道路輸送の遅延と制限によって、ミャワディ市で米の入手制限がある

2024年06月25日付 その他 - カレンインフォメーションセンター 紙

コーカレイ・ミャワディ旧道で、雨季の道路破損によって、米の輸送車両は6月の第2週以降安全ゲートで納品書を見せて初めて輸送することが許される。これによって市内に米が入ってくるのが少なくなり、地元民は米を制限付きで買う許可が得られるということがミャワディ市住民のところからわかった。

雨が降ることによって車道が破損し閉鎖されていて商品を期日までに送り届けられずに物流が遅れているという状況があり、同様に上記の山の旧道のアウボーテーとアレーボーテーにある武装ゲートでミャワディ市へ入る米輸送車を送り届ける店の納品書を持つことで通行を許可するため(に時間がかかるという状況があるので)、今のような米の購入の制限になったことをパアン・ミャワディ間の貨物事業で働くある人が述べた。

同氏は「重要なことはミャワディまで車が未だ辿り着けないことで米が少し不足してきている。小型車は5袋以上であれば通過させたくなさそうである。米屋で売るための袋を合わせて30~40袋詰んで行く車は主にどの店で買ってどの店に納めるのかという伝票(領収書)を見せることができるなら問題はない」と本紙に述べた。

軍評議会が実施しているアウンゼーヤ作戦では、合同革命軍の中途妨害によってアジアハイウェイ上で攻撃できなかったときに、民間車両を用いて、普通の人を装った兵力や食料物資などを運んでいたことに対して、現在のように米の輸送車を締め付けている可能性がある状況だとも、ミャワディ市の住民らは話した。

さらに、ミャワディ市の住民によれば、現在、物資の輸送価格も値上がりしているように、道路一帯で支払わなければならない通行料も増えているため、ミャワディ市内で基礎食料品の価格が上がっているほか、制限付きでのみミャンマー米を買わなければならないという。

「ミャワディではあらゆるものが値上がりした。この前は米さえ買って食べることができなかった。今やっと手に入ったものでさえ、彼らはたくさんの量では売っていない。今月中には米屋にも命令が出ている。(それは)米をたくさん販売してはならず、買っておいてもならない(というものだ)。今朝私が買い物に行ったが、大きな袋では(米を)買えていない。最多で6ピー(翻訳者注:1ピー約2.55リットル、米の場合は2キロ)入りの袋でしか売買していない。今週中には米屋は再び開いたが、米は少ししか手に入らない。車も市内に入って来ないので、米は値上がりしたのだ」と匿名のある住民は本紙に述べた。

このように米の在庫がなくなったのは、一部の米の販売者が米を貯蔵して値段をつり上げるために販売しないので、今のように制限付きで購入することになっていると市民たちは推測するが、本紙としてはまだ個別に確認ができていない。

しかし、米の値段が極端に高くなっていることを理由に軍評議会は一部の米の販売者と取扱業者を逮捕、取り調べをしており、6月24日からは参考価格で米を販売するように命令を出した。指定された価格より高く販売している者を追跡し取り調べるともミャンマー・コメ連盟が発表している。

またヤンゴンのような大都市では、1世帯につき1ヶ月分の米袋1袋を買う人々は、世帯リストのコピーとその原本を持って来て提示しないと購入することができないという情報が大々的に出回っている。


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翻訳者:I.A., O.T., K.F.
記事ID:6949