黄金のベンガル、ギネスブックに~25万人の国歌斉唱で新記録~
2014年05月06日付 Prothom Alo紙

(4月10日付)
待ちこがれていた発表があったのは、あの日から14日後だった。最も多い数の人たちが一斉に国歌を歌う記録は、今バングラデシュのものとなった。3月26日の独立記念日にダッカの国立パレード広場で行われた「何十万もの人々が歌う国歌」という催しに参加した国民たちが、この記録を打ち立てた。これによりバングラデシュの名がギネスブックに登録されたのだ。
昨日水曜日(4月9日)の午後、ギネス世界記録の公式ホームページでこの世界記録が発表された。同ホームページには、記録樹立を目指して声を合わせて国歌を歌った催しに、25万4537人が参加したことが確認されたと述べられている。この催しは、バングラデシュ政府の文化省が軍部の支援を得て行ったもの。バングラデシュの新記録樹立までは、インドがこの記録を保持していた。昨年3月6日、ウッタルプラデーシュ州のラクナウでサハラグループが主催した行事で、12万1000人が国歌を斉唱したのがこれまでの記録だった。
「我が黄金のベンガルよ、私はお前を愛する」―心より愛するこの国歌を歌うために集まった人々で、独立記念日の首都の大通りは朝から大混雑となった。パレード広場とその周辺には約30万の人が集まった。さらに同時刻、国内各地で、宗教、階級、職業、年齢を越えて無数の人々が声を合わせて国歌を歌った。
パレード広場では、機械による計測で、25万4681人の入場が記録された。時計の針が午前11時20分ちょうどをさした時、集まった人々は一斉に声を張り上げて「我が黄金のベンガルよ、私はお前を愛する」と歌ったのだった。
記者の質問に対して、アサドザマン・ヌール文化相は、「ギネス世界記録の当局から私あてに、メールでこの世界記録樹立についての連絡があった。間もなく記者会見を行って、公式にこの発表を行うことになるだろう」と語った。同相はさらに「世界記録そのものより、この催しに国民が応じたことに大きな価値がある。国歌を愛することで、バングラデシュの人々はそもそも国家を愛するという分野での世界記録を打ち立てたのだ」と述べた。

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(翻訳者:小林加奈)
(記事ID:273)