政府の公言にも拘らずカラーチーにおける飲食料品は相変わらず高値止まり。
2014年07月05日付 The daily Jang紙

町中どこを捜しても公定レートでは果物・野菜・牛乳・ヨーグルト・そして鶏肉など入手不可能。

カラーチー(ジャング・ニュース):―高値販売業者に対するカラーチー管区行政長官の孤軍奮闘はメディア上に限られているようである。実際には町中どこを捜しても行政長官の定めた価格では果物、野菜、牛乳、ヨーグルト、鶏肉その他入手不可能である。当ジャング・サーベイによれば聖ラマザーン月の到来と同時に高値販売業者はお手盛りの値段で飲食料品の販売を開始した。これにより町中に価格高騰の嵐が巻き起こっている。カラーチー管区行政長官による高値販売業者に対する大規模な取り組みのニュース等はお見かけするものの、現実的には市民は高値販売業者のご慈悲にすがる有様である。
カラーチー管区行政長官のリストによるとチョウンサー・マンゴーは公定価格70~73ルピーのところ店頭では100~110ルピーである。バナナの公定価格は行政長官が1ダース12本あたり70~73ルピーと定めた一方、町中どこを捜してもバナナ1ダース12本あたり100~120ルピー以下では手に入らない。メロンの公定価格は1キロあたり50ルピーのところ店頭では1キロあたり80~100ルピーである。同様に野菜も店頭では公定価格では手に入らない。1級のジャガイモの公定価格は行政長官のリストによれば55~58ルピーだが、実際には2級のジャガイモが70~80ルピーで店頭に並んでいる。トマトは公定価格24~27ルピーのところ店頭では70~80ルピーである。要するにほとんど全ての野菜が公定価格よりも1キロあたり10~40ルピー高値で販売されているのである。この状況はまさしく鶏肉にも当て嵌まる。公定価格は1キロ144ルピーのところ鶏肉業者は公然と1キロ160~170ルピーで販売している。牛乳販売業者にはカラーチー管区行政長官はとっくの昔にお手上げである。町中どこを捜しても牛乳・ヨーグルトは行政長官の定めた公定価格では手に入らない。興味深いことにはカラーチー管区行政長官はしばらくの間気勢を上げていたものの、牛乳販売業者に対する取締りは既に打ち切った。消費者によれば行政長官のご奮闘はメディア上でのみ拝見するという始末である。

Tweet
シェア


原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:石川千裕)
(記事ID:324)