日本の国内旅行、ゴールデンウィークに大幅増加の見込み

2022年04月18日付 VietnamPlus 紙
【写真】4月13日、大阪で満開の桜を楽しむ人々(共同/ベトナム通信社)
【写真】4月13日、大阪で満開の桜を楽しむ人々(共同/ベトナム通信社)
日本の国内旅行、ゴールデンウィークに大幅増加の見込み


日本の大手旅行会社JTBの予測によると、ゴールデンウィーク中、のべ約1600万人の日本人が国内を旅行する見込みで、これは昨年比68.4%増となります。



今月末からの約10日間に及ぶGW期間中、国内旅行客の数は前年同期比70%増となる見込みです。

ベトナム通信社東京特派員の話によると、昨年のGW期間中は、日本の二大都市である東京と大阪に緊急事態宣言が発令され、そのほかの多数の地域でも新型コロナウイルスが蔓延するという困難な状況に直面していました。

しかし、今年の3月末から、蔓延防止等重点措置を適用していた最後の地域も措置の解除を決め、日本政府の方針として徐々に国内の経済活動が回復してきました。

日本の大手旅行会社の一つであるJTBによると、大型連休となる今年のGW中、国内旅行者数はのべ約1600万人に達すると予想されており、昨年比68.4%増ではあるが、新型ウイルス流行前の数字と比較すると、なお33.4%減とのことです。

この期間中に旅行に行くことを決めた人々の中から1700人を無作為に選び行ったインターネット上の調査によると、36.1%が一泊旅行を選択し昨年比3.1ポイント減だが、二泊という回答が32.6%で前年比4ポイント増、三泊との回答は17.1%で前年比0.8ポイント増でした。平均支出は一人当たり34,500円で、前年同期比6.8%増となっています。

大型連休中に国内旅行数は、日本政府が5月末まで延長した地域観光支援政策の影響を受けていると考えられます。宿泊費一人当たり5千円、食事と買い物で一人当たり2000円の補助が出ます。

これは、昨今あらゆる商品の価格が高騰し支出を切り詰めざるを得ない日本の人々にとって、旅行のニーズを満たすための決して小さくない助けとなるでしょう。

日本での新型コロナウイルスの蔓延は、依然として複雑で増加している傾向にあるため、医療専門家はGW中の旅行者の往来によってSARS-CoV-2がより強力に蔓延するのではないかと懸念しています。

しかし、これはまた、日本の観光業が徐々に完全に回復し、外国人観光客に対しても門戸を開く決定をする前の重要な試練の1つでもあります。


【写真】4月13日、大阪で満開の桜を楽しむ人々(共同/ベトナム通信社)


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翻訳者:高橋海洋
記事ID:6389