ナレンドラ・モーディーの招待受諾、ナワーズ・シャリーフ明日インドへ~宣誓式へ参加、1泊滞在の予定~
2014年05月25日付 The daily Jang紙
首相はインド側のカウンターパート、ナレンドラ・モーディーと大統領プラナーブ・ムカルジーと個別に会見の予定、包括的な対話再開について詳細な話し合いの可能性、帰国は火曜午後の予定
首相一行には、サルタージ・アズィーズ、外務次官その他が加わる予定、歓迎の意を表する──BJP招待受諾の決定を世界のマスコミが緊急速報
イスラーマーバード、ニューデリー、ロンドン(ジャング・ニュース通信者代表):―ナワーズ・シャリーフ首相は新たに選出されたインドの首相、ナレンドラ・モーディーの宣誓式への招待を受諾した。式典への出席のため明日(月曜)インドへ出発、当地で一夜を過ごした明くる5月27日火曜日、自らのインド側カウンターパート及び大統領と個別に会見し、同日帰国の予定。これらの会見では両国の懸案事項と地域の現状、互いの問題の解決のための包括的な対話プロセスを再開することについても詳細な話し合いがなされることになろう。今回首相に同行するのはサルタージ・アズィーズ外交顧問、外務次官、ベテランの政治指導者や政府高官である。BJPの報道官はナワーズ・シャリーフ首相による招待受諾を朗報と受け止め、歓迎の意を表明した。一方世界のメディアも首相のこの決定を大事件として発表した。外務省や首相官邸の報道官によるとナワーズ・シャリーフ首相はインドの新選出の首相、ナレンドラ・モーディーの宣誓式への招待を公式に受諾したという。首相はこの特別の招待を受けて月曜にニューデリーに発つ予定である。ナワーズ・シャリーフは宣誓式への出席に加え新選出のインド首相、ナレンドラ・モーディーと大統領プラナーブ・ムカルジーと個別に会見する予定である。ちなみに、ナレンドラ・モーディーの宣誓式は月曜の夕方ニューデリーで執り行われ、この席にはナワーズ・シャリーフ首相を初め南アジア各国の首脳に加え他の国々の特別代表も顔を揃える。イギリスの報道機関によると、専門家の意見はこうである。すなわち、ナワーズ・シャリーフが式典への招待されたことは特別の重要性を孕んでいる。なぜなら新首相ナレンドラ・モーディーのパキスタンについての見解は従来極めて厳しいものであり、パキスタンを批判することも度々に及んでいたからである、と。ナワーズ・シャリーフ首相は就任直後にインドとの関係改善の意向を表明している。さらに、両国間の関係改善のために持たれていた包括的な対話は2008年のムンバイ・テロ事件の後に頓挫したままである。パキスタン及びインド、何れかの首相が相手国のカウンターパートの宣誓式に出席するというのは、印パ分離独立以来前例がないことである。首相は5月27日の朝ナレンドラ・モーディー首相と会見し、その後インド大統領とも会見する。ナワーズ・シャリーフ首相は5月27日の午後帰国の予定である。首相官邸の報道官によると、これは地域における和平達成の努力を前進させる上で重要な機会になるという。和平に向けてパキスタンは常に決意は揺らぎないのであるが。パルヴェーズ・ラシード情報相はこう述べた。両国首脳の直接会談は火曜に行われるが、これは願ってもない絶好の機会である。首相が隣人として祝賀に際して義理を果たすと同時に両国間に横たわる問題について話し合い、お互いを知る何よりの機会になるのであるから。
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(翻訳者:岡本友)
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