世界的に有名なインレー地方で40人近くの住民が逮捕された

2023年01月06日付 その他-ミャンマーナウ紙 紙
シャン州南部に拠点を置く革命組織の隊員(写真:インレーPDF)
シャン州南部に拠点を置く革命組織の隊員(写真:インレーPDF)
全国を戦場にしている軍評議会は、シャン州南部で行われている革命の勢いを止めようと、懸命に努めている。

ニェインスエ
2023年1月6日

地域内で戦闘が勃発したあと、シャン州ニャウンシュエ郡にある世界的に有名なインレー湖西側の一部の村の住民40人近くが逮捕された。

1月3日、ニャウンシュエ郡インレー湖の西側にあるタウンダウン村とパヤーニー村の近くで、国民統一政府(NUG)のシャン州南部に拠点を置く国民防衛部隊(PDF)の一部の大隊と軍評議会との間で戦闘が生じ、双方で死傷者が出た。

12月下旬からインレーPDFグループがフェイスブックを通じて隊員の活動の写真を投稿したあと、インレー地域で軍評議会が逮捕を始めたと、地元の一部の情報源が明らかにした。

「以前理由なく逮捕されたのは20人以上だ。彼らが現在釈放されているかは分からない。しかし、彼らと関係があると考えて追跡して逮捕したとすれば、タウンジーとインレー合計で40人近くにもなるだろう」と、PDFに近い女性が述べた。

インレー湖の東岸にあるタレーウー村、インレー湖の西岸にあるインテイン村とパヤーガースー村、インレー湖の中にあるシーソン村のほか、複数の村からも逮捕された人が出ており、タウンジー市住民の一部も逮捕されたことがその女性から分かった。

女性によると、逮捕者の大多数がPDFとは関係のない一般住民であり、逮捕者の詳細はまだ分かっていないとのことだ。

「軍の性質上、PDFがここにいるという情報を聞いたら、ここにいる人を逮捕する。4、5人ほどのみだ。(PDFと)関係しているといっても、支援物資を送るといった程度だ。残りは(何もなくても)そのまま逮捕し、お金を要求するのだ」と女性は述べた。

現在逮捕された人は一人も解放されておらず、軍評議会が地域を封鎖して捜索しているという。

ニャウンシュエ市内では、軍とパオ民族機構(PNO)の部隊が町の入口に駐屯し、市内でも巡回して検問を行っているとのことだ。

その他にも、戦闘が勃発した場所に近い市内西側のカウンタイン・パウンペイン道路も軍評議会が封鎖しているため、地元住民は困難を強いられていると地元のオンラインメディアは報じている。

軍評議会が政権を掌握したあと、国内全体が抵抗しており、シャン州南部の革命を始めるために昨年の初頭から懸命に努めたが、軍評議会が厳しく制圧した。

昨年12月、ユワガン郡で活動していたユワガン都市部ゲリラ(YUG)の一部のメンバーが逮捕されたあと、彼らのキャンプは襲撃され、武器や弾薬の一部を失わざるを得なかったことがあったという。

上記の事件については、きちんと確認が取れていない。

クーデター後、シャン州南部では長い間、戦闘は発生しなかったが、2022年9月、シーサイン郡ナウントー村に近い軍評議会の2つの独立した駐屯地を、5大隊により結成された革命同盟部隊が初めて攻撃した。

その地域では、統合南シャン・フェデラル軍として、パオ民族防衛部隊(PNDF)、国民統一政府(NUG)の配下にある1005、1008、1009大隊、PDFの一つの大隊を集めて結成されている。


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翻訳者:MY
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