ベトナムは、イスラエルとの多方面での協力関係の発展を希望する


イスラエルの外務省アロン・バー総務局長は、イスラエルとベトナムは相互補完的優位性があり、今後の協力関係をより効果的に向上させる潜在的可能性があると述べた。



ベトナムとイスラエルの外務省間の協議実施のため、5月26日、ド・フン・ヴィエト外務大臣補佐官とイスラエル外務省総務局長のアロン・バー大使はオンライン形式による両外務省間の第４回政治協議を共催した。

ド・フン・ヴィエト外務大臣補佐官とアロン・バー総務局長は、それぞれの国の政治、経済、社会の情勢について意見交換し、これまでのベトナム・イスラエル間の多方面での協力関係、特に政治・外交、経済、科学技術、創造的起業などの分野での大幅な発展の歩みを高く評価した。

ド・フン・ヴィエト外務大臣補佐官は二国間の第４回政治協議の開催を歓迎し、これは二国間の協力の効果を検討し高める上で効果的な協力体制であると評価し、ベトナムはイスラエルとの多方面での協力関係の発展を重視し希望していること、またイスラエルの政府や複数企業によるコロナ対策のためのベトナムの支援に感謝を述べた。

イスラエル外務省のアロン・バー総務局長は、これまでベトナムが達成してきた経済的社会的成果と共に、日増しに高まる国際社会におけるベトナムの役割と地位を高く評価し、イスラエルとベトナムは相互補完的優位性があり、今後の協力関係をより効果的に向上させる潜在的可能性があると述べた。

ベトナムとイスラエルは外交関係樹立30周年を迎える準備中であり、双方は二国間の協力を進めることに向けての具体的な策について協議し一致した。その中には、各省庁の上級幹部や代表の交換派遣やオンラインでの接触の強化、政府連携委員会第3回定例会を含む迅速な二国間の協力体制の設置、投資と科学技術の協力の強化、ベトナムとイスラエルの自由貿易協定、労働協力協定のような重要な協定の交渉の促進、両国の民間交流の強化を助ける直行便の検討、ベトナムの企業や創造的起業案件へのイスラエルの支援の強化などがある。

この機会に、双方とも関心のある国際・地域問題について幅広く協議した。


【写真】オンライン形式で行われたベトナムとイスラエル外務省間の第４回政治協議(出典：外務省)