飛行機で爆撃されたサウンプウェー村の病院で、残された生後3日の乳児を生きたまま救助成功

2023年04月26日付 その他 - ピープルズスプリング 紙
救出できた乳児 写真 - コンヤーザーマウン
救出できた乳児 写真 - コンヤーザーマウン
イェーガウン

軍評議会の軍が飛行機で爆撃したサウンプウェー村の病院で、残された生後3日の乳児1人を生きたまま救助できたことをカレンニー社会援助団員たちが話した。

昨日(4月25日)の昼間に、サウンプウェー村と住民運営の診療所を、軍評議会は飛行機で4回も爆撃した。

「爆撃したのは昼の12時45分頃から1時半頃までだ。その後、診療所内へ市民1人が勇気を出し探しに入った時、保育器の中で生後3日の男の子を見つけ救助したのだ」と、カレンニー社会援助団員の1人が明らかにした。

現在、上記の乳児をカヤン救助委員会(KRC)(翻訳者注:カヤンはミャンマーに居住する諸民族の一つ)が保護し、家族の人たちの消息を目下尋ねている最中である。

シャン州南部ペーコン郡内のサウンプウェー村に住む地元住民たちと戦禍を逃れた民間人たちが避難している場所を軍事的ターゲットとして、軍評議会が意図的に射撃したのだと、KNDF(カレンニー国民防衛隊)は述べた。

軍評議会は、意味もなくジェット機でやって来て爆撃や射撃をしたため民間人3人が負傷し、1人は命の危機を憂慮しなければならない状況であり、診療所の建物2棟、診療所内にある治療のための医療機器、オートバイと車の一部が損壊した。

サウンプウェー村にある診療所は、村民たちと戦禍を逃れた民間人のためにだけに、保健医療上の必要性によって自主運営の保健医療サービスを提供している場所にすぎない。

同様に、4月23日の夜間にもボーラケー郡ホーカン村付近へ、戦闘が発生していない状態にもかかわらず、軍評議会からジェット戦闘機1機で到来し爆弾2発をばら撒いていき、家屋1戸を損壊した。

軍評議会は戦闘中、ほぼ毎日空路を用いて攻撃をしているほか、戦闘が起きていないにもかかわらず民間人だけが居住、避難している場所をもまるで敵のように定めながら飛行機で爆撃し、戦争犯罪を明らかにおこなっていることをKNDFが通達した。


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翻訳者:K.F.
記事ID:6634