米国、ASEANへの１億5000万ドルの支援を発表


5月12日、米国政府は、インフラ整備や海洋安全保障、その他イニシアティブへの投資のため、東南アジア諸国連合（ASEAN）へ１億5000万ドルの支援を発表した。



5月12日、米国政府は、インフラ整備、海洋安全保障やその他イニシアティブへの投資のため、ASEANへ１億5000万ドルの支援を発表した。この発表は、5月12日と5月13日の2日間、ワシントンにて開催された米ASEAN特別首脳会議で打ち出された。

ホワイトハウスによると、今回の特別首脳会議はASEANに向け米国の‟長期的なコミットメント“を示すことが狙いとされる。この会議の議論テーマには、近く展開される見通しの「インド太平洋経済枠組み」構想や、昨年の軍事クーデター後のミャンマー情勢も含まれている。

これより前、米国家安全保障会議のインド太平洋調整官であるカート・キャンベル氏は、5月11日、米ASEAN特別首脳会議では、ウクライナ危機のインド太平洋地域への影響についても話し合う予定であると述べた。

さらに、海洋協力問題、COVID－19パンデミックからの回復や気候変動への対応も今回の会議における議論のテーマとなる。

ASEANの各首脳は、内閣補佐官や他の米国当局者との会談も予定されている。


【写真】ジョー・バイデン米国大統領とASEANの各首脳がホワイトハウスにて記念撮影を行った。（写真：AP通信）