ベトナムは、日本の投資家に有利な条件を整えることを約束する

2022年05月25日付 VietnamPlus 紙

ベトナムは、日本の投資家に有利な条件を整えることを約束する


ファム・ビン・ミン副首相は神奈川と群馬県に対し、企業によるベトナムへの投資を推進するための措置を講じることを提案した。



5月25日午後、訪日中のファム・ビン・ミン副首相(党政治局員)は、黒岩祐治神奈川県知事、山本一太群馬県知事と面会した。

会合での発表にてミン副首相は、COVID-19の発生時を筆頭に、これまで神奈川県や群馬県によって行われてきた、地域のベトナム人に対する支援について感謝を表明した。

またミン副首相は、パンデミックの渦中においてもベトナムとの文化交流活動を行っている2県の努力を高く評価し、同時に、こうした活動によって両国の人々の相互理解が向上するだろうと強調した。

ベトナムは3月15日から外国人観光客を全面的に受け入れ、COVID-19の流行を十分に抑え込んでいることを強調し、ミン副首相は神奈川県と群馬県に対し、企業によるベトナムへの投資を推進するための措置を講じることを提案した。またベトナムへの投資に際して、2県を特に優遇しつつ、広く日本の企業に対して最高の条件を整えることを約束した。

これに対し両知事は、ベトナムとの経済的・文化的交流活動を推進するべくさらなる努力を尽くすことを約束し、より多くのベトナム人技能実習生を受け入れたいとの希望を表明した。

また黒岩知事はミン副首相に対し、今年9月に神奈川で開催されるベトナム・フェスティバルと、今年11月にベトナムで開催されるカナガワ・フェスティバルの再開にむけた計画について共有した。

それに先立って同日、ミン副首相は、在日ベトナム大使館の幹部・職員、及びベトナム代表機関を訪問し、会議を行った。

会議にてミン副首相は、両国間の関係促進におけるベトナム大使館幹部・職員や代表機関の貢献を高く評価した。

ミン副首相は、ベトナムと日本の関係は極めて重要であり、ほとんどの分野、特に貿易と投資の分野において力強く発展していると断言した。パンデミックを事ともせず、両国間のハイレベル代表団の往来は維持されている。

2021年11月、ファム・ミン・チン首相は日本を公式訪問した。先日、日本の岸田文雄総理大臣もベトナムを公式訪問している。

ミン副首相はまた、在日ベトナム代表機関の幹部・職員に対して、ベトナム国内でのCOVID-19流行の状況について知らせた。

ミン副首相は、ベトナムは感染症を非常に上手く抑え込んでおり、ワクチン接種率も非常に高い国の一つであると述べた。これは、日本を含む国際社会から支援を得て、ワクチン接種を展開するにあたり、ベトナム政府が綿密かつ決然と指導を行った成果である。パンデミックの素晴らしい抑え込みは、2022年からの5か月間におけるベトナムの経済成長に有利な条件を創出している。

ヴー・ホン・ナム駐日ベトナム大使はミン副首相に対して、越日関係と在日ベトナム人の状況について簡潔に説明した。

同日、ミン副首相は在日ベトナム知識人協会と会談を行った。そこでミン副首相は、2019年の設立以来の活動成果と、両国が外交関係樹立50周年を迎える2023年の活動方針に関する、協会の報告に耳を傾けた。

ミン副首相は5月26日午前、東京で開催される第27回国際交流会議「アジアの未来」に参加する予定である。

同日午後、ミン副首相は、与党である自由民主党の茂木敏充幹事長との林芳正外務大臣と面会し、その後、岸田総理大臣主催の歓迎レセプションに出席する予定である。


【写真】イメージ/国営ベトナム通信社


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:奥山和貴
記事ID:6420