ジョコ大統領と会談のWHO事務局長、パンデミックはまだ終わっていないと警告

2022年06月25日付 Kompas 紙
去る6月21日、大統領宮殿にて会談したジョコ大統領とWHOのテドロス事務局長
去る6月21日、大統領宮殿にて会談したジョコ大統領とWHOのテドロス事務局長
ジャカルタ・Kompas.com配信ー
世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は、感染状況は落ち着いているものの、新型コロナウイルスの流行はまだ終わっていないと警告した
テドロス事務局長は、このことを去る6月21日にジャカルタ首都特別州にある大統領宮殿にてジョコ・ウィドド大統領と会談した時に警告した。
「テドロス事務局長はこの会談で、世界の感染状況は落ち着いているがパンデミックはまだ終わっていないと述べた」とルトノ外務相が、同日に大統領事務局がユーチューブで公開した動画の中で述べた。
レトノ外務相によると、テドロス事務局長は、WHOはコロナウイルスの新たな変種の出現を観察し続けていくと強調した。

また、テドロス事務局長はジョコ大統領との会談の中で、インドネシアがコロナウイルスに対処し、ワクチンの問題について議論したことに対して、感謝を述べた。
レトノ外務相によると「テドロス事務局長は、世界のほかの国々が達成した平均的な成果と比較すれば、インドネシアは最高の成果の一つだと述べた」という。
それに加えて、テドロス事務局長は、G20におけるインドネシアのリーダーシップと、高く評価されているインドネシアの家族医療制度及び加入必須の医療保険に関しても感謝を述べた。

ブディ・グナディ・サディキン保健相は、テドロス事務局長がインドネシアを訪れたのは、去る6月20日にジョグジャカルタで行われたG20の保健相会合に出席するためであったことを付け加えた。
この保健相会合では、ジョコ大統領にはレトノ外務相とブディ保健相が、テドロス事務局長にはWHOのシャララ・アハマドヴァ・インドネシア代表がそれぞれ同行した。


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翻訳者:蛭間希新
記事ID:6405