アブドゥッラー・アブドゥッラーに対する襲撃への関与の嫌疑をパーキスターンは否定
2014年06月10日付 The daily Jang紙

嫌疑はいい加減で、遺憾なものである。両国による建設的な努力の結果上向きであった空気が台無しである。一部の分子が自身の警備上の不手際を隠すために責任転嫁をしているのだ。

アフガーニスターンの大統領選挙を妨害してもパーキスターンは何も得をしない。こうした嫌疑によってアフガーニスターン国民も、世界各国惑わされないことは疑いない──タスニーム・アスラム外務省スポークスマン

イスラーマーバード(APP/AFP):―パーキスターンは、アフガーニスターンで先週起きた大統領候補アブドゥッラー・アブドゥッラーの車列襲撃事件に関与したという嫌疑を、断固として否定した。タスニーム・アスラム外務省報道官は月曜日、イスラーマーバードにおいて声明の中でこう述べた。この種のいい加減な嫌疑は遺憾である。これにより両国の建設的な努力の結果達成された上向き加減の空気が台無しである。曰く、この嫌疑は我が国と我が国の治安機関を誹謗することに躍起になっているアフガーニスターンの一部の分子のいつものやり口を臭わせており、この連中が自身の警備上の不備を隠すために他に責任転嫁をしているのである、と。曰く、我々はこれらの嫌疑によってアフガーン民衆も世界各国も惑わされることはないことは疑いがない、と。曰く、我々が既に明言したように、我々がアフガーニスターンの大統領選挙を妨害しても何も得しない。のみならず、平和な選挙と民主的な政権交代により「1つの安定したアフガーニスターン」の国益は強化されるであろう、と。曰く、我々はアフガーニスターン国境地域の防衛を強化することによって、自由で平和的な選挙のための努力を後押しする決意を固めており、今回の選挙の結果アフガーニスターン国民がより強化され、結束することを期待している。これまで通りパーキスターン政府と国民はこの重要な節目においてアフガーニスターンの兄弟たちを強く支持する。なお昨日アフガーニスターンは、アブドゥッラー・アブドゥッラーを狙った車列襲撃の裏には外国の諜報機関が関与しており、これがラシュカレ・タイイバを介して襲撃を目論んだのだと嫌疑をかけたのであった。この事件に対し国連やアメリカを初め世界各国が厳しく非難していた。

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(翻訳者:鳩田義孝)
(記事ID:303)