カルガリーの輝ける星
2015年07月09日付 Prothom Alo紙


カナダのカルガリーという外国の地で暮らしながら、ベンガルの文化と踊りで人々を魅了しているバングラデシュ出身の星がいる。カルガリーのバングラデシュ協会などが行うさまざまな催しで、彼女の参加は欠かせないものになっている。それ以外にも現地のテレビ番組にも出演し、皆の称賛を浴びている。多文化の様々な催しは彼女が来れば心楽しいものになる。それぞれ違う言葉を話す人たちも声を揃える―言っていることは分からなくとも、彼女の踊りのリズム、テンポ、仕草を見れば踊りの意味が伝わってくると。これこそがスターがスターたる所以だろう。
その輝ける星の本名はアノジャラ・ムルタジュ。バングラデシュのロングプル県ロングプル市ムンシパラの出身だ。文化的な家庭で育ち、祖母のスフィア・ホセンと母のルビナ・ヤスミンの勧めで舞踊の世界に足を踏み入れた。わずか3歳の時、ラナ先生の指導の下で踊りに親しみ始めた。同時に子どもアカデミーでもレッスンを受けるようになった。学校やいろいろの催しに出演して、幼いころからよく人に知られるようになった。
2006年に彼女はカナダに住む父のオミヨ・ムルタジュのもとにやってきた。しかし舞踊をやめることはなかった。オリシ舞踊(インド・オリッサ州の古典舞踊)を習い始めた。それと並行してカルガリーでの様々な催しに参加して、小さいころからみなの注目を浴びた。
勉強の傍ら、練習を欠かさなかった踊りはますます上達した。彼女は今、クレセントハイツ高校の11年生だ。しかし今もたゆまぬ努力を続け、別の古典舞踊・バラタナティヤムも定期的に習っている。輝ける星は外国にあっても、祖国を愛する心と踊りの光でベンガル文化の空を美しく彩っている。チャンスがあったら国に戻って、踊りのことをもっと習いたいと強く思っている。ベンガルの舞踊と文化を外国にも紹介するのが私たちのスターの夢だ。いうのがについて彼女は国へ行ってさらに舞踊に関する仕事をする機会を欲している。外国の土地でも、スターはベンガル舞踊で文化的に人気になるという夢を見ている。彼女の踊りで祖国の文化がますます発展しますように、そして私たちの文化が輝きますように。がんばれ、われらの輝く星!

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:林香理)
(記事ID:432)