カラーチー市に環状線がないため、道路交通にしわ寄せが。
2013年02月11日付 The daily Jang紙

ひどい交通渋滞、時間の浪費、何千万ルピーもの燃料の無駄、環境汚染が深刻に

カラーチー発(ジャムシェード・ブハーリー/スタッフ・レポーター)カラーチー市の人口増加とともに、交通インフラがよくなったり、代替手段が整備されることなく、交通問題が日々深刻化している。計画が冷蔵庫にしまわれており、環状線という何十億ルピーにも上るインフラが破壊されてしまった。環状線がないため、道路交通へのしわ寄せが来ており、何時間もの交通渋滞のため、人々の貴重な時間が無駄になっているだけでなく、何千万ルピーもの燃料が無駄になっている。また、環境汚染も問題になっている。2004年に、当時の鉄道大臣だったゴウス・バフシュ・マハルは、環状線を復活させる計画を発表したが、結局実現できなかった。上級官僚の会議では、道路マフィアは特にこの計画を邪魔しているようではない、という調査結果が出た。当時、とある民間会社から街の詳細な調査がなされ、鉄道をよりよくするため、新しい線路を三段階で引くためのマスター・プランが用意された。それが実行されると5分おきに環状線が走ることになっていた。運輸をよりよくするため、2003年にはPC1が承認され、いくつかの調査がなされた。数多くの委員会が設置され、他国の状況を調査するために役人が海外に派遣されたにも拘わらず、カラーチーの環状線計画には何の進展も見れなかった。この計画は、何年もの間、ファイル、会議、委員会の中のみに留まったままである。環状線は、1979年まではある程度成功しており、毎日104便が運行されていた。当時の列車は、定時に長い距離でも45分で結んでいた。鉄道の記録によると、この区間の赤字は、78年に運賃が25パイサから150パイサに値上げされた頃から始まった。また、定時運行もこのころから止まってしまった。カラーチー環状線が、もし提案どおりの計画に従って建設されたら、毎日線路上を5分おきに600便が運行されることになろう。また一度に900人の乗客の移動が可能になるだろう。

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(翻訳者:萬宮 健策)
(記事ID:17)