ベトナムは、平和のために核技術を積極的に応用する

2023年04月05日付 VietnamPlus 紙
【写真】ベトナム国連常駐代表部副代表のレー・ティ・ミン・トア公使参事官
【写真】ベトナム国連常駐代表部副代表のレー・ティ・ミン・トア公使参事官
ベトナムは、平和のために核技術を積極的に応用する


IAEAのメンバーとしてベトナムは、平和目的のための核技術の応用、核兵器の不拡散、核のセイフティ・セキュリティの確保を積極的に推進している。



4月4日、国連軍縮委員会(UNDC)の年次総会がニューヨークで開幕し、23日まで行われる。今回の会合では、核兵器と宇宙空間に関するテーマについての議論が中心となる。

国連のベトナム通信社特派員によると、会合の冒頭で、軍縮問題担当国連事務次長の中満泉氏は、冷戦以降、かつてないほど増大している核のリスクと宇宙空間における活動のセイフティ・セキュリティに対する課題が深刻化していることについて懸念を表明した。

中満氏は、高まる緊張を緩和し、対話を促進し、そうした課題に対する具体的な提案や解決策を生み出すため、各国の積極的な議論を推奨するよう呼びかけた。

会合において、ベトナム国連常駐代表部副代表のレー・ティ・ミン・トア公使参事官は、完全で徹底的な軍縮目標のための重要な基盤である、軍縮に関する初の国連特別総会で合意に至った軍縮に関する原則を引き続き堅持していくことが必要であると述べた。

ベトナム代表は各国に対し、核兵器不拡散条約(NPT)の完全な履行と、核兵器禁止条約(TPNW)の速やかな調印と批准を呼びかけた。同時に、核軍縮、核不拡散、核エネルギーの平和的利用を含む核問題の3つの柱をバランスよく解決する必要性を強調した。

IAEAのメンバーとしてベトナムは、平和目的のための核技術の応用、核兵器の不拡散、核のセイフティ・セキュリティの確保を積極的に推進している。

ベトナムは、この問題に関するASEAN地域フォーラムのシンポジウムを2023年4月末にハノイで共催する予定である。

宇宙空間の利用について、ベトナム代表は、宇宙空間への参加は、世界各国のすべての国にとって、発展レベルに関係なく、不可侵の権利であることを強調した。

宇宙空間の探査活動と利用は、平和目的と全人類にとっての利益に資するものでなければならず、国際法の基本原則および国連憲章に沿ったものでなければならない。

国連軍縮委員会(UNDC)は国連総会の補助機関であり、主な任務は軍縮分野における様々な問題について検討し、意見の提案を行うことである。

UNDCの会合は、全ての国連加盟国の参加のもと、毎年開催される。


【写真】ベトナム国連常駐代表部副代表のレー・ティ・ミン・トア公使参事官


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翻訳者:松本恵満
記事ID:6659