ペシャーワルで白昼スィク教徒の商人が殺害。騒動、抗議、「焼いてしまえ!封鎖しろ!」~州首相官邸前で座りこみ~
2014年08月07日付 The daily Jang紙

仲間の同業者2名も負傷、レイディー・レディング病院に搬送。スィク教徒たちと商人たちの間に激しい怒り
応分の
ペシャーワル/カラーチー(ジャング特派員/スタッフ・レポーター):-ペシャーワルで武装した数名の男たちが人で溢れ返るバーザールで銃を乱射しスィク教徒の商店主を殺害し、同銃の乱射によりスィク教徒の商人2名も負傷した。警察の発表によれば、水曜日、ハシュトナグリー地方のフシュハール・バーザールのある市場で、武装した数名の男たちがモハッラ・チョウガン・シャー・ダブガリーの商人,ジャグモーン・スィングの店舗に押し入り銃を乱射した。これにより、ジャグモーン・スィングは即死、彼の同業者2名、パラーム・ジート・スィングとサメート・スィングが負傷し、レイディー・レディング病院に搬送された。事件後、ペシャーワルのスィク教徒たちや商人たちの間に激しい怒りが広がった。激昂した商人やスィク教徒たちによりペシャーワル市内の各地でデモが行われ、政府に対しシュプレヒコールをあげた後、国境警備隊本部のあるバーラーヒサールとジンナー公園に程近くGTロードでタイヤを燃やし、道路を封鎖した。激昂したスィク教徒達は、ソーラン・シング・ハイバル・パフトゥーンハー州首相顧問を先頭に州議会の前でも抗議デモを展開した。その後憤懣やるせないスィク教徒達は、州首相官邸の前で抗議の意を込めて、座り込みに及んだ。一方、パルヴェーズ・ハタック・ハイバル・パフトゥーンハー州首相は、ハシュトナグリーの踏切近くで起きた悲惨な標的殺人事件によるスィク教徒商人の殺害及び彼の仲間2名傷害に至った事件を激しく非難しながら、これはワズィーリスターン掃討作戦を口実にした国家と国民に敵対する勢力による忌々しい企てであり、陰謀であると述べた。今回のテロ事件を国民の大同団結に対する挑戦であると断じつつ、これには目には目を、歯には歯をで対処する、と述べた。パルヴェーズ・ハタックは、殺害されたスィク教徒商人の遺族に対し50万ルピー、負傷者2名の遺族に対し20万ルピーの見舞金の支給と経済的支援すると発表し、県当局に直ちに見舞金を遺族に届けるよう命令した。他方、スィラージュルハック・ジャマーアテ・イスラーミー代表は、ペシャーワルでのスィク教徒商人の殺害を激しく非難し、事件に関与した犯人を即刻逮捕し、厳罰に処するよう要求した。ところで、統一民族運動の調整委員会は、ペシャーワルで発生したスィク教徒商人の殺害事件を厳しく非難した。その声明のなかで、調整委員会は、過日グジュランワーラーではアフマディー教徒たちの家々を襲い女性や子供を含め多数が焼き殺される事件があったばかりで、水曜日にはペシャーワルでスィク教徒たちを銃撃し、そのうち商店主1名が死亡する事件が起こったと述べ、この事件を激しく非難しつつ、次のように述べた。過日にもこの種の事件に対してスィク教徒コミュニティーが議会の前で抗議を行なったところ、今回またこの事件が起きて、スィク教徒たちの間には激しい怒りが広がっている、と。調整委員会は、ペシャーワルでのスィク教徒商店主を殺害した犯人を逮捕するように要求し、また、被害者の遺族に心から哀悼と同情の意を示した。

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(翻訳者:佐藤拓海)
(記事ID:351)