ベトナムの消費者信頼度は引き続き増す
2015年01月30日付 VietnamPlus 紙

 アジア・太平洋地域全体の消費者信頼度は、過去10年の最も高い値(2014年前期)からわずかに減少しているものの(2014年下半期は2.9ポイント減少し65.5ポイント)、この地域の新興国における消費者は依然として楽観的である。
 これは、MasterCardが1月30日に公開したばかりの消費者信頼度調査の結果である。これによると、ベトナムの消費者は依然として大変楽観的で、消費者信頼度の数値は、2014年上半期の80.3ポイントから2014年下半期の85.3%へと5ポイント増加した。
 バングラデシュの消費者信頼度は、アジア・太平洋地域において最も大きく改善され、楽観的であるグループから大変楽観的であるグループへと移行し、16.9ポイント増加した83.3ポイントに達した。ミャンマー、インド、インドネシアは地域で最も楽観的である国々であり、順に97.2ポイント、91.6ポイント、90.1ポイントである。
 東北アジア地域における国では、消費者信頼度の最も大きな衰退が見られ、その筆頭は台湾(23.8ポイント減少し33.8ポイント)、日本(17.6ポイント減少し34.2ポイント)、香港(13.5ポイント減少し40.9ポイント)である。この3つの国々における消費者信頼度は、以前の調査と比較して、どれも平均の50ポイントを下回る衰退ぶりだ。
 調査はオーストラリアにおける消費者信頼度の衰退(2014年下半期は3.2ポイント減少し34.1ポイント)も示している―これは、2009年上半期の財政危機の時点から最も低い値であり、オーストラリアは悲観的グループの一員のままである。ニュージーランドは9.4ポイント減少した56.4ポイントで、平均的な50ポイント近くの値に落ち込んだ。
 「アジア・太平洋地域における消費者信頼度の軽微な衰退は、この地域における慎重さを要する楽観的な心理を反映している。地域の消費者は、機会と持続的な経済成長の兆候を希望し待ち望んでいる」と、ヨーロッパ・アジア/太平洋・中東・アフリカ地域のMasterCard Advisors 財源・品質・流通管理部長であるピエール・ブール氏は述べている。

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( 翻訳者:塙真知恵 )
( 記事ID:1284 )