北ワズィーリスターンでのアメリカの無人偵察機の攻撃で、テロリスト8人が死亡。「アズブの一撃」作戦でテロリストのアジトの60%が破壊~避難する住民のために外出禁止令を緩和~
2014年06月19日付 The daily Jang紙

偵察機はダルガーマンディーやトーリー・ヘールで家屋、車両やトラックを標的にした。死亡したのは外国人テロリストたちである──当局。過激派兵士の軍事作戦システムや武器弾薬庫は破壊。

イスラーマーバード/ミーラーンシャー(ジャング特派員/通信各社):―北ワズィーリスターンのミーラーンシャー郡で、アメリカの無人偵察機の攻撃により8人が死亡し、多数が負傷した。偵察機はミーラーンシャーに含まれるダルガーマンディーやトーリー・ヘールで家屋、車両やトラックに向けて断続的にミサイルを発射した。その結果、8人が死亡し、多数が負傷した。一方フランスの通信社は、当局の発表との絡みで無人偵察機による攻撃の事実を確認しつつ、攻撃ではテロリストが標的となり、死亡したのは国外人テロリストであると伝えた。他方同エージェンシーでは「アズブの一撃」作戦が進行中のかたわら、避難民のために外出禁止令は緩和された。治安当局によると住民の避難が完了し次第、本格的な地上戦に移る予定であるという。治安部隊はバージョール・エージェンシーの国境付近一帯を多数制圧しており、そこにはチェックポストを設け、10年の時を経てパーキスターンの国旗をたなびかせる一方、マーモーンド部族も軍の全面支援を打ち出している。話は変わって水曜日にミールアリーから3万人が避難してバンヌーンに到着しており、パーキスターン軍のピンポイント攻撃と地上部隊展開の結果、ミールアリーやその他の地域ではテロリストのアジトの60%以上が破壊された。政府筋はこう語った。よく練られた作戦戦術の下行われた戦闘により、ターリバーンやウズベク人、チェチェン人、その他の武闘派集団は戦意を喪失し、これら好戦的戦士たちは潰走を始め、目下逃走ルートの探索に余念がない、と。戦闘の間にテロリストの作戦指示系統を破壊し、大量に武器弾も破壊した。4日間これまで続いた作戦でテロリストたちを北ワズィーリスターンの40%以上の地域から一掃した。パーキスターン軍による北ワジリスタンで続く「アズブの一撃」作戦の近代的で効果的な戦術のため、各地でテロリストたちは大きな被害を蒙り、小競り合いの間に200人以上のテロリストが死亡した。一方で北ワズィーリスターンのラズミクやミールアリー両郡での外出禁止令が緩和され、その後に住民は地域から移動を始めた。水曜日には3万人がバンヌーンに到着した。治安当局はAFP通信にこう語っている。外出禁止令緩和の目的は作戦を前に住民を地域から退避させることであった。ミーラーンシャーとミールアリーは既に包囲を完了している。住民が避難を完了し次第軍が前進する。軍部隊は最初は農村部、次に近郊の地域に入り、足場を固めた後に最終的に山岳地帯に向かう予定であると。一方で治安部隊はバージョール・エージェンシーのマーモーンド郡の辺境のカガタープやナワータープを含めた多く国境地帯を完全に制圧した。地域全域にチェックポストを設置し、それらの地域には10年後にパーキスターンの緑地に新月の国旗がたなびいた。マーモーンド部族は治安部隊への全面支援を表明しながらこう述べた。地域の平和のために治安部隊と肩を並べて一緒に働き、反体制派勢力が地域の平和を乱すことを許さず、良からぬことを企む連中をもこの地域に匿うことはしない。

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(翻訳者:鳩田義孝)
(記事ID:323)