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AFP通信、東京 公開:2024年4月13日 日本に一人暮らしている高齢者の数が、今後25年間で大幅に増加するだろう。2050年までに日本の5世帯に一人の高齢者が孤独な生活を送ることになるだろう。日本政府の承認研究機関である国立社会保障・人口問題研究所は昨日金曜日にこれに関する研究結果を発表した。 研究結果によると、日本はこの大多数の高齢者を支援する方法を模索している。 同研究所は5年ごとにこのような研究結果を発表している。今回、この報告によると、2050年に日本では1億80万人 全文をよむ
クリエイティブな仕事においては忙しくあれ、というアドバイスを私たちはよく耳にしている。忙しく過ごす以外の選択肢はない―私たちはこの話を聞くのにも慣れっこだ。しかし、何もしないこと、又は目的もなく時間を過ごすことがどれだけ重要であるかを、我々は知っているだろうか?デンマークの言葉である「ヒュッゲ」は、寝ないでリラックスする、という意味である。その後に、スウェーデンの「ラーゴム」という概念が登場した。ラーゴムは抑制という意味である。ゆっくり、ゆったり生活するということに、ラーゴムという言葉が使われる 全文をよむ
ドイチェ・ヴェレ 更新:2024年3月17日 問題に直面している時無力感を感じないで、前進していればどれほど素晴らしい結果が得られるかをパキスタンのオートリキシャ―の運転手がそれを示してくれた。彼の名前はアラブ・シャー。彼はオートリキシャ―の運転手である。彼の貢献により、地域の多くの少女たちが勉強する機会を得ている。 アラブ・シャーは、ペシャワール市郊外のピルバラ地区に住んでいる。乗客を運ぶことで収入を得られる時間に、彼は地域の少女たちを無償で学校に送迎している。 「地域全体で安 全文をよむ
プロトム・アロ デスク 更新:2024年3月29日 バングラデシュの家庭では、一人当たり平均で年間82㌕の食料を廃棄していて、それはアメリカ、イギリス、ロシア、そしてインドよりも多い。世界で2022年に廃棄となった食料の総量は10億㌧以上で、それは世界市場に流通した全食料の5分の1である。 先週の水曜日、国連の「食品廃棄指標報告2024」という名前の報告書でこの情報が発表された。この報告書は、国連環境計画(UNEP)のウェブサイトでこの報告書が公開された。報告書では、食料のこのよ 全文をよむ
バングラデシュはカラ・アザールを根絶した世界初の国として世界保健機関(WHO)から認定されました。200年近く続くこの病気を撲滅したと認められたことは、バングラデシュの医療システムの重大な成果であると公衆衛生の専門家らは考えています。保健省の疾病管理部門の元局長ベ・ナジール・アハマド教授は、バングラデシュのカラ・アザール撲滅のプロセスに密接に関わってきました。プロトム・アロ紙は教授にインタビューし、その経験について聞きました。聞き手はパルト・シャンカル・シャハです。 質問:カラ・ 全文をよむ
プロトムアロ デスク 公開:2023年10月6日 バングラデシュでは昨年と比べて市民のインターネットの自由度が低下している。ワシントンに拠点を置く研究機関、フリーダム・ハウスの年次報告にはそのことを述べられている。報告によると、インターネット上の自由の分野で今年バングラデシュは100点中41点だった。2022年度は43点だった。 先日水曜日、「フリーダム・オブ・ザ・ネット2023」と題された報告書が発表された。報告書によると、点数が高ければ高いほどその国はインターネット上の自由に対し 全文をよむ
モシュタク・アハメド、ダッカ 更新:2023年10月5日 大学助成委員会(UGC)は、国内の6つの地区に6大学を新設することを推奨した。県は、ラジバリ、ボラ、ジョイプルハット、コックスバザール、ナライル、バルグナである。UGCは、今日木曜日これに関する意見及び勧告書を文部省に提出した。この情報はUGCにより公開された。 現在、国内には54の国立大学がある。このうち、最近3つの新大学設立のための法案が承認された。この3つが設立されれば、全国の国立大学は計57校になる。これ以外にも、国内 全文をよむ
マニックゴンジョ特派員 公開:2023年9月30日 バングラデシュ国際下痢症研究所 (ICDDRB)と米国のバーモント大学(UVS)のラーナー医科大学の研究者らは、デング熱を予防するワクチンの試験に成功した。二つの機関は最近、TV–005というワクチンの2回目の試験を成功したと発表した。 厚生大臣は、現在そのワクチンは試験段階であると知らせた。機関の言い分として、このワクチンは非常に効果的であると厚生大臣は述べた。しかし、より多くの試験をしなければならない。必要であれば、世界保 全文をよむ
特派員 アップデート: 2023年3月21日 新型コロナウイルス感染症後の後遺症は、女性の方が男性よりも1.5~4倍多い。一方で、40歳以上の新型コロナウイルス感染症から回復している人の心疾患や神経症のリスクは、60歳以上に比べて2倍高い。 ボンゴボンドゥ・シェイク・ムジブ医科大学(BSMMU)と国際下痢性疾患研究センター(ICDDRB)による共同研究でこれらの事実は明らかになった。 本日火曜日にBSMMUにおいて、新型コロナウイルス感染症後の後遺症に関するこの研究内 全文をよむ
プロトム・アロ・デスク アップデート: 2023年4月10日 日本は、人口減少が続き、様々な問題に悩まされている。出生率低下の中で政府は懸念を表明し、様々な措置を講じている。岸田文雄内閣は、この問題に対処するために別の機関を設立した。人口減少の問題は今回の地方選挙にも現れた。日本の多くの地方選挙にて立候補者が見つからなかった。国内選挙区の40パーセントの立候補者が無投票で勝利した。 日本のマスメディアである日経新聞の報道によると、先週の日曜日に9つの県(県として知られる行政区域) 全文をよむ
本社記者 ダッカ 公開日:2023年4月21日 先週水曜日、祝日である聖なるイード・アル・フィトルが始まった。既に数十万人がダッカを離れた。首都の交通量はかなり減った。しかし、ダッカの大気は不健康だ。本日金曜日、ダッカは世界で5番目に大気汚染都市とされた。今日の朝10時半のエア・クオリティー・インデックス(大気質指数―AQI)でダッカのスコアは154だった。このスコアによると、ダッカの大気質は「不健康」ということだ。 本日、AQIでトップなのはスコア179のベトナムのハノイだ。 全文をよむ
特派員 ダッカ アップデート: 2023年4月15日 首都の住人は58年間で最も暑い日を過ごしている。気象庁の情報によると、ダッカの最高気温は今日午後3時までに40.4度まで上昇した。同時に空気中の湿度が低く、体感温度はそれ以上に感じられた。1965年、ダッカの最高気温は摂氏42度に達した。 一方、チュアダンガでは今日を含めて14日連続で国内最高気温を記録した。今日は気温が摂氏42.2度まで上昇した。以前2014年にジェソールの最高気温は摂氏 42.2 度に上昇した。つまり、国 全文をよむ
ロイター、東京 (公開:2023年1月23日) (写真:日本の人口は減少している) 写真:ロイター 日本では出生率が低下している。 この問題は日本政府の悩みの種となっている。 日本の岸田文雄首相は月曜日、引き続く出生率低下に対処する為、緊急対策を実施すると約束した。日本の出生率を上げるために今こそ手段を講じるべき時だ、と首相は述べた。 今対策を行わなければ手遅れになる。 だから待っている時間は無いのだ。既に日本は世界で最も高齢の人口を抱える国になっている。 ここ数年、日本 全文をよむ
パルト・ションコル・シャハ記者(ダッカ) 公開:2022年11月17日 デング熱の国内での感染は20年以上続いています。しかし、今年は過去に例がない数の死者が出ており、また流行はこれまでにはないほど長期間にわたって続いています。 デング熱の感染はすでに国内の(64の県のうち)62県まで広がっています。公衆衛生学者や研究者によると、今年デング熱の感染が拡大した原因は、少なくとも5つあるとのことです。そのうちの3つは自然的なもので、残りの2つは社会的あるいは制度的な理由です。 全文をよむ
公開:2022年9月14日 (写真:サイクロン・アンパンによる被災地) バングラデシュ南部地域では自然災害により、過去20年に各世帯平均で46万2千491タカの経済的損失が出た。ガンジス、メグナ、ブラマプトラ河の流域にあるシャリアトプルではこの被害額は平均25万7千330タカだった。そしてバレンドラ地域では損失は平均3万3千769タカに達している。 これは非政府開発組織Center for Participatory Research and Development(CPRD) 全文をよむ
BSS ダッカ 公開:2022年9月24日 ジュナイド・アーメド・ポロク情報通信技術担当副大臣は、現在国内インターネット利用者は1億人3000万人だと語った。 2010 年 11月11日にシェイク・ハシナ首相がボーラ県のチョル・ククリムクリにデジタルセンターを開設した際、国内のインターネット利用者数は560万人であった。 ジュナイド・アーメドは、金曜日にダッカ大学の講堂で開催されたダッカ大学ナトル地区学生福祉協会の「2022年度新入生歓迎と優秀者を称える会」において 全文をよむ
本社記者 公開: 2022年7月27日 バングラデシュの人口は現在1億6515万8616人だ。この中、男性の数は8171万2824、女性の数は8334万7206人である。男性より女性の数の方が多い。ここ10年で国の人口は、2111万4919人増加した。 国勢調査と世帯数調査で国の人口はこの結果が明らかになった。 今日水曜日、首都のバングラデシュ国際会議センターで、バングラデシュ統計局(BBS)は、初のデジタル「国勢調査と世帯数調査2022」の暫定報告書を開示した 全文をよむ
本社記者 ダッカ 2022年3月28日 第三性、或いはヒジュラ(宦官)社会にとってもう一つの朗報。ボンドゥ(友)社会福祉協会は、こういう人々の自尊心と尊厳ある社会生活の確立を目標にして活動している。これは完全に民間組織である。この組織の家賃に対する付加価値税(VAT)が免税された。 現在は、どの施設に対しても15%の付加価値税がかけられている。ボンドゥ社会福祉協会は今後、彼らのどの施設に対しても付加価値税を支払う必要がない。これにより、この組織の出費が削減される。最近、国税庁(NBR 全文をよむ
(prothom alo紙2021年11月15日付) まるで鳥の鳴き声そのもの。携帯電話を使い小さなスピーカーを利用して、その偽の鳴き声が沼地や運河や水源地などの付近で鳴らされます。鳴き声を聞いて飛んできたドゥンコル(和名バン)、バブイ(ハタオリドリ)、カルクチュ(オオバン)、カイン(セイケイ?)などのさまざまな在来種の鳥や渡り鳥が罠にかかります。月曜日早朝、バゲルハト県モッラハト郡のコダリヤとメヘルプル沼地で捜査活動が行われ、このようにして捕らえられていた40羽の鳥が保護されました。この事 全文をよむ
(プロトム・アロ紙2021年11月9日付) ジャハンギルノゴル大学生物学科のM.A.アジズ教授は、シュンドルボンのトラについての研究で、イギリスのケント大学から博士号を取得した。2019年に発表されたトラに関する最新の統計では情報分析と結論作成で中心的役割を果たした。2019年から20年にかけては森林局の予算により、シュンドルボンのトラ生息可能数をテーマとした研究を行っている。シュンドルボンでトラの死体が見つかったという報道を目にすることが時折ある。最近ではこの日曜日にシュンドルボン西部のシ 全文をよむ
特派員、ダッカ 公開: 2021年11月8日 政府は、Covid-19の新治療薬‘‘モルヌピラヴィル”を国内で生産と使用を承認しようとしている。今週中に、国内の数社がこの認可を得られるだろう。この薬は、米国のMark and Ridgeback Biotherapeutic社が開発した。 薬品局と薬品製造会社筋によると、国内の主な薬品会社のほとんど全てがこの薬の製造承認を申請した。すぐにこれらの会社に、‘‘レシピ”を認可されるだろう。SKF、スクエア、ベキシムコ、レネタ、インセプ 全文をよむ
自社記者ダッカ 公開:2021年9月5日 21時06分 ノーベル平和賞受賞者のムハンマド・ユヌス博士とグラミン銀行の成功でチョットログラムのジョブラ村はずっと前に有名になった。かつての貧困の人々のこの村は市へと格上げされようとしている。地方自治局は、ジョブラ村をハットハジャリ市に合併した。その結果、ジョブラの人々は、市の利点を使用する機会を得ることができる。 8月31日、地方自治局はハットハジャリ市にジョブラを含む4つの地域を合併させる意思を示した。これについては通知文も 全文をよむ
シェーク・ハシナ首相は読書の習慣を身につけることが大切だとして、様々な国の歴史や文化、人々の生活を知るきっかけ作りのために外国文学の翻訳に一層尽力するよう、バングラ・アカデミーに呼びかけた。 今日木曜日(3月18日)から、ダカにある国立の文化研究・普及機関バングラ・アカデミーとソラワルディ公園で1か月にわたっておこなわれる「不滅の言語運動記念ブックフェア」の開幕にあたり、首相官邸とバングラ・アカデミーを結んで開かれたビデオ開会式に、主賓として出席した首相はあいさつの中でこの呼びかけを行 全文をよむ
シュンドルボのラエモンゴル川で、ある漁師の網に100尾以上のラウボラ魚がかかった。魚の重さは7キロから17キロ。この漁師は今日金曜日(1月22日)キロ当たり560タカ(685円)で魚を売却して58万8千タカ(およそ72万円)を稼いだ。まさに一攫千金だ。 幸運を手にしたのはロフィクル・イスラムさん。シャトキラ県シャムノゴル郡ロムジャンノゴル・ユニオンのシュンドルボン近くのテングラカリ村に住む漁師だ。 「シュンドルボン近くのラエモンゴル川で魚を捕って暮らしていますが、昨日(木曜日) 全文をよむ
3月の初め、ショフィクッラは多くの学生と同じように村の実家に帰った。ダカにあるジョゴンナト大学の学生、ショフィクッラの父親は1年前に亡くなった。村に戻ってはみたものの、兄のごく僅かな収入では生活するのが困難だ。家族のそんな状況を知ってショフィクッラはまたダカにやってきた。前やっていた家庭教師の仕事をまた始めた。家族を支えるために就職の準備をするにはダカにいることが必要だ。今はオールドダカのナリンダ地域で暮らしている。 ショフィクッラは言う。「こちらに戻ってきてからは大家さんが家賃 全文をよむ
カマル・ホセインは2017年10月、攻撃や虐殺に直面し、11人の家族と共にミャンマーのブチドン・ジムカリ村を離れることを余儀なくされた。山や森、嵐、雨を越えてバングラデシュにたどり着き、ウキアのロヒンギャ難民キャンプに避難することができた。金曜日(2020年12月4日)、カマル・フセインの息子と娘の二つの家族は、政府の手配で他の人たちと共にベンガル湾のバシャンチョル島に到着した。カマル・ホセインは携帯電話で子どもたちの声を聞き、安堵した。バシャンチョルは住む場所も道も整っており、訪れた人は皆喜ん 全文をよむ
首都ダカを運行しているバスと電車を利用する際に使える新機能が、グーグルマップに加わった。公共交通機関の利用者たちはこの「グーグルトランジット」という名の新機能を使って簡単に公共交通機関に関する情報を手に入れられる。グーグルの発表によれば、新機能を通じて、グーグルマップがルート、バス停、移動にかかる推定時間を示してくれる。これで、簡単に移動の計画を立てられるだろう。 例えば、バングラデシュ国会議事堂からラールバーグ・フォート(ダカにある史跡)に行きたければ、まずはこれら2つの場所を入力する。す 全文をよむ
(サバルより本紙記者 ) (ダカ郊外)サバルのアシュリヤ地区で、未払いの賃金と手当を要求し、ダカ輸出加工区(DEPZ)にある縫製工場の労働者らが座り込みデモを続けている。二日目となる今日水曜日(2020年11月18日)もデモは行われている。 縫製労働者や地元の人々に聞いたところ、A-One (BD) Ltd.という名の縫製工場の労働者らがDEPZ の前に集まり、未払いの賃金と手当の支払いを要求して火曜日から座り込みを開始したことがわかった。水曜日もデモは続き、一時はアシュ 全文をよむ
国連の第29回総会で、ボンゴボンドゥ・シェーク・ムジブル・ロホマンが行った初めてのベンガル語の演説を記念して、e-ポスターが発行された。ボンゴボンドゥ生誕100周年国家実行委員会がこれを発行した。 建国の父ボンゴボンドゥ・シェーク・ムジブル・ロホマンは、1974年9月25日の国連総会で、初めてベンガル語を用いた演説を行った。 明日はその9月25日になる。生誕100周年国家実行委員会は、国連総会でベンガル語による初の演説が行われたこの特別な日に、建国の父であるボンゴボンドゥに大いなる敬意を 全文をよむ
バングラデシュではコロナウイルスによる死者が5,000人を超えた。今日9月22日火曜日午前8時までの24時間で、国内でコロナによってさらに28人が亡くなったことで死者数は合計で5,007人となった。またこの24時間で1,557人がコロナに感染したと確認された。 保健庁は今日、公報でこの数字を発表した。さらに保健庁は過去24時間で14,244個の検体を回収し、14,164人分の検体の検査を実施したとしている。検査数と感染者数を考え合わせると、陽性と判定されたのは10.99%となる。12日連続 全文をよむ
上流での急な増水と雨で、北部各地の川が危険水位を超えた。このためダカ周辺の川でも増水が見られる。政府の洪水予知警告センターによると、数日以内にダカ市内も浸水する可能性がある。川の上流の急な増水と降雨で、ダカ県の海抜の低い地域ではすでに川の水位が上昇している。シャタルクル、ノンディパラ、ノワジュバグ地区の住民たちは水に閉ざされた生活を送っている。 ノンディパラ地区のショナルトゥコリ村ではこの2日間で推移がおよそ3フィート上昇している。ハミダ・アクタルさん宅では中庭が水没した。洪水の予防策として 全文をよむ
クリグラム県ウリプル郡のシャヘベル・アルガ・ユニオン(地区:近隣の9村で構成される。バングラデシュの地方行政の最小単位)では、およそ2万人が水に閉ざされた状態になっている。郡庁からブロンモプトロ(ブラマプトラ)河にある多くの砂洲から成るこのユニオンへのアクセスには、小舟で約3時間かかる。これまで3度救援物資が送られたが、そのほとんどは住民のもとには届いていない。 シャヘベル・アルガ地区に住むカレダ・ベゴムさんは、郡庁はじめ多くの地域から救援物資が送られてきているとは聞くものの、彼女のもと 全文をよむ
6歳の子どもがコロナの症状で亡くなった。子どもは今日木曜日(7月16日)午後2時ごろ、既に死亡した状態でシャトキラ医科大学病院に搬送されてきていた。 この男の子を含め、シャトキラ医科大学病院では今日3人が亡くなった。午前中にシャトキラ郡在住の農業従事者とタラ郡の別の農業従事者が新型コロナの症状で死亡している。 亡くなったのはシャトキラ県デボハタ郡パルリア地区のモクレスル・ロホマンさんの子のアブ・ムサ。同病院のマノス・クマル・モンダル医師は、本日午後2時頃にこの子は病院に搬送されてきたが、 全文をよむ
(マシュルル・イナンは、滑稽な歌を歌ってビデオを制作し、最近人気が高まっている。フェイスブックやユーチューブでは、「キトバイ」という名前で知られている。(バングラデシュ軍が運営する)バングラデシュユニバーシティー・オブ・プロフェッショナルズ(BUP)の3年生であるこの学生は、大学のキャンパスでももしかすると「キトバイ」と呼ばれていたかもしれない。しかし、その機会はどこにあるのだろうか。学校は閉鎖されてしまっている。多くの学生と同様にキトバイも、大学での馴染んだ環境を懐かしんでいる。) 全文をよむ
まる一カ月に及んだ断食期間が終わり、迎えた喜びのイードの日には、日本では新型コロナウイルス感染も下火となってきていた。日本在住のバングラデシュ出身者たちは、学生も社会人もほとんど全員が、自発的に自宅に閉じこもる生活を送っていたこともあってストレスをため込んでいた。こうした人たちにめったにない楽しさを味わってもらおうと、イードの日に親善サッカー試合が催された。 企画したのは日本で発行されている、ベンガル語による初のオンライン雑誌「ビベク・バルタ(まごころ通信)」だ。 日本では5月24日の 全文をよむ
(バングラデシュ西部の)パブナ県でサイクロン“アンパン”が猛威をふるい、季節の果物であるライチとマンゴーが大きな損害を受けた。ライチ生産で有名なパブナ県のイッショルディ郡など各地で、収穫前のライチの22%、マンゴーは20%が木から落ちてしまった。県の農業部は、ライチだけでも被害額は15億4千万タカ(約19億円)にのぼるとみている。 これ以外にも県の各地で、野菜、バナナ、アウシュ米に被害が及んだ。激しい雨で冠水した地域もある。また場所によっては倒れた木で電線が切れたために電力供給ができなくなっ 全文をよむ
(コロナウイルスで建設作業と運輸がストップした結果、ダカの大気汚染は改善された:資料写真) ダカの大気の汚染度は、過去4年間のうち今現在が最も低くなっている。昨年4月と今年同時期の大気の質を比べると、大気中の汚染物質は少なくとも12パーセント減少している。世界の大気の質を観測している国際機関エア・ビジュアルが提供したデータからこのことが分かった。 その一方でバングラデシュ環境局の大気観測センターの統計によると、ダカの大気汚染率は先月、前年の同じ月と比較して30パーセントほど改善が見られた 全文をよむ
新型コロナウイルスの感染により、中東諸国ではサウジアラビアでこれまでに最も多い死者が出ている。さらに中東の国々の中で、最も多くのバングラデシュ人が新型コロナウイルスで死亡しているのもサウジアラビアとなっている。(世界の新型コロナ感染に関するデータを提供しているウェブサイト)ワールド・メーターが月曜日に公開したデータによれば、サウジアラビアでは外国人も含めて18811人の感染が確認されており、うち144人が亡くなっている。首都リヤドにあるバングラデシュ大使館やジェッダの総領事館、また現地在留邦人な 全文をよむ
ダカではレイプ事件の増加が続いている。2019年にはダカ市の50の警察管区で、レイプと集団レイプ事件を合わせて約500件(498件)の訴えがあった。このうち集団暴行の件数は37に及ぶ。こうした状況から、レイプ事件の発生は懸念すべき事態となっている。女性が夜間に外出することは極めて危険だ。 警察は講じた事例を調査し、すでにダカの裁判所に報告書を提出している。以上の記述はダカの首都圏治安裁判所(CMM)の一般登録簿に記載されているものだ。 昨年起きた44件のレイプおよび集団レイプ事件関係の書 全文をよむ
新しい年が始まった水曜日、全国の小中学校では、生徒たちに今年の教科書を配布する行事が盛大に行われた。しかしディナジプル県ビルゴンジョ郡ボロカラにあるLSS私立小学校の生徒たちは、その喜びを味わえないでいる。 同校の校長と運営委員会の委員長は水曜日、郡長(UNO)と初等教育管理官あてに法的通知を発送した。他方UNOは校長が教科書の件で訪れてきたことはないと語っている。 学校が作成した名簿によれば、LSS公立小学校には現在幼稚園から最高学年の5年生まで113人の生徒が在籍している。また201 全文をよむ
3年前、ダカ市グルシャン地区のレストラン「ホーリー・アーティザン・ベーカリー」で起きた武装集団による襲撃と残忍な虐殺事件の判決が出された。裁判所は8人の被告のうち7人に死刑判決を言い渡し、1人を無罪とした。公判開始からちょうど1年がたった今日水曜日、ダカの反テロリスト特別法廷は、多くの論議を呼んだこの裁判の判決を出した。 絞首刑による死刑判決を受けたのはラフィウル・イスラムことラキブル・イスラム・リーガン、ラジブ・ガンディことジャハンギル・アロム、ラシュことモハンモド・アスラム・ホセイン、 全文をよむ
ルシア・ベゴムさんは御年67歳の小学4年生だ。小学校の正規の生徒で、クラスでは他の生徒たちと成績を競っている。試験で良い成績をとることもあれば、少し下がってしまうこともある。 昨年、3年生の時の試験では10歳の同級生、ジャンナトゥル・フェロドウスさんがルシアさんを上回って1番を取った。その前の年に1番だったルシアさんは2番となった。 ルシアさんはしかし、5年生の学年末テストではよい結果を出すと宣言している。その目標に向けて勉強に励んでいる。子どものころ育った村には学校が無かったので勉 全文をよむ
(バングラデシュの名門大学)バングラデシュ技術工学大学(BUET)の学生、アブラル・ファハドさんが殴打された末殺害されたのではないかという疑いがある。昨日日曜日(10月6日)深夜3時頃、BUETのシェレ・バングラ寮の一階で彼の遺体が見つかった。 同じ寮に住む学生たちは匿名を条件に、同大学のチャットロ・リーグ(与党アワミリーグの学生組織)支部の幹部やメンバーがアブラルさんを暴行して殺害したと語った。 亡くなったアブラル・ファハドさんはBUETの電気電子工学科の2年生(17期生)で、クシ 全文をよむ
ダカ市内で働く人力車夫たちは月平均で11151タカ(約1万4,200円)の収入をえている。これはリキシャと呼ばれる人力車の賃料とガレージ代を差し引いての金額だ。ほぼ半数の人力車夫がこの収入で暮らしていけている。4分の1は収入の一部を貯金に回している。しかしこの他の車夫たちは、リキシャで稼ぐだけでは十分ではない。収入の面はこのようであるが、人力車夫の96%は病気にかかったときは無資格医にかかる。ほとんどの車夫が警官から嫌がらせをされたことがあり、乗客からもひどい振る舞いや暴力を受けている。労働者と 全文をよむ
先週の金曜日(6月21日)の午後、チュニジアから17人のバングラデシュ人がカタール航空の便でダカのシャージャヤラル国際空港に到着した。そのうち4人の実家はブランモンバリヤのアカウラ郡にある。 その4人はアカウラ郡チョトゥラショリフ村のシャハジュル・コンドカルとイドリス・ジョマダル、そしてヒラプルのボロクリ村のネヤモト・シクダルと同郡ノアパラ村のアブ・ボッコル・シッディクである。 昨日土曜日午後4時半頃チョトゥラショリフ村の実家でシャハジュルと話をした。その話によれば、アカウラ市のウジ 全文をよむ
海路を使って違法な手段でマレーシアへ行こうとするケースは後を絶たないようだ。警察はここ数日間と同様、昨日と今日もバングラデシュ南部のコックスバジャル(コックスバザール)県のウキヤとテクナフからマレーシアに向けて密かに出国しようとしていたさらに55人のロヒンギャ55人を保護した。保護されたのは女性31人、男性14人、それに子どもが10人となっている。 警察は火曜日(5月14日)の夜11時頃ウキヤ郡ジャリヤパロング・ユニオンのロンボリパラ地区で24人、翌水曜日の午前7時半頃にテクナフ郡バハルチョ 全文をよむ
政府は試験問題の漏洩を防ぐため、間もなく実施される中期中等教育修了認定試験(SSC)から、アルミ箔で問題用紙を包装して運ぶことを決めた。同時に、補助試験会場数の大幅な削減、試験会場の変更など新たな方法が採用されたが、試験開始の25分前に、複数の試験問題から抽選で最終的なものを選ぶなど、従来からあった規則はそのまま厳格に踏襲されることになった。 SSCおよび(マドラサの生徒を対象にした)同等のテストは2月2日から行われる。文部省と教育委員会の試験担当の複数の関係者は、この試験を前に新たな試験方 全文をよむ
投稿サイト「ツイッター」は、バングラデシュの第11回国会総選挙をめぐって、ツイッターの複数のアカウントから偽の情報が拡散しているとの疑義への対策として、昨日木曜日、バングラデシュ国内から作成された15のツイッターアカウントを閉鎖することを、ツイッターのプラットフォームにあるツイッターセーフティアカウントを通じたツイートで発表した。 ツイートによれば、閉鎖されたアカウントのフォロワー数は50以下で、これは比較的に極めて少ない。調査は今も続いており、終了次第それらのアカウントについての詳細が明 全文をよむ
モウロビバジャル県のクラウラで、部下の従業員から賄賂を受け取った容疑で、エルファヌル・ロホマン(55)という鉄道技術者が逮捕された。 昨日火曜日(7月3日)の夜、クラウラ・ジョンション駅でエルファヌル・ロホマンは賄賂のお金と共にすぐさま汚職撲滅委員会(ドゥドク)の手によって逮捕された。この件でドゥドクはクラウラ鉄道警察署(GRP)に起訴した。その後エルファヌルは鉄道警察に引き渡された。 エルファヌルは国営鉄道のクラウラ区の上級準技術者で、ブランモンバリヤのアシュゴンジュ郡のナ 全文をよむ
・バングラデシュの北部と東部では、上流のインド領で降り続く雨の影響 ・今後数日間、降雨続く見通し ・国内の河川水量増加し、新たに水に浸かる地域も バングラデシュ国内で中規模の洪水が発生するかも知れない。北部と中部の10の地域で、土地の低いところが水に浸かるのではと見られている。この洪水は地域により3日から7日間続く見込み――洪水予報・警報センターはこのように予測している。 洪水予報・警報センターの観測では、バングラデシュ北部と東部を流れる河川の上流にあたるインド領内で 全文をよむ
ブラジルファン?それともアルゼンチンびいき?ワールドカップの時期、バングラデシュではお馴染みの質問である。しかしながら、この問題は今や、質問やどちらを応援するかといったことにとどまらなくなってきている。この国でブラジルとアルゼンチンのサポーターたちは、流血を伴う衝突まで繰り広げているのだ。この状況は世界メディアの目に留まることになった。 ワールドカップに熱狂は付き物である。それが明るいお祭り騒ぎなら恐らくよかったことだろう。しかし、その熱狂ぶりが暴力沙汰になったら、それは恐ろしいものである。 全文をよむ
(写真キャプション)夢を追う学生たちを待ち受ける大学入試という名の戦争 2016年に行われたダカ大学の入学試験で、D類入学志望者中一番の成績をおさめたモハンマド・ソイヨド・ビン・アブドゥッラさんは今、法学部で学んでいる。HSC(後期中等教育修了試験)が終わった後では、大学入試に備えて何をしたらいいのだろうか?アブドゥッラさんからのアドバイスをシリーズで伝える。今日はその1回目。 約2カ月にわたって続いたHSC試験はやっと終わったところだ。しかし休んでいる暇などない。夢を追う学 全文をよむ
魚見本市を訪れた人のほとんどが、一度はこの魚の近くにやってくる。値段はとてつもなく高い。だから買うことは無理だが、眺めるだけなら問題はないだろう! (バングラデシュ北東部の)モウロビバジャル県スリモンゴル郡の魚市場では今日土曜日、魚見本市が開かれて賑わっていた。一番の目玉は巨大なバガ・アイル魚(ナマズの一種)である。 売り手のサムル・ミヤさんによると、この魚の重さは30キログラムにもなると言う。(モウロビバジャル県に隣接する)ホビゴンジョ県のコアイ川で獲れたものだ。つけられた値段は4万5 全文をよむ
厚い霧の影響で鉄道の運行に乱れが生じている。大半の列車が1時間から3時間の遅れで出発している。北部では出発時間にさらに遅れが出ている。 きょう1月12日金曜日午前9時には、(北部の)ロングプル行き急行列車がダカのコムラプル中央駅を発車するはずだったが、鉄道当局によると、その列車がロングプルからダカに到着するのが午後1時頃の見込みで、出発までにはさらに30分ほどかかるために、結局ロングプル・エクスプレスの発車時刻は1時半ごろになる見込みとのことだ。 (西部の)ラジシャヒに向かうドゥムケ 全文をよむ
セントゥ・クマル・ハジョンさんとミル・アブドゥル・アジズさんのふたりはともにバングラデシュの辺境の地で農業を営んでいる。ひとりは北東のシェルプル県のナリタバリ郡の寒村に、もうひとりは南部のボルグナ県、パトルガタに住んでいる。このふたりは、革新的な農業従事者だ。米の新しい品種開発に熱中している。 ふたりの家の庭は、あまりなじみのない研究施設のようだ。庭には様々な土の植木鉢にいろいろな種類の稲が植えられている。通路には無数のビニール袋に稲の種が入って、かかっている。それぞれにラベルがつけられ、米 全文をよむ
朝夕は薄い靄がかかり、昼には強い日差しがさすが、時にはちょっと冷たい風が吹き渡る―ポウシュ月(12月半ば~1月半ば)の初めはこんな様子だった。しかし終わり頃になって、ベンガル暦のこの冬の月は、いかにもそれらしい姿を見せている。日が昇るにつれて霧が濃くなり、午前中はずっと晴れることがない。冷たい風が吹き、昼になっても日の光は弱々しい。こんな気候は、ある人には喜びをもたらし、他のひとには苦しみのもととなる。 全国に寒波が襲来している―気象庁はそう発表した。昨日首都ダカの最低気温は摂氏11.5度 全文をよむ
シレット市の南シュルマに住むシュミト・デーブさんは、会社に遅刻しそうだった。しかし、リキシャもCNG(Compressed Natural Gasを燃料とする小型三輪タクシー)もオートリキシャ(ガソリンで走る小型三輪タクシー)も見つからない。そのときふと思い出した。シュミトさんは携帯電話を取り出し、アプリを使ってリクエストを送った。少しするとバイクに乗ってドライバーがやってきた。 ダカとチッタゴンに続き、シレットでも12月10日から「パタオ」が営業を開始した。「パタオ」はスマートフォンのアプ 全文をよむ
海外に働きに出た女性たちの一部が、さまざまな迫害にあって帰国を余儀なくされている。国の在外居住者福利厚生・在外雇用省、および同省が管轄する複数の機関からの情報によると、海外に働きに出た女性たちの2パーセントにあたる3千人が、過去2年間で何らかの迫害にあっているという。今年に入っても迫害は続いている。 政府関係者は、迫害を受けた女性またはその結果帰国した女性の数は少数にとどまるとしているが、在外労働者問題にたずさわっている人たちや人権運動家たちは、仕事を求めて海外に渡った女性たちのうち一 全文をよむ
携帯電話で申し込むと、バイクで一人の女性が現れた。目的地を聞くと混雑した大通りを走り抜けていった。彼女はオンラインのバイクシェアリングアプリ「パタオ(送ってね)」の女性バイカーなのである。彼女の名はラベア・ボショリ。(ダカにある)スタムフォード大学経営学部で学んでいる。ドライバーとしてパタオで働き始めたばかりだ。以前はこのアプリを利用する側だった。毎日自宅のあるジャットラバリからダンモンディの大学まで往復するのに、ダカの渋滞にはまって、多くの時間が無駄になっていた。それに公共交通機関を利用する 全文をよむ
バングラデシュでは新生児10人中3人が帝王切開によって生まれており、その割合は世界保健機関(WHO)が基準とする割合よりも高い。専門家たちは「半数以上の帝王切開は不要なものだ」としている。 これは 「バングラデシュにおける妊産婦死亡と健康管理に関する2016年調査」で明らかになったもの。昨日水曜日、ダカのあるホテルで行われた報告会で明らかにされた同調査の結果によると、国内で年に約31パーセントの新生児が帝王切開によって出生しているという。 WHOは10〜15パーセントの出産時に何らかの 全文をよむ
ロヒンギャの人たちに笑顔はない。だが、国を離れてやって来たロヒンギャのヒンドゥー教徒たちの心はきのう10月19日の木曜日にはさらに重かった。きのうはカリプジャ(カリ女神の祭祀)の日であった。バングラデシュのヒンドゥー教徒の中には、このカリプジャのことをシャマプジャという人もいる(注:シャマはカリ女神の別名)。ロヒンギャヒンドゥーの多くの人々は、プジャを行えないことが精神的に辛いのだと語った。 コックスバザールからテクナフに向かう道すがら、ウキア郡の中心のまちを越えたあたりから次々とロヒンギャ 全文をよむ
毎日朝夕何を食べるのかと医者が患者に訊く。「他になにもないとしても、ジャムだけはある」と患者は答える。これはダカに住む者にとって笑い話ではなく、深刻な現実だ。皆がパンにつけるジャムを手にいれることができるわけではないかもしれないが、トラフィックジャムつまり交通渋滞なら、通勤者であれば誰にでも配分されるというわけだ。 ダカの渋滞が実際どれほどひどいのか、他の都市と正確に比較されているわけではない。世界経済フォーラムのウェブサイトでは交通渋滞のひどい都市のリストを見ることができる。この調査を行っ 全文をよむ
(写真:首都ダカと北部のディナジプル市を結ぶ幹線道路の一部が洪水で冠水し、車両の通行ができなくなっている) バングラデシュを大規模な洪水が襲おうとしている。ブロンモプトロ(ブラフマプトラ)、ゴンガ(ガンジス)、ティスタなど各河川の流域では、水位が過去75年から100年のうちで一番高くなっている。この増えた水が8月19日までに国内の他の河川に流れ込むと見られている。その結果として、バングラデシュは近年最大規模の洪水に襲われる恐れがあると洪水予測を行なっている2つの国際機関は見ている。両機関の研 全文をよむ
チョットグラム(チッタゴン)市内では公共交通機関に関する調査が行われているが、初日の昨日には33台のバスとミニバスには正規の登録証が備わっていなかった。さらに99台の車両が検査場に現れなかった。 公共交通機関調査は昨日朝9時から午後3時まで市内のCRB地区で行われた。 チョットグラム市警察の交通部の関係者によれば、昨日の調査では市内の1から3番ルートを走る196台のバスとミニバスの運転手たちと車両が対象となった。しかし呼び出しに答え、車両とともにCRB地区の検査場を訪れたのは97名にと 全文をよむ
(6月22日付)幹線道路に大きな穴が開いている。中には深さが数フィートのものもある。その穴に雨水がたまり、車などの通行が危険になっている。車両は危険を冒しつつ、スピードを落として通っていくが、穴に落ちて動けなくなる車もある。このような光景は東北部のシレット、コンパニゴンジョ、ボラゴンジョを結ぶ幹線道路で、6月14日に見た光景だ。 この道路を“癌に脅かされた”道と言ったのはオバイドゥル・カデル交通大臣(陸路・橋梁大臣)である。34キロメートルにおよぶこの道路の半分以上が極めて危険な状態にある 全文をよむ
(7月6日付)大きな批判を浴びて、木に登ったヤギがおろされることになった。小学校の教科書に載っているヤギのイラストの話である。また「『オ』はオルナの『オ』」に代わって「『オ』はオジョン(体重)の『オ』」という言葉と挿絵に変わる。国家カリキュラム教科書委員会(NCTB)はこうした改訂をさらにいくつか行ったうえで、来年版の教科書を出版することを決定した。 一方、中学校用の12種類の教科書では不正確な記述が訂正され、内容も平易になる。これに関し政府が立ち上げた専門家委員会は、イスラム原理主義を標榜 全文をよむ
2、3時間降った雨で今首都ダカの大半の地域は水に浸かっている。さらに雨が降れば、約半分の地域が水浸しになる。特に町の南部では道路が冠水してしまう。しかしなぜそんなことになるのか? 専門家たちによれば、市内を流れていた運河の多くが埋め立てられたことで、近郊の川を勝手に埋めたり流れを遮ったりする占拠行為が増加したことで、池など水源地をうめてしまったせいで、また空き地が減少したことでこのような状況になってしまっているということだ。本来なら低地や運河を伝って川に流れ込むはずだった水が溜まってしまって 全文をよむ
(5月26日付)イスラム原理主義団体ヘファジョテ・イスラム(イスラム保護協会)他各宗教団体による継続的な要求により、最高裁の構内から彫像の撤去が始まった。昨日木曜日、深夜に始まったこの作業は午前2時半にこの記事を書いている間も行われていた。複数の関係筋は、今夜の間に像が撤去されることを確認した。 各宗教団体は、断食月が始まる前に問題の彫刻を撤去しなければ抗議行動に訴えるとの威嚇を行なってきた。各団体はこれまでにもデモなどを実施してきている。一方で「71年の独立時の裏切り者やパキスタン側の代理 全文をよむ
(7月2日付)「一カ月前は授業があった。ラマダーン(断食月)の間、学校は休みだった。でも休みが終わった今日(土曜日)、来てみたら学校がなくなっていた。ポッダ河に流されちゃったんだ」。悲しげな顔でシャリアトプル県ジャジラ郡のヤコブ・マドボルカンディ公立小学校に通う5年生のシャディア・アクタルちゃんはこう話した。 ラマダーンとその終わりに祝われるイードの祭りのために、学校は6月25日から休みに入った。その間ポッダ河による河川浸食が見られたため、6月20日、学校の2階建ての建物一棟が競売にかけら 全文をよむ
(6月21日付)バングラデシュ南東部の山岳地域にあるカグラチョリ県ディギナラ郡では、昨日火曜日(6月20日)大雨による鉄砲水で3ユニオン(複数の村により構成される最末端の地方行政単位。各ユニオンは9つの選挙区に分けられ、ユニオン議員と議長が選出される)に属する15の村が洪水被害にあった。これにより、700を超える家屋が水没した。 ディギナラとロンゴドゥを結ぶ道路では2つのベイリー橋(組み立て式の仮設橋)が水没してしまったことで、ランガマティ県のロンゴドゥ郡とカグラチョリ間の交通が途絶されてい 全文をよむ
(7月22日付)ムスリムの最大の休日・イードを前に、首都ダカ最大の川港・ショドルガートから南部の各地方に向かう人たちの帰省が始まった。今日木曜日は朝から、イードの休みを実家で過ごす人たちを乗せて、客船が出航している。帰省客たちの表情は実家に帰る嬉しさでいっぱいだ。 途中危険や面倒が起こるかもしれないが、親しい人たちとイードを一緒に過ごせる喜びは格別だと乗客たちは言う。だから故郷で待つ人たちのもとに急ぐのだ。 ショドルガート港の関係者によると、今日は午前7時から12時までの間に、南部各 全文をよむ
(6月23日付)そのリキシャ引きは若いが、とても落ち着いていた。いろいろ話をする中で、今月は他の月よりちょっと頑張るのだと言った。6歳のまだ小さな娘に、赤い服を買ってやるためだ。1歳の息子のためには靴とシャツを買おうと考えている。家族がイードを迎えるだけのお金がたまったら、ノオガオンの村に駆け付けるのだ。 リキシャ引きのミザン―ミザヌル・ロホマンとミルプルで話をしたのは先週の金曜日のことだった。赤い服を買ってやろうと考えている娘の名前はミムで、息子はアラファトという。ダカの町にそびえる高層建 全文をよむ
(6月19日付)空に太陽は見えない。時おり黒い雲が割れ、雨粒が落ちてくる。ある時は小雨で、またある時は土砂降りであり落雷の時もある。こ首都のダカだけではない。バングラデシュ国内のほとんどの地域で同じ情景が見られる。気象庁によると、季節風がこの雨をもたらしているのだという。こうした状況はさらに何日か続く可能性がある。 ダカ首都圏交通局の幹部は「私たちは雨で溺れてしまいそうだ。こんなふうに降り続いたらもう溺れるしか手立てはない」と述べた。 ダカでは昨日月曜日は朝の9時頃から強い雨が降り 全文をよむ
(5月23日付)首都ダカを含む国内各地で麻疹の流行が見られる。麻疹(はしか)により死亡するケースも起こっている。予防接種をした児童でも麻疹に罹っている。専門医らは、政府は麻疹の予防接種に力をいれるとともに、このことについて国民の意識を高めるように努めるべきだとしている。 ダカ市内のモハカにある感染症病院には、この日曜日現在で16人の麻疹患者が入院していた。病院当局によると、今年初めから5月21日までに麻疹で入院した患者は465人にのぼるという。患者たちの世代はさまざまだ。 この期間中、 全文をよむ
(5月14日付)家から外へ出てみると、路地の入口すぐのところの商店の名が「ママの雑貨店」だった。そう、このような、「ママ」とか「お母さん」とかいう名前がついた店がない通りなど、一体あるのだろうか。通りに出てちょっと注意してみれば、一つ二つどころなく、多くの店の看板に「ママ」という言葉が使われていることに気づくだろう。 首都ダカのモハンモドプルのノボドエ住宅地区に、携帯電話の修理、販売を行う店がある。看板には「ママ・テレコム」と書かれている。店を経営しているのは二人の兄弟だ。弟のカマル・ホセン 全文をよむ
(3月28日付)ある休日の朝。一軒の家の庭に座って様々な年齢の女たちが、女性の胸元を飾るショール、オルナづくりの仕事をしている。おしゃべりしたり、笑ったり、冗談を言ったりしながら手を動かしている。 その光景はナラヨンゴンジョ県ルプゴンジョ郡カエトパラ・ユニオンの村の一つ、ボラル村のある家のものだ。そこには38歳のジャミルン・ネシャさんもいれば、六年生のイム・アクタルちゃんもいる。ロクシャナ・アクタルちゃんという少女とその母であるジャハナラ・ベゴムさんもいる。プラスチック製のスツールや 全文をよむ
(4月21日付)(報告作成 シシル・モロル記者) 国内で現在、3200万人の人々が基準値を超える砒素を含む水を飲んでいるが、この問題に対して政府は重きを置いていない。砒素を含まない水の供給について、現在フィールドレベルの明確な計画はされていない。 保健庁とプロトム・アロの調査により、こうした現状が浮かび上がってきた。2012年、WHOはバングラデシュでは毎年砒素中毒により4万3千人の人々が亡くなっていると発表した。保健庁はこの死者数に関して賛同しかねるとしているが、かといって同庁 全文をよむ
(2016年12月12日付)バングラデシュの独立戦争を戦ったのはベンガル人ばかりではない。世界中の創造的な人たちもそれに関わることになった。次に紹介するのは、そんなひとつのエピソードである。 1971年8月1日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開かれた「バングラデシュのためのコンサート」を企画した人たちの中心にいたのは、ビートルズのメンバーのひとり、ジョージ・ハリスンだった。そのコンサートの最後にジョージ・ハリスンが歌った「バングラデシュ・バングラデシュ」は何百回聴いても、あの 全文をよむ
(12月25日付)首都ダカのアシュコナで、過激派の拠点との疑いで掃討作戦が行われた"シュルジョ・ビラ(太陽邸)"という建物から、今日日曜日、若い男性が死亡した状態で見つかった。建物の一室から見つかった遺体は、手にピストルを持っていた。この建物からは手りゅう弾や爆発物製造のための道具も回収された。 これは掃討作戦終了後の今日夕方、ダカ首都圏警察のモニルル・イスラム・テロ対策部長が記者団に伝えたもの。 モニルル・イスラム部長はさらに、「現場からは合計19個の手榴弾が見つかったほか、手榴弾製造 全文をよむ
(1月17日付)男性たちに比べて女性たちはより、こころの不調に悩まされている。しかし、治療を受けている人は少ない。バングラデシュ国内の主な2つの精神病院にある、女性のためのベッドの数もかなり少ない。精神疾患の専門家たちは、こころを病んだ女性が適切な治療を受ける道には障害が―たとえば、世間に対して恥ずかしいと思う気持ちや迷信、家族に無視されるような問題があると考えている。 バングラデシュ国立精神衛生研究所(NIMH)は、一般的な精神疾患の現れ方を知ろうと、今年2つの地域で調査を行った。この調査 全文をよむ
(1月17日付)ひとりの若者が、目や顔に大きな驚きの表情を浮かべて立ち尽くしていた。その眼の前には何千羽ものカモが群がって飛んでいる。その光景を瞬きせずに見ていたのだ。その若者だけでない。他にも20人ほどの人がこの素晴らしい景色を楽しんでいた。 こんな風景が見られたのは土曜日の朝だった。場所はシレット市からほど近い南シュロマ郡チョンディプル地区である。ここにある池に2日前から冬の渡り鳥が飛来して羽を休めている。 土曜日の朝、シレットからダカに向かう幹線道路の左側の、シレットのチョンディプ 全文をよむ
(1月19日付)緊急行動部隊(RAB)は、首都ダカの複数の地区で、国際的な人身売買組織のメンバーとみられる15人を逮捕したことを明らかにした。 これは今日木曜日午前中同部隊からマスコミに向けて発信されたショート・メッセージで伝えられたもの。メッセージは、人身の売買と拘束に係わる国際組織の15人のメンバーがRAB3部隊により逮捕されたとしている。同時に大量のパスポートとビザのコピーが発見され、現金も押収された。緊急行動部隊は詳細については明らかにしなかったが、きょう同部隊のメディア・センターで 全文をよむ
(1月19日付)ダカ南部市庁(DSCC)は、市内のグリスタン、フルバリア、ポルトン、バエトゥル・モカッロム、モティジル地区で4日間にわたって歩道と車道から露天商の強制排除を行なった。しかし、昨日の作業が終わった直後、これらの地区の歩道では露天商たちが再び商品を並べて歩行者の通行を妨害する形となっており、道路にも以前のように交通渋滞が起きている。 DSCCは昨日水曜日、この地域で4日目の立ち退き作業を実施した。DSCCは今日も作業を続行するとしている。しかしバングラデシュ行商人組合は、歩道の1 全文をよむ
(1月17日付)ミャンマーのラカイン州から、新たにバングラデシュへやって来たロビンギャの人々の状況に関して調査をしに、ダカ駐在の北欧諸国の大使らがコックスバジャルを訪れた。昨日月曜日、大使らはこの問題についてコックスバジャル県のモハンマド・アリー・ホセイン知事と話し合った。 在ダカのスウェーデン大使館とダカ駐在のマイケル・ウィンター・デンマーク大使がツイッターへの投稿でこのことを明らかにした。この日コックスバジャルを訪れた代表団には、デンマーク大使の他に、スウェーデンのヨハン・フリーゼ 全文をよむ
(1月13日付)自然が人間を生かしてくれている。だからこそ皆で自然と環境をまもらなければならない。それが遅れると、次の世代が危機に瀕することになる―昨日木曜日、(バングラデシュ北東部)ホビゴンジョ県で開催された「フレッシュ・チャンネルアイ自然フェア2017」ではこうした発言があった。 「自然で美しい生活」をテーマに、昨日午前11時からホビゴンジョのプレスクラブで、「自然と生活財団」の主催でこのフェアが開催された。 フェアの一部として行われた討論会では、主賓として招かれたサビナ・アロム県知 全文をよむ
(10月13日付)7年生のジャミル・フセインの一日は早朝6時半に始まる。朝8時50分から学校が始まり、午後1時40分に終わる。休日の金曜日を含め週4日塾がある。金曜日以外他の日には学校から直接塾へ行かねばならない。それから帰宅する。塾がない日は午後2時に家に帰り、食事をしてパソコンや携帯電話で遊ぶ時間が取れる。そのあと学校の宿題をやらなくてはいけない。夕方7時には家庭教師のもと勉強が始める、勉強は夜9時まで続く。家庭教師は週に6日やってくる。勉強を終えて夕飯を食べ、またパソコンやテレビ、携帯電話 全文をよむ
(10月12日付)ダカの市場では1キロや1.5キロのイリシュ魚は普通にみられる。大きな市場で少し探せば2キロのイリシュを手に入れるのも難しくはない。だからといって3キロというのは!昨日火曜日、ミルプル6番区の生鮮市場に3キロの巨大なイリシュがお目見えした。 昨日の朝、1キロから1.5キロのイリシュの中に、王様のような3キロのイリシュを並べたのは鮮魚商のモハンマド・ミションさん。イリシュの値段交渉のために市場を回っていた人たちの目は、その巨大イリシュに釘付けになった。しかし、大きさを見れば値段 全文をよむ
現在、国の61%の人がきちんとした衛生環境のトイレを使用するようになっている。しかし、今でも1%の人がトイレではなく,屋外で用を足している。10月1日土曜日、首都ダカのカンクラにある公衆衛生技術局のホールで開かれた記者会見でこうしたデータが示された。 毎年恒例の公衆衛生月間にちなみこの記者会見が開かれた。10月2日の日曜日から2016年の公衆衛生月間がはじまっている。今年の公衆衛生月間のテーマは「衛生的なトイレで健康な生活を」となっている。 毎年10月に地方政府・村落開発生活・協同組合省 全文をよむ
携帯電話に、ただ一件の着信があった。それを受けて、フォズレ・ロヒム・カーン・シャハリアルは泣き出した。この後、地面に膝をつき、泣きながら祈り始めた。 金曜日の夜、グルシャンのホーリー・アーティザンレストランに銃で武装した数人が押し入り、バングラデシュ人や外国人を人質にとって立てこもっている――そんなニュースを聞き、アフタブ・グループの理事長シャハリアル・カーンは事件現場に駆け付けた。息子のタハミド・カーン(22)は金曜日の昼にカナダからダカに着いたばかりだった。 金曜日の夜8時45分 全文をよむ
7月2日4時14分(現地時間、日本時間同日7時14分) 首都ダカの、各国大使館が集まるグルシャン地区にあるレストランを昨日(金曜日)、テロリストたちが襲い、少なくとも警察幹部2人が死亡した。警官2人を含む21人の負傷者が出ている。 テロリストたちはレストランの中にいた、外国人を含む人たちを人質にして立てこもっている。人質になっているのは約20人とみられる。同日夜、IS・イスラミックステートが犯行声明を出した。 死亡した警察幹部はロビウル・イスラム・ダカ首都警察刑事部警視監とボナ 全文をよむ
今日木曜日(6月30日)は、公務員たちにとってイードゥル・フィトル前の最後の勤務日だ。そのため給与所得者たちのうち、大きな比率を占める人たちによる帰省ラッシュが今日から始まった。イードの休みを実家で過ごすための移動は朝から始まっているが、夕方から深夜にかけて混雑の度合いは一層高まるだろうと運輸関係者たちは見ている。 ダカのガブトリとコッランプルにある2つの主要バスターミナル、鉄道のコムラプル駅、ソドルガートのフェリー・ターミナルなどを回ってみると、帰省客のラッシュが始まっていた。各バスターミ 全文をよむ
学校は美しく、綺麗できちんとしていて、校庭と運動場がなければならないという子がいる。先生たちに丁寧に教えてほしいという子もいる。長椅子に3,4人ではなく、ふたりでゆったりと座れるようにしてほしいと望む声もあった。学校の時間を9時から午後2時までにして、遊ぶ時間がほしいという意見も出た。各教室でひとりの教師がもっと少ない数の生徒を担当するようにとの要望もあれば、授業にマルチメディアを導入してほしいとの声も寄せられた。 自分たちの理想の学校はという問いに、バングラデシュの小学校のたくさんの子 全文をよむ
牛肉の重量を増して販売する画期的な技術を牛肉業者たちが見つけ出した。その方法とは、牛肉を氷詰めにしておき、それを消費者向けに販売するというものだ。今日金曜日、首都ダカのハティルプルにある生鮮市場で行なわれた、RAB・緊急行動部隊の移動裁判所の立ち入り捜査で、このようなやり方が摘発された。 これ以外に、値段を規定より高く設定していたことにより、同市場の8人の鶏肉業者と、6人の鮮魚業者に罰金が科された。移動裁判所のサロワル・アロム治安判事は、合計16人の肉業者および鮮魚業者から11万3000タ 全文をよむ
14歳のヤシル・アラファトの左手の指のうち、1本の先は切り落とすしかなかった。2年前首都ダッカでジャットラバリのある工場で旋盤を使っていたとき事故は起きた。工場主は初期治療の費用は出してくれたが、事故が起きたのはヤシルのせいだと主張して損害賠償は拒んだ。11歳のラキブ・シクダルの足は、下の方から広い範囲にわたって布がまかれている。鉄くずを拾いに行ったとき、何かを踏みつけた拍子に刺さってしまったのだという。ラキブは男2人女1人の3人兄弟だ。父親は車の運転手で、ラキブは拾った鉄くずを売って日に10タ 全文をよむ
ボグラ県出身の女性ジャハナラ・アクタルは子どものころから軍で働くことを夢見てきた。夢を叶えるためにカレッジに入学し、バングラデシュ国立士官候補生部隊(BNCC)のプログラムに参加して着実に歩みを進めてきた。そして今、バングラデシュ国境警備隊(BGB)の一員となった。しかし、(最初の目標だった軍とは少し違ってしまったからといって)失望はまったくしてしない。ジャハナラを始めとする97人のBGB初代女性隊員は国の統合と主権を守る仕事に関わることができるのを誇りに思っている。 1144人のBGB第 全文をよむ
(義務教育である)初等教育の年限が8年と新たに定められた。さらに今後8年生までの教育プログラムについては、初等・大衆教育省が管轄することとなった。 これは昨日(水曜日)合同政庁舎の文部省で開かれた、国家教育政策実現に関する会合で最終的に決定されたもの。会合終了後の記者会見で、ヌルル・イスラム・ナヒド文部大臣とモスタフィジュル・ロホマン初等・大衆教育大臣はこの決定について明らかにし、この日はバングラデシュの教育の分野で歴史に残る日だと語った。 しかし現行の5年間の義務教育終了後に行われてい 全文をよむ
市場や広場、道端―マンゴーの木はどこにだってある。ラジシャヒからチャパイノバブゴンジョを経由し、ノオガオンに至る道の両側は、ただひたすらマンゴーの王国だ。この北ベンガルの土地に限ったことではない。チャパイノバブゴンジョにある地域園芸研究センターの統計によると、バングラデシュの22の県で現在、商業ベースでマンゴーの生産が行われている。国の樹木であるマンゴーの木は北ベンガル地域を超えて、南西部の塩分の多い土地やチョットグラム(チッタゴン)丘陵地帯の山地でも、どこにもマンゴー王国が広がっている。チャパ 全文をよむ
報道の自由について調査している国際機関や団体の発表したランキングによれば、バングラデシュで自由で束縛されない報道が確立されるまでは、未だに遠い道を行かなければならないようである。国内の主なジャーナリストや人権活動家たちも同様の考えだ。そうした人たちはその原因は脆弱な民主主義にあると思っており、民主主義の発展と共に報道の自由も広がると見ている。 今日5月3日は国連の「世界報道自由デー」で、世界各地で関連の催しが行われている。今年のテーマは「情報へのアクセス」だ。 マスコミに関するアメリカの 全文をよむ
天気予報では、今月4月は平年より多くの雨が降るだろうと言われていた。ベンガル湾で2,3度低気圧が発生するかもしれない、カルボイシャキと呼ばれる夏の嵐も3度か4度あるかもしれない。そして、猛烈な暑さが1,2回は襲ってくるかもしれない、ということだった。 今月も残すところあと一日だ。気象庁の予報が本当に当たるためには、ほぼ、クリケットの試合において最後の一球で100ランをあげるような事態が起こらなければならない。 天気予報は今回、当たらなかっただけではなく、むしろこの4月の大半は、猛暑と少雨 全文をよむ
首都ダカのコドムトリ地区のモハンモドバグ道路に面した4階建てのビルが傾き、隣の6階建てビルにもたれかかるようなかっこうになっている。2つのビルの居住者によれば、以前両方の建物の間には45センチほどの隙間があったが、14日水曜日の地震のあと、4階建てのビルが少しずつ傾き、隣のビルにもたれかかるようになった。昨日火曜日の段階では一方の建物の軒じゃばらが隣の建物に軒じゃばらに乗ったような状態になっていた。知らせを受けた消防隊と警察は現場に出動し、二つの建物から住民たちを避難させた。 消防隊コントロ 全文をよむ
女はラジシャヒとロングプルに、そして男はダカに暮らす。互いに会ったことは一度もない。一緒にしてやろうという動きもなかった。 これはゴリヤル(ガビエル)という名の淡水希少種のワニのことである。かつてはポッダ川とジョムナ川で見ることもできたが、今はほとんど絶滅に瀕している。 ダカとラジシャヒの動物園の話を聞いて、経済的な問題により、ゴリヤルワニたちを交換して繁殖する環境を作ることができないのだということが分かった。 今ラジシャヒ動物園には3匹のゴリヤルワニがいる。 全文をよむ
バングラデシュ警察官の歴史で初めて、女性警官が警察週間のパレードを指揮する。 警察週間の開会式は今日火曜日、シェク・ハシナ首相が出席して首都ダカのラジャルバグ警察本部の広場で執り行なわれる。警察週間の催しはパレードを皮切りに始まる。このパレードを指揮するのはチャンドプル県警のシャムスンナハル警視だ。昨日月曜日に、警察本部のプレスリリースでこのことが明らかになった。 プレスリリースによれば、首相は全国の警察のさまざまな組織を編成して作られた13の部隊(首都警察、地域警察、軍備警察、緊急警 全文をよむ
日中は路上で生活しているストリートチルドレンも、夜間は道で過ごすことはできず、何らかの保護施設にいなければならない―女性・児童省はこうした目標を目指し、2億タカにのぼる指針案の取りまとめを開始した。 指針案の第一段階として、同省は委員会を立ち上げ、この事業の実施場所としてダカ市北部自治体第26区と南部自治体第8区を選出した。この2区での初期調査は既に終了し、この試行に基づいて今後全国的な行動計画が着手される。 この計画にあたっている政府責任者によれば、ストリートチルドレンたちは日中働くと 全文をよむ
2001年から2014年までの間、バングラデシュでは総体的に報道の自由が低下した。同じ期間内に報道面でのインフラは発展したものの、規制が増え、政治的状況もマスコミにとっては逆風となった。 BRAC(ブラック)大学の「ガバナンスと発展研究所(BIGD)」がまとめた「グッド・ガバナンス(良き統治)に関する報告書」はこう指摘している。報告書は2001年から2014年までのバングラデシュの報道に関する様々な研究や調査に基にして作成されたもの。同研究所では、「アイン・オ・シャリシュ・ケンドロ(法 全文をよむ
バングラデシュの人々の平均寿命はこの1年の間に少し延びた。2014年の平均寿命は70.7歳、その前年の2013年には70.4歳だった。 一方、男性と比べて女性は平均的に長生きだ。女性の平均寿命は71.6歳で、男性は69.1歳である。(この統計をまとめた)バングラデシュ統計局(BBS)によれば、男性に比べ生命力が強いため、女性は比較的長生きだという。 BBSの発表した最新の2014年人口動態統計でこれらのことが明らかにされた。BBSの発表は小数点を使って行われているが、年月日で表わせばバン 全文をよむ
(ダカ郊外の)ガジプルにあるダカ技術工科大学の学生寮で、ひとりの学生に居住のための部屋を提供したことをめぐって昨日午後、与党アワミ連盟の学生組織・学生連盟の二つの派閥の間で抗争があり、10人が負傷する事件がおきた。これをうけて大学当局は、大学を期限を定めずに封鎖すると発表し、学生たちには寮から退去するよう命じた。 大学および学生たちによれば、同大学の学生連盟支部のレザウル・コリム事務局長は事件の2日前、クドラテ・クダ寮に、ルフル・アミンというひとりの学生を住まわせる手続きをおこなった。そのこ 全文をよむ
(図表) 国際戦争犯罪法廷 2010年、国際戦争犯罪法廷の設置により非人道的犯罪に対する裁判が始まった。最初の段階で21人が被告となった。 現在の状況:進行中の裁判 4 被告 18人 審議開始前 1件 告訴前 5件 証拠検証状況:23件の告訴に基づき検証進行中 被告 64人 検証開始前の事件 609人に対し告訴 告訴上に名前が挙がったのべ人数 3,500 終了した裁判:判決のでたケース 21件 被告 26人 控訴済み 5件 被告の死去により控訴中止 2件 判決が実行された 全文をよむ
4~5人の子供たちが家の前の中庭に座ってビー玉で遊んでいる。中庭から少し離れたところにヤシの木がある。その木の根元に澄んだ水をたたえた池がある。池のまわりにはイバラのやぶが広がっている。池に熟れたヤシの実が落ちて大きな音をたてた。その音に驚いて、やぶの中から5匹の動物が飛び出してきた。それを見た子どもたちはビー玉を放り出し、わあわあ叫びながらあとを追いかけた。中庭にいた3匹の犬もそれを見て、吠えながら走ってくる。5匹の生き物はあわてふためいて、遠くの庭を目指し、命がけで逃げていく。犬たちに捕まえ 全文をよむ
水豊かな湖。しかし、湖の水面はほとんど見えない。広大な水面は緑の葉で覆われてしまっている。水や葉の隙間に、赤い睡蓮が咲き乱れている。それゆえ、湖は赤や緑で覆い尽くされている。シレット県ジョインタプル郡の北東部の、互いに近接する4つの湖は、今、このようなすばらしい姿に飾られている。この景色は乾季にみられる。赤い睡蓮で覆われているので、この季節には4つの湖は「赤い湖」という名で親しまれている。 湖は、ディビ湖・ケンドリ湖・ホルフカタ湖・ヤム湖である。4つの湖はバングラデシュ・インド国境近くの 全文をよむ
1日に平均で665人が犬に噛まれているという深刻なデータがある。犬に噛まれると、そこから狂犬病といった致命的な病気の可能性もある。 結果として2020年までにバングラデシュから狂犬病を根絶できるかどうかは不確定な状況となっている。 2012年以降の統計によると、毎年犬に噛まれる被害は増え続けており、2012年に犬に噛まれて治療を受けた人は12万3千人だったものが、2014年にはその数字は24万3千人となっている。この数字は公営の病院筋から得られたもので、実際の数字はさらに大きいものになる 全文をよむ
イリシュ魚の主要な繁殖期に禁止令を無視してベンガル湾のバングラデシュ領海にインド人漁師らが侵入し、魚を捕っている。この日曜日には、こうしたインド人漁師61人を海軍が逮捕した。昨日火曜日夕刻、この漁師らはバゲルハトの裁判所へ送検された。 インド人漁師らの侵入を防ぐために、ボルグナ県漁師トロール船主組合は、この月曜日、県の漁業責任者、県警、県知事、沿岸警備隊長官にそれぞれ、書面による不服申し立てを行った。そうは言うものの、限られた規模ではあるが、国内の漁師らに対しても子持ちイリシュを捕った嫌疑が 全文をよむ
(7月9日付)季節風の影響により大雨がつづいている。2日間にわたり バングラデシュ全土で大雨となっている。気象庁によると、こうした状況はあと2日続くという。土曜日(7月11日)から 雨の勢いは少し弱まると予想されている。 首都ダカも強い雨に見舞われている。この2日間でダカの降水量は74ミリに達している。この間、午前9時から24時間で36ミリの雨が降った。 国の南部では、降水量はダカよりさらに多くなっている。午前9時から24時間の降水量が最も多かったのはションディプ島で、198ミリとなって 全文をよむ
(6月26日付け)止むことなく空が泣き続けている。ある時はしとしとと、またある時はぱらぱらと、またはザーザーと、国中で降り続いている。2日間降り続いた雨で、人々の生活はすっかりまとまりを欠いたものになってしまった。部屋にこもって雨のありがたみを存分に味わっている人もいる一方で、外を出歩く人たちはつらい思いをしている。 気象庁によると、国中のほとんどの地域で、雨が時により弱く、または強く降っており、今年一番の降雨量となっている。土曜日以降には状況がよくなると予想されている。 平年では5月ご 全文をよむ
(6月7日付)インドの西ベンガル州コチビハル県にあるポアトゥルクティ飛び地(バングラデシュ領)では、住民たちが朝からずっと固唾を飲んでその時を待ちかまえていた。インドのナレンドラ・モディ首相とバングラデシュのシェーク・ハシナ首相との間で、飛び地の交換に関する批准書が交わされる、その瞬間をだ。そしてその朗報が伝わると同時に、飛び地中に祝いの花火の音がこだました。女性たちの間では、色粉をかけあう祭りが始まった。人々は祝いの菓子を配りあった。夕暮れ以降になると、各家は光で彩られた。 飛び地の住民た 全文をよむ
(6月7日付)バングラデシュとインドの間で、互いの領土内に存在する飛び地の交換を定めた陸地国境協定の批准書が交わされたことで、飛び地の住民たちの間には喜びの渦が巻き起こった。住民たちはバングラデシュの国旗を掲げ、「我々はもう飛び地の人ではない、バングラデシュ人だ」と叫びながらパレードを行なった。お祝いの菓子を配る人も多く見られた。 バングラデシュのシェーク・ハシナ首相とインドのナレンドラ・モディ首相臨席のもと、両国は飛び地交換に関する陸地国境協定の批准書を交換した。昨日午後、ダカの首相官邸で 全文をよむ
(5月31日付)ヤスミン・ナハルの携帯電話には次々と着信がある。ヤスミンもまた次々と電話に出る。顔には喜びの表情が浮かび、声は弾んでいる。誇らしげに吉報を語る。息子がSSC(中等教育修了試験)でGPA5を取ったとなれば、どんな母親でもこのようになるだろう! ヤスミン・ナハルの子育ての戦いは、巷にあふれる他の母親よりもずっときびしいものだった。息子は生まれつき歩くことができない。ある日は母の、ある日は父の懐に抱かれて学校へ行き来しなくてはならなかった。その息子、モハンマド・イムティアズ・コビ 全文をよむ
インド・バングラデシュ国境の回廊地帯を経由する牛の流入がこの5ヶ月間で20%まで減ってしまった。バングラデシュ国境警備隊(BGB)高官は、「このような事態が続いたら、数ヶ月以内にインド国境を越えての牛の移入は完全に禁止されるだろう」と懸念を示した。しかし、その結果、国境における銃撃事件も90%減少するだろうとも見ているとのことだ。 ダッカの精肉業者は、インド産牛の移入ストップの影響はすでに市場に及んでいると言う。各小売り市場や卸売市場では、30〜40%ほど牛の価格があがっている。また、牛 全文をよむ
(5月19日付)人権団体オディカルの調査によれば、過去4年間でセクハラ(性的嫌がらせ)被害にあって自殺した女性は99名にのぼる。また、セクハラを阻止しようとしたために、2千人以上の女性と489人の男性が嫌がらせを受けていた。今日(火曜日)私立ブラック大学(注;バングラデシュ最大のNGOブラックBangladesh Rural Advancement Committeeが設立した大学)で開かれたシンポジウムでこうした実態が明らかになった。 「公共の場所における性的嫌がらせと女性の権利」と銘打っ 全文をよむ
(4月3日付)ある一人のバングラデシュ人の青年がシリアに基盤を置く過激派組織IS(イスラミック・ステイツ)に参加するために出国した。その青年の名はアシェクル・ロホマン(21歳)でダカの教育機関の工学部の学生だ。 外交筋によると、アシェクル・ロホマンはシリア行きを目的にトルコ航空機でダカからトルコへ行き消息を絶った。政府はロホマンを探すためにトルコ政府に援助を要請している。ダカの外務省からの書簡で去る3月11日、内務省を含む国の各捜査機関にこの件について周知された。 外務省の書簡では、 全文をよむ
(3月22日付)バングラデシュの国民より、戦争で荒廃したアフガニスタンや爆弾テロに脅かされるパキスタンの人びとのほうが、自分を幸せだと思っている…最近行われた国際比較調査で、そんなことが明らかになった。少なくとも、国際調査会社・ギャラップ社が実施したアンケート調査では、少なくともそういう結果が出た。この調査は国連の定めた3月20日の国際幸福デーにちなみ、ギャラップ社が実施したもの。調査の結果によれば、バングラデシュのポイントは54、一方パキスタンとアフガニスタンはそれぞれ57,55となっている。 全文をよむ
(2月23日付)BNP主導のもと、野党20党による道路封鎖が始まった当初、首都ダカから北部地方に向かう道路の交通量は通常に比べ85~90パーセント減少した。しかし道路封鎖やホルタル(ゼネスト)の開始から48日たった今、同じルートの交通量は普段の75パーセントまで回復してきている。 ダカと北部のラジシャヒやロングプル管区の間を行き来する車両や鉄道はすべて、ジョムナ河にかかるボンゴボンドゥ橋を渡ることになる。これ以外にもクルナ管区のクシュティア、ジナイドホ、メヘルプル、チュアダンガに向かう一部の 全文をよむ
(2月24日付)ポトゥアカリ県クアカタ付近のベンガル湾で日曜日(22日)夜、地元漁師の網にかかっていた珍しい魚が捕獲された。捕えられた魚は月曜日午前、アリプルのナヤリパラ港に運ばれてきた。重さは約20モン(740キロ)。身体の両端には大きなひれがある。それぞれのひれの大きさは10フィート(3メートル強)で、頭と尾をもち、シャプラパタ魚(エイ)に良く似た形をしている。地元漁師の間ではバドゥルという名で知られている魚だ。 アリプル漁港の船主アブル・ホセン・カジは「所有する船の網にかかっているのを 全文をよむ
(2月2日付)ユニセフ・バングラデシュのエドゥアール・ベイグベダー(Edouard Beigbeder)代表は、きのう(日曜日)、シュナムゴンジョ県ドアラバジャル郡マンナガオン地区プティポシ村で開催された母親集会で、母親の安全な出産と子どもの健康な成長を確実なものにしなければならないと語った。同代表はさらに、その目的のためにバングラデシュ政府と国連は協力して事業を行ってきており、今では民家のすぐ近くに、母親と子どもたちの健康確保のためのサービスに必要な設備を備えたコミュニティクリニックができてい 全文をよむ
バングラデシュ国際下痢性疾患研究センター(ICDDRB)の研究で、首都ダッカの路上で販売されている食品のうち55%に様々な種類の細菌が付着していることがわかった。さらに食品を売っている人達のうちの88%の人の手に菌が付着していた。研究者は「売り手の意識を向上させることで食品の汚染を減少させることが可能だ」と語っている。そうして、“ダカの路上で売られている食品の安全性確保のための業者の態度変革を目指す試み”という名の研究でこのことが分かった。 昨日日曜日、ICDDRBの笹川ホールでこの研究の結 全文をよむ
歳は8歳から12歳ぐらいだ。コックスバザールの海岸に隣接するジャウ(日本名ギョリュウ)の大きな森の中を、子どもたちが朝から夕方まで歩き回っている。ジャウの落ち葉や枯れ枝を集めて回っているのだ。小エビを取っている者もいる。1日働いて得られる収入が家計を支えている。子どもたちの小さな手には、家庭という舟の舵が握られているのだ。 11月25日午前11時、海岸の糖尿病専門病院ポイントに近いジャウの森に、8歳のリドゥアンの姿があった。4歳の弟、ロムジャンも一緒だ。朝の7時から昼の11時までに二人はふた 全文をよむ
(11月4日付) 個人当たりの収入ではいまだに60%少ないものの、ほぼすべての社会指標で、バングラデシュがインドを上回っていることが分かった。1971年の時点では、独立したばかりのバングラデシュはすべての分野で隣国のインドより劣っていた。 独立から43年たった今、個人あたり収入ではインドはバングラデシュの2倍以上となっているが、バングラデシュ人の平均寿命はインド人のそれを3年上回っている。しかしインドとの比較で一番進んでいるのは女性である。インド人女性に比べてバングラデシュ人女性は就学率 全文をよむ
(7月17日付) 新しいiPhoneが発売されるかどうか、アップル社はまだ明確にしていない。しかし中国ではすでにiPhone6という名のスマートフォンがすでに売りに出されている。 イギリスのタブロイド紙デイリー・メールによれば、中国のミニブログユーザーから、オンラインショッピングサイト「タオバオ」で、新しいモデルと銘打った偽のiPhoneを見たとの報告が数多く寄せられている。 この偽iPhoneだが、ハード面ではアップル社の新しいiPhoneについて流れている噂に近い。だが技術工学の 全文をよむ
(5月12日付) ダカ首都圏では1日毎に1418人ずつ人口が増加している。1年平均では51万7500人増えている。この割合で人口が増え続ければ、7年後にダカの人口は2千万を超えると見られる――バングラデシュ統計局(BBS)と国立人口問題研究研修所(NIPORT)の分析による予測である。 NIPORTによれば、ダカ首都圏では現在1640万の人々が生活している。全国の人口は現在1億5620万人となっている。国全体での人口は年に1.37%の割合で増えているが、都市部では4.16%と高い。 全文をよむ
バングラデシュで初めて、中東呼吸器症候群(マーズ)コロナウイルスに感染した患者が確認された。現在、首都にある公立病院に入院して治療が行われている。米国在住のその患者は53歳で、アブダビ経由でバングラデシュに入国した。疫学・疫病対策研究所(IEDCR)はこの事実を確認した。 同研究所によると、感染者はニューヨークからアラブ首長国連邦のアブダビを経由してバングラデシュに到着したと見られる。6月6日になって発熱し、呼吸困難を訴えた。9日に入院してさまざまな検査を行なった結果、IEDCRの研究者たち 全文をよむ
今年はロジャ(断食月)初日から教育機関が休みにはいることになった。これは今日(月曜日)閣議でシェーク・ハシナ首相からの指示を受け、文部省が決めたもの。 閣議の席上首相は、ロジャの初日から教育機関を休みにするようヌルル・イスラム・ナヒド文部相と、モスタフィズル・ロホマン初等大衆教育相に提案し、その後文部省がその検討を始めた。 このことについてヌルル・イスラム・ナヒド文部相はプロトム・アロ紙の取材に対し、「当初、私たちはロジャの10日目までは授業を行うよう決めていた。しかし国民の苦しみ 全文をよむ
(2014年1月28日付) 1971年、敵国に支配されていたバングラデシュが独立戦争を戦っていた時、日本ではごく少数の市民が自らの意志で支援の手を差し伸べてくれた。優れた言語学者で日本でベンガル語を教えていた奈良毅教授はそうした人たちの先頭に立った一人だった。当時日本に留学中だった数少ないバングラデシュ人は、異国で私たちの解放闘争への世論を喚起しようと立ち上がった。学生たちは奈良教授に、祖国から遠く離れたこの土地での闘争の指導役をつとめてくれるよう依頼した。 このことがきっかけで築かれた 全文をよむ
(4月24日) ラナプラザビルの崩壊から1年経ったかどうか、ジャマルプルのジョリナ・べゴムは知らない。24日が恐ろしい日だということだけが、彼女にわかっていることだ。この日に娘のヘレナと息子の嫁を失ったからだ。 息子の嫁の遺体は見つかったが、娘は探し出せないままだ。だから、ジョリナは毎月24日にここへ娘に会いに来る。ラナプラザが崩壊した場所に娘を探しに来るのだ。崩れ落ちた建物の跡地の土に手を置いて、母は娘を感じ取ろうとする。 ジョリナ・べゴムは今日も来た。見るとたくさんの人が彼女のよ 全文をよむ
仕事に復帰できない労働者は1000人 (4月21日付) サバールのラナプラザ崩壊から1年経っても、負傷した労働者のうち1058人が仕事に戻れない状態が続いている。7.5%の労働者たちは仕事への意欲を失ったままでいる。 仕事がないために、負傷した労働者の66%今、毎日の生活費を得るのに困難な状態にある。そして2.4%の労働者は日々の生活を経済的に維持できなくなっている--負傷した1436人の労働者を対象にした調査により、このようなことが分かった。調査はこうした労働者たちやラナプラザ崩壊 全文をよむ
4月11日付 インターネット環境を備えたBRTC(バングラデシュ道路交通公社)のバスがダッカの道に登場した。Wi-Fiが搭載されているBRTCバス10台の運行は昨日木曜日から首都で運始まった。 一台のバスで少なくとも40人の乗客がスマートフォンやタブレットを通じてインターネットを利用することができる。毎日首都北部のウットラから中心部のモティジルまでのルートでこのバスが運行される。 関係者によれば、車両追跡技術でコントロールされるこの新型バスの名前は“デジタルバス”という。昨日の 全文をよむ