パーキスターンで3年4ヵ月の禁止措置を経て、ユーチューブへのアクセス解禁。
2016年01月19日付 The daily Jang紙

グーグルはパーキスターンに特化したローカル・バージョンを導入。冒涜的なコンテンツは即座に削除される。合意成立。

イスラーマーバード(本紙記者より):―パーキスターンで3年と4ヵ月の禁止措置を経て、ユーチューブへのアクセスが解禁された。政府とグーグルの間で合意が成立し、今後いかなる冒涜的なコンテンツのアップロードがあっても即座に削除される。PTA(=パーキスターン電気通信庁)の勧告を受けてパーキスターン政府はユーチューブの新たに導入されたローカル・バージョンの「ユーチューブ・ドットPK」へのアクセスを許可した。2012年9月にPTAの勧告を受けて、ユーチューブへのアクセスが遮断された。PTAは当時最高裁の命令を実行に移す形で、冒涜的な動画Innocence of Muslimsをインターネットから削除するためにユーチューブやその他幾つかのウェッブ・サイトへのアクセスを遮断したのであった。なぜならその当時冒涜的なコンテンツを削除する技術的な方策は一切存在しなかったからである。先頃グーグルはパーキスターンに特化したユーチューブのローカル・バージョン「ユーチューブ・ドットPK」を導入した。PTAは次のように言い切った。すなわち、現時点では非難に値する冒涜的な動画は皆無であるが、もし何れかの時点で非難に値するコンテンツが現われることがあった場合PTAはグーグルを通じてインターネットからそれを削除する手段を取り、パーキスターンでは回線を通じては侮辱的なコンテンツにアクセスすることが不可能となる、と。IT(=情報技術)省のプレスリリースによればPTAは2016年1月に最高裁とIT省に提出した自らの第一次レポート(2012年9月17日付)との絡みで新たに達成された技術的進歩に関するレポートを新たに提出するとともに、これに先立ちIT省に提出していたユーチューブをIPレベルでアクセスを遮断すべしとしていた勧告を撤回した。情報技術省はユーチューブに関する新たに達成された技術的進歩とPTAの要望書を視野に入れて、国別レベルで導入されたユーチューブのバージョンへのアクセスを正式に許可しつつ、PTAに次のように指示した。すなわち、この新しいメカニズムに基づきこれまで通り確実に最高裁の命令が厳密に実行されるようにすべし、と。

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(翻訳者:趙天辰)
(記事ID:474)