ポトゥアカリ県でマンタ捕獲
2015年02月25日付 Prothom Alo紙
(2月24日付)ポトゥアカリ県クアカタ付近のベンガル湾で日曜日(22日)夜、地元漁師の網にかかっていた珍しい魚が捕獲された。捕えられた魚は月曜日午前、アリプルのナヤリパラ港に運ばれてきた。重さは約20モン(740キロ)。身体の両端には大きなひれがある。それぞれのひれの大きさは10フィート(3メートル強)で、頭と尾をもち、シャプラパタ魚(エイ)に良く似た形をしている。地元漁師の間ではバドゥルという名で知られている魚だ。
アリプル漁港の船主アブル・ホセン・カジは「所有する船の網にかかっているのを漁師が見つけた。こちらの市場では需要がないため、干物業者にわずか4千タカ(約6千円)で売った」と話した。魚を買い取ったモハンモド・アッカス・ウッディンによれば、干物に加工した後チョットグラム(チッタゴン)に出荷されるとのこと。
ポトゥアカリ県コラパラ郡の漁業に詳しいカムルル・イスラムは、捕獲された魚を見て、これは通称マンタ(オニイトマキエイ)、学名ではマンタ・ビロストリスと呼ばれる種類だと語った。一見シャプラパタ(エイ)に似ているが、生物学的にはサメに近いという。さらにカムルル・イスラムによれば、この魚は飛行機の羽のように広がった胸びれを使って泳ぎ、口の両端には2つの突起があることから、「悪魔の魚」と呼ばれたりもするが毒は持っておらず、またサメのような攻撃性もない。熱帯・亜熱帯の海を好むため、水温の高い沿岸に捕食のため姿をあらわすことがある。アラビア海、紅海、インド洋、カリフォルニア湾、ベンガル湾などの水深の深いところに生息している。マンタは最大のもので長さ25フィート(7.6メートル)、体重3000ポンド(1.36トン)に達し、寿命は20年ほど。海の魚類の中で最も魅力的な魚のひとつだ。
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(翻訳者:小林加奈)
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