計画停電に対して暴力沙汰のデモ行進。ファイサラーバードの変電所が襲撃、小競り合いの中で数百人が負傷―――警察が家々に押し入りデモ参加者たちに暴行―――
2013年06月12日付 The daily Jang紙

 50ヶ村の数百に上る手に棒を持った村人がシェイフープーラ・ロードでデモ、道路を9時間に亘り封鎖、何マイルもの車両の渋滞の列、バンダーラー変電所で破壊行動、家具や他の物品に放火
 警察、警棒と催涙ガスで応酬。ペシャーワルでも抗議。インダス・ハイウェイが封鎖、警察はデモ隊を急襲。カラーチー、ハーネーワール、サッカルとスワートでもデモ。暑さで7人が死亡

ラーホール(ジャング特派員団、通信各社)最悪の計画停電に抗議して昨日多数の都市で暴力沙汰のデモが発生し、ファイサラーバードでは、デモ隊が変電所を襲撃し、破壊を行い、家具や他の物品に放火した。50ヶ村の数百人に上る手に棒を持った村人がシェイフープーラ・ロードを9時間にわたり封鎖し、警察との小競り合いで大勢が負傷した。ペシャーワルではデモ隊が抗議の意味を込めてインダス・ハイウェイを封鎖したところ、警察がデモ隊に襲い掛かった。イスラーマーバード、スワート、サッカル、ハーネーワール、カラーチーで怒り狂った民衆がデモを繰り出した一方、酷暑でグジャラート、ナーラング・マンディー、ファイサラーバード、ミールプール・ハース、サラーエ・アーラムギールとフジュラ・シャー・ムキームで7人が死亡した。詳細によると長時間に亘る計画停電に抗議してカラリヤーンワーラー警察管区内の50ヶ村を超える数百人の村人がシェイフープーラ・ロードでデモを行い、バンダーラー変電所で破壊を行い、そしてタイヤに火をつけ、何時間にも亘り道路を封鎖した。このためファイサラーバードからラーホール、またラーホールからファイサラーバードに向かう車両の何マイルもの列ができた。怒り狂ったデモ隊はバンダーラー変電所の中に押し入り破壊を行い、家具を含む物品に放火した。FESCO(=Faisalabad Electric Supply Company, ファイサラーバード電力供給会社)当局は、直ちに警察の大人数の出動を要請し、抗議のデモ隊を散らそうと目論んだが、警察が取り締まりに及ぶと、怒ったデモ隊は警察目掛けて投石を始めた。警察はこれに応酬し、怒ったデモ隊に対し無差別に催涙ガスを発射するとともに警棒による攻撃を始めた。これにより数百人のデモ参加者とかなりの数の警察官が軽傷を負った。警察官たちは家々に押し入り、市民に暴行を続けた。ペシャーワルの郊外、ブドゥベールの住民も予告なしの突然の停電に弱り、コーハート・ロードの交通を封鎖し、これにより車両は渋滞した。デモ隊はWAPDA(水利電力開発公社)に対し強く抗議のシュプレヒコールをあげた。イスラーマーバードでは連邦ウルドゥー大学の学生たちも計画停電に対し抗議を行ない、WAPDAの上層部に対して抗議のシュプレヒコールをあげた。ハーネーワールでも計画停電に弱った人々が路上に現れ、ラーホールからムルターン、そしてハーネーワールからカビールワーラーに向かう道路を封鎖した。カラーチーの1地区であるグルシャネ・ハディードでは計画停電に対して地域住民たちがナショナル・ハイウェイで抗議デモを行なった。デモ隊はナショナル・ハイウェイの路上でタイヤに火をつけ、道路を封鎖する一方、怒り狂った市民の中には車両の列に向かって投石を行なう者もいた。

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(翻訳者:高橋直暉)
(記事ID:160)