首都開発公団と公共事業に閣僚の憤懣
2016年04月23日付 Prothom Alo紙


A.H.M.ムストファ・カマル計画相は、首都開発公団(ラジウク)と公共事業の業務について苛立ちを示した。同大臣は開発公団などのさまざまな仕事ぶりを取り上げ、不満を述べた。
今日(土曜日)首都のダカクラブで開かれた、居住区開発部門に関する討論会に主賓として出席したムスタファ・カマル計画相はスピーチの中でこうした態度を示した。「国家経済における居住区開発部門」と題されたこの討論会は、コミュニケーション・ネットワークセンター(CCN)が主催者となって行われた。スピーチの中で大臣は「ラジウクの仕事ぶりに国民は満足していない。開発公団がやっているのは国民を苦しめることだ。あの組織の考え方はいつも内向きで、前向きの計画というものは持ち合わせていない」と語った。ムスタファ・カマル氏はさらに「首都は日毎に拡大している。2050年にはダカの人口はいったいどれくらいになるのか、首都開発公団は知っているのか?しかし公団は握った権力を手放そうとしない。こういった状態から脱却する必要がある」と述べた。
計画相はさらに、首都開発公団とならび公共事業についても、仕事の質が低いと不満を表明した。これに関し大臣は最近アブドゥル・ハミド大統領とキショルゴンジョを訪問した際の体験を「公務員宿泊用のサーキット・ハウスでトイレに入ったのだが、ドアの留め具が閉まらない。仕方ないので水が溜まったバケツを重しにした」と語った。
またダカのモグバジャルで行われている立体交差の工事のことを取り上げ「右側の工事を左側で、左側の工事を右側でやっている。全く妙な話だ」と述べ、ラジウクと公共事業の担当者に本当の意味での研修を受けさせる必要があるとした。
ムスタファ・カマル氏は、すべての国民のために居住の場を政府が用意すると述べた。大臣はさらに2019年までに上級公務員全員に住居を提供すると表明した。計画相はまた居住区開発部門の進展のためには、首都開発公団とリハブ(バングラデシュ土地建物協会)の間の調整が必要との考えを示した。
CCNのジッルル・ロホマン理事長が司会役をつとめたこの日の討論会では、M.A.マンナン経済計画副大臣、バングラデシュ商工会議所のアブドゥル・マトラブ・アハマド会長、ミール・ナシル・ホセン元会長、アブドゥル・モジド元国税庁長官、首都開発公団のエムダドゥル・イスラム元技師長などが意見を述べた。またこの討論会ではジャーナリストのジャヒドゥッジャマン・ファルク氏が基調報告を行なった。

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(翻訳者:シャンティ)
(記事ID:497)