宗教的マイノリティーの宗教施設に保護の手を差し伸べよ──マイノリティー代表者会議の要請
2014年05月26日付 The daily Jang紙

僅か3カ月の間に6カ所のヒンドゥー教徒の宗教施設を狙った襲撃事件が続発──発表者たちの演説

ハイダラーバード(ビューロー・レポート):―マイノリティー権利基金の主催でハイダラーバード記者クラブにおいてマイノリティー代表者会議2014が開催された。この会議にはパーキスターン・ムスリム連盟ナワーズ派の国会議員、ラメーシュ・クマール・ワクワーニー氏、ヒンドゥー・パーキスターン評議会の会長、チェーラー・ラーム氏、パーキスターン・ヤング・ヒンドゥー・パンチャーヤトの後援者J・ラーム・デーラーニー氏、ハイダラーバード・ヒンドゥー・パンチャーヤトの代表、M・プラカーシュ氏、パーキスターン・ヒンドゥー評議会の顧問、ディリープ・クマール・ドウルターニー氏、パーキスターン・スンニー運動の指導者、イムラーン・スフラワルディー氏が参加した。その席で発表者たちは口を揃えて演説の中で次のように述べた。「日ごとに増大する宗教的過激主義のために、我らマイノリティー同胞を取り巻く状況は極めて危険になりつつあります。我らマイノリティー同胞たちの宗教施設、土地、墓地に不法占拠の手が及びつつあります。」続けて発表者たちは連邦政府に対し、連邦マイノリティー省を設けるよう、またヒンドゥー教徒の礼拝所に保護の手を差し伸べるよう要望した。ラメーシュ・クマール・ワクワーニー下院議員は次のように言った。「パーキスターンではマイノリティー同胞たちは問題の山に取り囲まれています。」曰く、「もし、我がマイノリティー同胞の何れかの御仁に苦情があれば、それを解消するためにパーキスターン・ヒンドゥー評議会にご連絡あれ。」と。更に曰く、「少数派には10人の国会議員がおりますが、その中には指定カースト出身者は一人もいません。」と。ヒンドゥー・パーキスターン評議会の会長、チェーラー・ラーム氏は自らの演説の中でヒンドゥー教徒同胞に対し大同団結し、結束を図ろうと強調した。パーキスターン・ヤング・ヒンドゥー・パンチャーヤトの後援者であるJ・ラーム・デーラーニー氏は次のように要望した。「ヒンドゥー教徒たちも法執行機関に採用があるべきである。なぜなら我々もこの国の一部であるからだ。」曰く、「第18次憲法改正の後、少数派関連事項は州政府レベルに移管された。しかし、スィンド州政府は少数派の問題の解決には無力である。こういうわけで僅か3カ月の間に6カ所のヒンドゥー教徒たちの宗教施設を狙った襲撃事件が続発したのである。」と。

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(翻訳者:橋本幸枝)
(記事ID:302)