野党、一斉試験にもかかわらず明日から72時間のゼネスト
2015年01月31日付 Prothom Alo紙

(1月31日付)道路封鎖を続けているBNP・バングラデシュ民族主義党の率いる20党連合は、明日日曜の午前6時から水曜日の同時刻まで72時間におよぶホルタル(ゼネスト)実施を呼びかけた。月曜日からは中等教育修了資格試験(SSC, Secondary School Certificate)およびマドラサなど同等の全国一斉試験が予定される中でのホルタル実施となる。
きのう(金曜日)夕方の声明でBNPのルフル・コビル・リズビ共同書記長は、20党連合を代表してホルタル実施を宣言した。このためSSCは初日から予定通り行われるか不確定な状況となっており、140万人を超す受験生と保護者は動揺を隠せないでいる。文部省は先に、道路封鎖ならば試験は実施するものの、ホルタルとなれば延期との考えを示している。試験期間に道路封鎖またはホルタルを行なわないようとの文部大臣ほか複数の閣僚や各界からの申し入れにもかかわらず、20党連合はホルタルの実施を決めた。このことについてリズビ共同書記長は声明の中で「現在行われている道路封鎖は国の平和と安全のためであり、国民が失われた尊厳を取り戻すことが目的だ」と述べ、政府は全国一斉試験の不自然な結果を発表し、合格率を高く見せるために受験生たちを本来の目的である勉強や競争から遠ざけることで国の教育制度をゆがめていると非難した。さらにリズビ共同書記長は文部大臣に対し、与党連合は全有権者のわずか5%からの支持だけで政権に居座って国民を不幸に陥れている、1億6千万の国民のためを思って政府が辞任すれば、バングラデシュに平和と安定が蘇ると述べた。
20党連合は1月6日から抗議活動を継続しており、総選挙実施を目指した対話と歩み寄りを要求して道路封鎖を25日間連続で行なうとともに、その間ゼネストも4度にわたって実施している。

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(翻訳者:小林加奈)
(記事ID:377)