排水溝上の不法占用の一掃は成らず。店舗や山羊市、作業場が健在。
2014年06月28日付 The daily Jang紙

KMC(=カラーチー大都市自治体)による不法占拠に対する今回の対策の成果は絶望的、多数の運河が老朽化。

カラーチー(バーバル・アワーン/スタッフレポーター):―建国者の町(=カラーチー)に走る排水溝の不法占用に対する数々の対策にもかかわらず、今なお不法占用は健在である。大半の排水溝には市場や作業場、山羊市、砂利置場ができる一方で、下水溝の多くは老朽化しており、このため事故の危険性が孕まれており、不衛生や交通渋滞といった問題に差し迫られている。しかし、関係諸機関はこの絡みでは掛け声は勇ましいものの実行が伴わないのが現状である。詳細によると、KMCによる排水溝上を占拠する不法占用に対する今回の対策の成果は絶望的なものとなり、現在もなお不法占用は健在である。アフタル・コロニー排水溝では履き古した靴や子供の衣服、玩具、携帯の電子部品並びに数多くの他の品々に占拠される事態がある一方で、排水溝の上では山羊が売買されるかたわら砂利や砂の置き場となっており、これらを満載したトラックが運河に沿って横付けされ、それが原因で排水溝の屋根が弱体化しており、至る所で破損が見られる始末である。マンズール・コロニー排水溝では、機械工の作業場や店舗が並んでおり、パルウェーズ・アシュラフ・コロニー排水溝では、家屋やスペア部品の店舗や政党の事務所が並んでいる。ヒルタウンでは排水溝に工場や家屋が並ぶ一方で、土地占拠マフィアが排水溝に天幕を張ってダッブーやハンド・フットボール(=両者とも地元の遊戯名)の店舗を設けこれを賃貸に出す有様で、ラヘマーン・コロニー排水溝も同様の状況である。コーランギーの工業地帯道路のゴーダーム・チョウランギーからチャムラー・チョウランギーにかけて走る排水溝では至る所でビリヤーニーやダール・チャーワル(=豆汁かけご飯)、チャナー豆、パーエ(=山羊の頭と脚のカレー)やその他の飲食料品を売る屋台が並び、土地占拠マフィアが運河の上にシートを広げて天蓋を張っており、そこで会社や工場の従業員たちが食事をとる一方自動二輪がとめられ、これが原因で交通渋滞が日常茶飯事である。これ以外にも町中を走る排水溝は似た状況にある。KMCによって排水溝の不法占用を一掃するとの掛け声は数えきれないほど聞こえるものの、それらの不法占用に対する効果的な対策は無に等しく、それが町の景観を損ねるとともに諸悪の原因となっている。

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(翻訳者:鳩田義孝)
(記事ID:337)