無人機攻撃について方針は変更しない。米国
2013年10月25日付 The daily Jang紙

ハーフィズ・サイードに関する有力な証拠をパキスタンには提示済み。停戦ラインを巡る緊張緩和にむけた対策を取る必要があろう。インドはカシュミール問題にどの第三国の関与や調停も認める用意がない。
目下アーフィヤ・スィッディーキーについて話すことはない。ターリバーンとの対話の努力を後押しする。治安の安定無くして経済の発展は無い。アメリカ政府高官の記者団に対するブリーフィング

ワシントン(アズィーム・M・ミヤーン/ジャング・ニューズ):―アメリカはパキスタンの無人機爆撃の停止を求めた要求を拒否しながら、こう述べた。無人機攻撃の件では方針の転換はない。パキスタンはジャマーアトゥッダーワの活動を禁止すべし。ハーフィズ・サイードに関する有力な証拠をパキスタンには提示済みである。停戦ラインを巡る緊張緩和にむけた対策を取る必要があろう。インドはカシュミール問題にどの第三国の関与や調停も認める用意がない。目下アーフィヤ・スィッディーキーについて話すことはない。ターリバーンとの対話の努力を後押しする。治安の安定無くして経済の発展は無い。
詳細によると、昨日米国国務省高官はパキスタンの記者団に対するブリーフィングでこう述べた。ナワーズ・シャリーフ首相の訪米は、包括的かつ理想的であった。ナワーズ・シャリーフ首相はオバマ大統領と二時間に亘る会談を行なった他に、国務長官、財務長官、副大統領、その他のアメリカ政府高官とも会見した。そこでは、パキスタンの経済、安全保障、治安、国境を越えて侵入してくるテロの問題、貿易の振興、衛生、印パ関係、アフガーニスターンの安定を含むあらゆる懸案について対話が行なわれた。また、その政府高官は、ある質問に答える中でこう述べた。実質的な治安の安定無くして実質的な経済の改善は無く、投資の話など論外である。また、無人機攻撃に関する現在のアメリカの政策の変更を一切拒否する一方、「無人機攻撃についての政策の変更はない」という中でこの政策を継続する立場を仄めかした。彼はナワーズ・シャリーフ首相の「アフガーニスターンの安定無くしてパキスタンの安定無し」との見解を支持した。
アーフィヤ・スィッディーキー博士とシャキール・アフリーディー博士を巡ってシャリーフ首相とオバマ大統領の間での話し合いについて同政府高官はこう語った。「シャリーフ首相がアーフィヤ・スィッディーキー博士について話すと、我々は無言を通し、我々がシャキール・アフリーディー博士について話すと、首相は無言を通した。」カシュミールに関する米国の役割について彼はこう言った。「我々はこの印パ問題と両国の関係を良くすることを願ってやまず、励ましているが、インドはカシュミール問題に関してどの第三国の関与や調停も認める用意がない。」また、アフガーニスターンからのアメリカ軍の撤退でのパキスタンの協力という点では、彼はこう述べた。パキスタンに関しては、全ての通信回路や設備通常通り機能しており、一切の不満はない、と。
モニター班によれば、米国政府高官はこう述べたという。米国はパキスタンがジャマーアトッダーワ及びハーフィズ・サイードに関する有力な証拠をパキスタンと共有しており、パキスタンがジャマーアトゥッダーワの活動を禁止し、ハーフィズ・サイードを逮捕することを望んでいる。曰く、アメリカはターリバーンとの対話の努力を後押ししており、地域の安定という点では両国は軌を一にしている。また高官はこう述べた。米国はパキスタンとインドの間のよりよい関係構築のために自身の影響力を行使する。ナワーズ・シャリーフ首相はインドとの関係を改善させる決意を表明しており、アフガーン人内部の一致行動の促進に自身の役割を果たすことを約束している。

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(翻訳者:松岡由希子)
(記事ID:256)