国内のパーム油の価格が過去最高の9000チャットに達し、消費者は困難に直面

2022年06月13日付 その他 - ボイスオブミャンマー 紙

消費者によると、国内食用油小売価格が過去最高の1ペイター(約1.6kg)あたり9000チャットに達したため消費者が困難に直面している。

「昨日は0.1ペイター(約160g)あたり800チャットくらいだったが、今日は900チャットになってしまった。再び上がるだろうとも店から聞いた。仕方ないが価格が上昇してもこの油しかない。どのようにしろというのか。油なしでは調理できない」と消費者の一人は述べた。

インドネシアが、自国内の油の価格の下落と需要の拡大を含む油の消費をまかなうために、海外への食用油と原料の輸出を停止した後、ミャンマーでは食用油の価格が急騰して過去最高の9000チャットまで上がった。

また、食用油の需要と供給の不均衡によっても、油販売者がより高い価格で売っているとのことだ。

「インドネシアは1ヶ月輸出を制限していたが現在は再開された。再開されたため買うのを待っている。欲しいものをすぐに輸入できないので順番待ちをしている。マレーシアから代わりに輸入したが、インドネシアのように速くなかった。時間がかかった。船一隻来るのにも1ヶ月か1ヶ月半ほどかかる。油の需要と供給が不均衡であれば、市場で価格を上乗せしての販売は小売りをする人々の本質ともいえるが、商品の在庫に応じて価格が上がり、実際に(政府管理により)販売している参考価格は5670、5700、5800チャット以下である。100本欲しい人は10本のみしか得られないようなことだ。卸売りから小売りへと徐々に少量ずつに分けていくと、基本価格は次から次へと上がってしまうのだ」と、食用油販売業者組合の組合員1名が述べた。

食用油販売業者組合によると、現在はインドネシアが輸出を再開したため、ミャンマーはパーム油を購入するのを待っているとのことだ。

食用油は以前1ペイターあたり1800チャットほどだったが、現在は9000チャットまでに達してしまっている。

食用油輸入貯蔵流通監督委員会によると、6月13日から19日まで、ヤンゴンのパーム油の倉庫価格、卸売参考価格は、1ペイターあたり5645チャットであると発表されていた。

商業省も、食用油市場内で価格を釣り上げ販売すること、価格操作する目的で備蓄することを含む不正な方法での行為があった場合、必需品およびサービス法に基づいて取り締まると言っているが、価格を操作できるほどの油はないとのことだ。


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:MY
記事ID:6398