計画は今年度末に着手、27ヶ月で完成する予定である。ルートはトーカル・ニヤーズベーグからデーラ・グジュラーンまでを結ぶ。計画への投資と工事の監督は中国が行なう
本日は国民にとって極めて喜ばしい日です。友好国の協力を得てこの国を先進国にしよう──シャハバーズ・シャリーフ、帰国直後2つの重要な会合の議長を務める。

ラホール(特派員、通信各社)：―我が国初の地下鉄がラホールに走る。中国との1060億ドルの歴史的条約が締結された。計画は今年度末に着手、27ヶ月で完成する予定である。ルートはトーカル・ニヤーズベーグからデーラ・グジュラーンまでを結ぶ。計画への投資と工事の監督は中国が行なう。シャハバーズ・シャリーフ・パンジャーブ州首相は次のように述べた。「本日は国民にとって極めて喜ばしい日です。友好国の協力を得てこの国を先進的で、繁栄した国にしましょう。パーキスターン国民にとって地下鉄計画は中国訪問の最大の成果です。」中国訪問から帰国直後シャハバーズ・シャリーフは報道陣との会話の中で次のように述べた。「中国訪問は大成功でした。地下鉄計画はパーキスターン空前の前代未聞のプロジェクトです。」州首相曰く、「中国で受けた厚情と歓待を忘れることはできません。」これに先立ち、パキスタン初の地下鉄建設計画の歴史的調印式は上海で執り行われた。計画に関する条約にはシャハバーズ・シャリーフ・パンジャーブ州首相と徐紹史中国国家発展改革委員会主任の両者が調印した。習近平中国国家主席とマムヌーン・フセイン・パーキスターン大統領もこの式典に同席した。シャハバーズ・シャリーフ州首相は同条約を画期的であると評しながらこう述べた。「パーキスターン国民にとって本日は非常に喜ばしい日です。地下鉄建設計画は我が国の歩みの中で重要な転機となりましょう。国民は最新でかつより良い移動手段に恵まれるのです。地下鉄計画は我が国の交通システムに革命をもたらすでしょう。中国政府が計画への投資をし、オレンジライン・メトロ計画の立案、建設、監督は中国企業が行なう一方、パンジャーブ州政府はこれに関し最大限の便宜を提供します。」曰く、「我々は国民に最新の移動手段の提供を約束しました。その約束を果たす方向に速い速度で向かっております。オレンジライン・メトロ計画は我々の国民に対する奉仕の一環であり、それは速いスピードと高い透明性と高度な水準を備えながら決められた期間内に実現されようとしています。」曰く、「メトロバス計画がラホールに次いで他の都市に拡大されているのと同様に地下鉄計画もその事業範囲が他の都市にまで拡大されていくでしょう。」。シャハバーズ・シャリーフ州首相曰く、「同計画への援助の提供に対し我々は中国の指導部に感謝しております。ラホール・オレンジライン・メトロ・トレインの開業当初は1日当たり25万人の足となると予想しておりますが、2025年までにはその数は倍増し50万になるものと見込まれます。地下鉄のルートはトーカル・ニヤーズベーグからムルターン・ロード、チョウブルジー、マールロード、ラクシュミー・チョーク、ラホール駅、ガリー・シャーフー橋、GTロード、パキスタン造幣局を経てデーラ・グジュラーンまでを結ぶコースを辿ります。ラホールのオレンジライン・メトロ・トレインの総延長は地上を走る区間が1.27キロメートル、宙吊り区間が4.25キロメートルとなります。年末に工事は着工予定、27ヶ月で竣工の予定である。オレンジライン・メトロ・トレイン計画は総工費およそ61億ドルと見積もられています。」これに先立ちシャハバーズ・シャリーフ州首相は習近平中国国家主席主宰の会合で次のように述べた。「過激主義撲滅のため武力を用いると同時に貧困に終止符を打つことも欠かせません。我々は中国の支援の下過激主義とテロリズムを教育と発展、繁栄という武器によって敗北に導きたいと考えています。」

さて、シャハバーズ・シャリーフ・パンジャーブ州首相は帰国直後2つの重要な会合の議長を務め、国際機関当局者たちと会見を行った。1つ目の会合では世界銀行の国担当局長と英国国際開発省（DFID)のパキスタン担当責任者及び上級スタッフと会見した。その後州首相は別の会合においても議長を務め、深夜になるまで公務に没頭した。世界銀行及びDFIDの上級スタッフは中国からラホールに到着するなり休息も取らずに会合に出席したことで州首相を賞賛して次のように述べた。長距離を踏破して後会合への出席は州首相の国民への献身への熱意を実に見事に物語っている。シャハバーズ・シャリーフ州首相が会合での演説の中でこう述べた。「パンジャーブ州政府は教育や健康の他社会的な様々な他の分野の向上に向けて大変革を実行している最中であり、世界銀行ならびにDFIDの協力を得て政府機関の効率を更に改善するつもりです。DFIDの参加を得て医療の総合プログラムが開始される予定である。パンジャーブの民の生活水準を向上させるため経済成長率アップの目標も設定しました。」世界銀行担当局長ラーシド・ビン・マスウードは、次のように述べた。パンジャーブ州政府は政府機関の改善のため効果的な対策を実施している最中である。国内資本増大に向けてパンジャーブ州政府の尽力の数々は賞賛に値します。リチャード・モントゴメリーDFID代表は、州首相主導の下教育部門においては著しい進歩が見られると述べた。

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（翻訳者:橋本研也）
（記事ID:312)