全国の大卒レベル以上の労働者、20万人以上が失業
2016年12月02日付 VietnamPlus 紙
111万人以上の失業者の中で、45万6,100人が技術的専門知識をもっている。注目すべきなのは大卒以上の労働者が最も多くを占め、20万2,300人以上にも及ぶことだ。
これは労働傷病兵社会省がハノイで12月2日に開いた記者会見で発表された、ベトナム労働市場の最新ニューズレターによる情報である。
記者会見では、社会労働科学研究所のダオ・クアン・ビン所長が、統計では、失業者が数、割合ともに増加しており、特に若い人において増加が最も多いと発表した。特に、専門知識がある労働者の失業者数が増加しており、専門高等学校・大学卒業レベル以上の人の失業率が最も高い。
2016年第3四半期ベトナム労働市場の最新ニューズレター第11号によると、第3四半期の失業者数は第2四半期より2万9,000人増加した。第3四半期の失業率は2.34%で、中でも専門高等学校卒レベルの人は失業率が最も高く8.36%に及び、前の四半期に比べて増加が著しかった。12か月以上の長期に渡って失業している人の数は、総失業者数の22.6%を占めた。
若者の失業率は未だに高く(7.86%)、第2四半期や前年の同期と比べて増加し続けている。都会の若者だけでいうと、失業率は8.78%で、ベトナム全体の失業率(2.34%)の4倍近くに及ぶ。
特に、第3四半期は、仕事の量が不足する状況が、人数の面でも比率の面でも大幅に増加した。仕事の量が不足する(仕事の時間が週35時間未満)人は90万8,700人で、第2四半期と比べて5万3,000人増加した。仕事が不足する人の比率は1.66%である。農村地域の労働者が、仕事が不足する人の85%を占めている。
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( 翻訳者:石前亜希 )
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