レッイェッコウンの生徒たちは一か月近く経っても未だ解放されず

2022年10月11日付 その他-ミャンマーナウ紙 紙
9月16日の空爆で亡くなった子ども
9月16日の空爆で亡くなった子ども
子どもの多くが殺されたザガイン管区村落部の学校の、7歳から15歳までの負傷した生徒、教師らを軍隊は引き続き拘束している。

メーユ
2022年10月11日

 軍評議会が拘束し連れていったザガイン管区ディベイン郡レッイェッコウン村の学校の子ども11人とボランティアの教師たちが、1か月近く経っても未だ解放されていないとわかった。
 9月16日に軍評議会の軍はこの学校を空から攻撃し、子ども、教師5人と、地元住人3人を拘束し連行していった。
 「親と子どもはまだ連絡をとれていない。親は彼らの子どもが手を怪我したのか、足を怪我したのか、身体のどの部分を怪我したのかということを何も知ることができない」と上記の学校のボランティア教師は本紙へ語った。
 子どもたちがイェーウー市へ連れていかれたということは知っているが、どこにいるか正確にはわからないと上記の教師は言った。
 「子どもたちと一緒に連れていかれた教師たちとだけ連絡が取れた。子どもたちが教師たちと一緒にいるということはわかっている。教師自身も自分たちが帰る日など何も決められていない」と言った。
 子どもたちが保護者と会えていないことは権利の侵害であり、軍に連行された子どもたちの安全を心配していると、国民統一政府(NUG)の女性・青年・子ども担当省大臣のドー・スザンナ・ララソーは言った。
 「親とも全く会えないのであれば、子どもたちの基本的権利を理解して守ってほしい。これに従うことを求める。最も重要なことは子どもたちの安全だ。拘束された子どもたち全員ができるだけ早く解放されることを望む」と言った。
 拘束された子どもたちは、年齢が7歳、9歳、12歳、14歳、15歳であるということも分かっている。空軍と陸軍は学校を銃撃し、拘束され連行された子どもたちの中には足や腕などに切り傷やかすり傷を負っていた者もいたことを目撃者の地元住民の1人が語った。
 「足が血で真っ赤になっていた子どもたちもいた。亡くなった子供の遺体を1袋の中に全て入れて、怪我を負った子どもたちをみんな連れて行った。子どもたちは声すら出せなかった」と彼は語った。
 9月16日銃撃の中で子どもが7人亡くなり、地上戦によって大人6人が亡くなった。
 亡くなった人たちをどのように埋葬したのかは分からないとボランティアの教師が述べた。「自分の子どもが負傷したことも、どこでどのように負傷したのかということも分からない。亡くなった子どもをどのように埋葬したのかも分からない。親の心配がどれほどのものかということだけがわかる」と語った。
 軍評議会は前述の学校内に地域防衛部隊がいるため攻撃を行ったと先月の記者会見で弁明した。
 そのほか負傷した小さな子どもたちをイェーウー市で治療しているとも述べた。
 軍評議会軍が殺害した者の中には年齢が18歳未満の220人も含まれ、461人を逮捕し拘束しているとNUGの女性・青年・子ども担当省の情報から分かった。
 2022年9月までの記録で、通信、調査、記録が困難な時期のため、殺害、逮捕された人数はそれよりも多くいる可能性がある。


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翻訳者:K.K.M, N.M.M
記事ID:6507