南シナ海における中国の禁漁令は“ベトナムの主権に違反する”
Lệnh cấm đánh bắt cá của Trung Quốc ở Biển Đông "vi phạm chủ quyền của Việt Nam"


中国が南シナ海における禁漁令を発布したことは、1982年の海洋法に関する国際連合条約（UNCLOS）で明記されたベトナムの主権、主権的権利及び管轄権に違反するものである。



4月25日午後、外務省定例記者会見においてファム・トゥ・ハン外務省報道官は、南シナ海における中国の禁漁令に関するベトナムの対応を知らせるよう求めた記者の質問に返答し、次のように明言した。南シナ海における中国の禁漁令に対するベトナムの立場は一貫しており、長年にわたって明確に確認されている。

中国の禁漁令はホアンサ諸島（西沙諸島、英語名：パラセル諸島／Paracel Islands）におけるベトナムの主権に違反するだけでなく、1982年の海洋法に関する国際連合条約（UNCLOS）で規定された排他的経済水域での主権的権利と管轄権に違反する。

ベトナムは中国に対し、西沙諸島におけるベトナムの主権とベトナム領海に対する主権、主権的権利及び管轄権を尊重し、状況を複雑にせず、南シナ海域の平和と安定、秩序の維持のために貢献するよう求めた。


【写真】ファム・トゥ・ハン外務省報道官（ベトナム通信社）