井は、ベトナム沖の海域で専用船を用いたプラスチックごみを含むごみ回収プロジェクトの実施を計画しています。

ベトナム通信社東京特派員によると、商船三井は、ベトナムは南北に長い海岸線があるので、海にごみが流出しやすい、と述べているとのことです。急速な都市化とともに、ベトナムでごみの量は増加しています。

このため、今年夏から、商船三井は国際協力機構(JICA)と協力し、約1年間ベトナムで案件化調査を行います。

商船三井はこのプロジェクトを実行するために、ベトナム政府とも協力します。

商船三井によると、現地での案件化調査には、海上で回収されるプラスチックごみやその他ゴミの計量、このプロジェクトに使用する専用船のための造船所設置場所や方法についての研究も含まれます。

商船三井は「JICAの支援事業を通して、この海域に適した海上ごみ回収システムを確立する」ことを約束しました。同社はこの海上ごみ回収ビジネスをその他の地域にも展開する可能性があります。

日本では、商船三井を含む数社が共同開発し、海上プラスチックごみ回収システムを搭載した2隻の商船の運行を開始しています。


【写真】ニントゥアン省人ハイ郡ダムナイ堤防付近にあふれるごみ


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翻訳者:飯野眞音
記事ID:6367