警察は女性の味方 女性の指揮で初の警察パレード
2016年01月26日付 Prothom Alo紙


バングラデシュ警察官の歴史で初めて、女性警官が警察週間のパレードを指揮する。
警察週間の開会式は今日火曜日、シェク・ハシナ首相が出席して首都ダカのラジャルバグ警察本部の広場で執り行なわれる。警察週間の催しはパレードを皮切りに始まる。このパレードを指揮するのはチャンドプル県警のシャムスンナハル警視だ。昨日月曜日に、警察本部のプレスリリースでこのことが明らかになった。
 プレスリリースによれば、首相は全国の警察のさまざまな組織を編成して作られた13の部隊(首都警察、地域警察、軍備警察、緊急警備隊など)による、このパレードの視察と答礼を行なう。シャムスンナハル警視が指揮するこのパレードには1000人を超す警察官が参加する。男女平等と女性の権利という点でこれは記念碑的な出来事となるだろう。
 女性警官をパレードの指揮役に選んだことについて尋ねたところ、モクレシュル・ロホマン警察副長官はプロトムアロ紙に次のように答えた。「目的は二つある。ひとつは女性のエンパワーメントを重視すること、もうひとつは男女平等だ。去年の警察週間では女性がパレードの副指揮役を務めた。今回、我々は指揮の責任を一人の女性警官に与えた」。
 今回の警察週間では2015年中に勇敢な行為、英雄的な業績、業務遂行能力、業務への真摯な取り組み、誠実かつ秩序だった行動で称賛に値する貢献を行なった19人の警察官にバングラデシュ警察勲章(BPM)、20人に大統領警察勲章(PPM)、23人にバングラデシュ警察サービス勲章(BPM-Seba)、40人に大統領警察サービス勲章(PPM-Seba)が授与される。勲章は首相が手ずから授与することになっている。
 プロトムアロのチャンドプル駐在記者がシャムスンナハル警視の携帯電話に電話して今の気持ちについて尋ねたところ、「2001年から警察学校のサルダの訓練所からパレードをしてきている。私はこの日を待っていた。なぜなら、パレードは重大な責任と細かな気遣いが必要な仕事だからだ。きちんと私の責任を果たすことができるよう、国民を含むすべての皆様に願っていただければと思っている」との答えが返ってきた。
 警察週間に寄せて、大統領、首相、内務大臣、内務省上級次官そして警察庁長官はそれぞれメッセージを送った。モハンマド・アブドゥル・ハミド大統領はメッセージの中で、秩序と安全と進歩―この3つの原則を掲げ、バングラデシュ警察は国民への奉仕と国民生活の安全確保に一層の熟達と誠実をもって臨むことを確信していると述べた。
 シェク・ハシナ首相は、「国際的、地域的および国内における武装集団、テロリストたちからの挑戦への取り組みで、バングラデシュ警察が果たしている役割は国際的に高く評価されている。国によって必要な時期および危機的な状況の中で、バングラデシュ警察は国民の生活と資産を守るため愛国心と誠実さ、職業的熟練をもってその責任を果たしている。国際連合による平和維持活動でも、警察の成功と誇るに足り得る役割が、バングラデシュを世界の中で独自の名誉ある地位を与えている」とメッセージの中で語っている。

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(翻訳者:加藤梢)
(記事ID:475)