暴風雨により凄まじい破壊、河川が氾濫、死者は100人以上に上る 何百軒もの家屋が倒壊
2014年09月06日付 The daily Jang紙

2日目には52人が屋根の崩落、感電または洪水の波にさらわれて死亡、ラーヴィー、チャナーブ、サトラジ、ジェーラムの各河川では大氾濫の懸念、警報が発令、ムザッファラーバードは陸の孤島

ライー川が氾濫し、ラーワルピンディーの低地地区が浸水、多数の地点で浸水深5フィートに達する 家財道具は台無し、ソワーン川が氾濫、カッチー・アーバーディー(訳者注:バラックで構成された無断居住区)が流される。数千エーカーに亘り作物が打撃を受ける 軍の出動要請

ラーワルピンディー/ラーホール/ムザッファラーバード(通信各社):―アーザード・カシミールやパンジャーブ地方全域で暴風雨による被害はとどまることなく、2日目には52人が屋根の崩落、感電または洪水の波にさらわれて死亡し、多数が負傷した。2日間で死者は100人以上に上り、河川に押し寄せた洪水で数百軒の家屋が損壊した。ラーヴィー、チャナーブ、サトラジ、ジェーラムの各河川は大氾濫の懸念があり、これを受けて警報が発令された。多くの地域が依然として洪水の波に見舞われており、ムザッファラーバードは道路が寸断され陸の孤島である。ライー川が氾濫し、ラーワルピンディーの低地一帯は浸水し、多数の地点で浸水深5フィートとなり、家財道具は丸ごと被害が及んだ。ソワーン川では氾濫によりカッチー・アーバーディーが流され、数千エーカーに及ぶ収穫前の作物が台無しとなり、多数の地点で橋が洪水の波に流され、都市間交通が遮断され、連絡網は寸断されている。多くの地域では救援活動のために軍隊の出動を要請している。一方でインド政府はチャナーブ川に80万キューセクの水を放出しており、このため状況は更に悪化の一途を辿っている。詳細によると、モンスーンの新たに降り続く豪雨による猛威が金曜日にも収まらず、そのため更に多数の人命が失われ、多数の家屋が倒壊した。木曜日と金曜日の2日間降り続いた豪雨によりラーワルピンディー、ジェーラム、チャクワールでは17人が亡くなる一方、作物や人家にも甚大な被害が及んでいる。木曜日から金曜日にかけての夜間にライー河が氾濫したために再びラーワルピンディーは浸水被害に見舞われた。低地一帯では浸水の深さが3~5フィートに及んだ結果、住民の家財道具が水に浸かり、一方ラーワルピンディー郊外ではその猛威を受けて少なくとも10人の尊い命が犠牲になっただけでなく、100軒以上の家屋に被害が及んだ。地滑りのためラーワルピンディー、コートリー・サティヤーン間の道路は不通となっている。

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(翻訳者:鳩田義孝)
(記事ID:419)