マドラサ(=神学校)のカリキュラムの改正。授業に新しい科目も導入
2016年02月18日付 The daily Jang紙

マドラサの監査もあり。政府とマドラサ組織同盟(=Ittihad-I Tanzimat ul-madaris)の間で合意。データー・フォームに関しては意見の相違。

イスラーマーバード(エーザーズ・サイヤド):-内務省とマドラサ組織同盟の間で「マドラサ改革」の基本事項で合意が成立した。その正式の発表は今後数日の間にミヤーン・ナワーズ・シャリーフ首相を議長としてマドラサ側の代表団を交えて開かれる高級レベルの会合で行われる運びであり、同会合にはチョウドリー・ニサール・アリー・ハーン内務相により特別に軍参謀総長ラーヒール・シャリーフ将軍も招待される予定である。内務省の信頼性の高い筋が「ジオ・ニュース」に語ったところによれば、マドラサ改革は「国家行動計画(=Natinal Action Plan)」の重要な柱の一つであり、連邦政府とマドラサ組織同盟の間でデータ・フォームや登録フォームのような争点に決着がついたといい、争点の決着に向けてエフサーン・ガニー国家テロ対策調整官を議長として国家警察局(National Police Bureau)のイスラーマーバード支部で幾度も会合が重ねられたといい、これにはマドラサ組織同盟の指導者たちがカーリー・ハニーフ・ジャーランダリー同事務局長を先頭に顔を見せていたという。同筋によれば、マドラサ改革ではカリキュラムの変更のようなデリケートで異論の多い問題がカリキュラムの改正という形で導入にこぎ着けており、マドラサの学生の教育に宗教的な科目と並んで数学や英語、科学、コンピューターのような最新の科目も導入することにマドラサ側も合意しているという。またマドラサに監査のメスが入ることも合意済みであり、政府とマドラサ側との間ではデータ・フォーム収集の問題で小さな意見の相違があるのみであるという。マドラサ側の言い分は、連邦政府も各州政府も何れかの単一の機関にデータの収集を一任させよ、というものである。内務省とマドラサ側との合意成立の絡みでカーリー・ハニーフ・ジャーランダリー・マドラサ組織同盟事務局長に「ジオ・ニュース」が接触したところ、氏はこの報道の事実を肯定しつつこう述べた。すなわち、「内務省とマドラサ側の間には基本的事項について原則合意が成立しました」と。

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(翻訳者:露口哲也)
(記事ID:486)