土曜日までは雨量が減る可能性なし
2015年06月26日付 Prothom Alo紙
(6月26日付け)止むことなく空が泣き続けている。ある時はしとしとと、またある時はぱらぱらと、またはザーザーと、国中で降り続いている。2日間降り続いた雨で、人々の生活はすっかりまとまりを欠いたものになってしまった。部屋にこもって雨のありがたみを存分に味わっている人もいる一方で、外を出歩く人たちはつらい思いをしている。
気象庁によると、国中のほとんどの地域で、雨が時により弱く、または強く降っており、今年一番の降雨量となっている。土曜日以降には状況がよくなると予想されている。
平年では5月ごろにバングラデシュにモンスーンの季節が訪れる。今年は例年より少し遅れて6月10日に国の沿岸地方で季節風が吹き始めた。それから10日ほどたって、風は強さを増した。気象予報官たちによれば、モンスーンの勢いが現在とても強いために、激しい雨が国中に降り続いているという。
気象庁のウェブサイトでは、国の北部から南部まですべての地方で雨が降っていることが見て取れる。
首都のダカでは木曜日の朝6時から今日(6月26日金曜日)の朝6時までの24時間で83ミリの雨が降ったが、それよりも多量の雨が降っているのは国の南東地域だ。この24時間で降雨量が一番多かったのはチャンドプルで、288ミリに達した。コクスバジャルでは210ミリを記録した。北部のラジシャヒ県では100ミリで、他の管区の中心都市では、ボリシャルで135ミリ、クルナで55ミリ、ロングプルで25ミリ、チョットグラムで87ミリ、そしてシレットで1ミリの雨を記録した。
雨や雲の多い天気のため、気温も下がってきている。気温はほとんどの地域で摂氏30度を下回っている。ダカのきのうの最高気温は29.5度だった。国中で最低気温となったのはフェニで23.5度、そして最高気温を記録したのはシレットで35.1度だった。気象庁のシャー・アロム長官はプロトムアロに対し「雨季にはこのように雨が降っても不思議ではないが。モンスーンが極めて強いため、雨が強くなっている。これから24時間以内では、状況はあまり改善しないだろう」と述べた。
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(翻訳者:伊藤巧作)
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