死刑復活により凶悪犯罪が28.5%減少
2016年04月16日付 The daily Jang紙

昨年633,600 件の刑事事件が登録。383,055 件がパンジャーブ州、72,630 件がスィンド州、125,401件が KPK、8,911 件がバローチスターン州で事件登録。

2015 年の殺人事件14,864 件に対し、2014 年には13,270 件であった。殺人未遂は 21.8%、集団強姦は 17.3%、そして身代金目当ての誘拐は 43.6%減少

イスラーマーバード (アンサール・アッバースィー):―死刑執行の8 年に亘る凍結の解除を受けて昨年度、過去10年間と比較すると凶悪事件、殊に殺人及び殺人未遂、身代金目当ての誘拐その他の事件の減少傾向が顕著に見られた。一昨年2014年12月16日のペシャーワルでのアーミー・パブリック・スクール襲撃事件の後、政府は死刑執行の凍結解除を決定した。結果的に昨年1年間を通じて殺人事件は 一昨年と比較して28.5%減少した。加えて、殺人及び殺人未遂事件、身代金目当ての誘拐事件も昨年、過去10年間に比べて顕著に減少した。凶悪事件の減少という手柄は全州の州政府及び連邦政府、アーザード・ジャンムーン&カシュミール政府、ギルギット・バルチスターン州政府に帰されよう。公式の統計によると、2015 年にパーキスターン国内で14,864 件の殺人事件の発生を数えた一方、2014 年にはその数が 13,270 件、2013 年には 13,937 件、2012 年には 13,846 件、2011 年には13,860 件、2010 年には13,190 件、2009 年には 12,491 件、2008 年には 12,059 件、 2007 年には10,556 件、2006 年には 10,048 件、2005 年には9,784 件、2004 年には9,614 件であった。 過去2年、すなわち昨年と一昨年を比較すると、殺人のような凶悪事件は大幅に減少(28.5%)した。殺人未遂は 21.8%、傷害事件11.3%、 暴動は 11.9%、公務員に対する暴行は13.9%、集団強姦は 17.3%、そして身代金目当ての誘拐は 43.6%減少した。総じて単独犯罪の割合は14.3%、遺産を巡る犯罪は 13.6%減少したが、地域及び特別法下での犯罪の登録件数は10.6%増加した。昨年様々な事案を併せて刑事事件全般では 633,600 件の事件が登録され、その内訳は383,055 件がパンジャーブ州、72,630 件 がスィンド州、125,401 件が KPK(=ハイバル・パフトゥーンハー州)、8,911 件がバローチスターン州、7,782件がイスラーマーバード首都圏、1,491件がギルギット・バルティスターン州、5,764 件がアーザード・ジャンムーン&カシュミール、1,566件が鉄道警察となる。単独犯罪では、パンジャーブ州で44,010件、 スィンド州で16,471 件、KPK で10,212 件、バローチスターン州で2,354 件、イスラーマーバード首都圏で1,042 件、ギルギット・バルティスターン州で421件、また鉄道警察が208 件を登録している。また、遺産を巡る犯罪では、パンジャーブ州77,471件、 スィンド州13,795 件、KPK 3,531 件、バローチスターン州1,591 件、イスラーマーバード首都圏 1,812 件、ギルギット・バルティスターン州208件、またアーザード・ジャンムーン&カシュミール519件、また鉄道警察が31 件を登録。統計上遺産を巡る犯罪よりも単独犯罪の件数が上回っている。イスラーマーバード首都圏及び鉄道警察によって登録された事件の中では、遺産を巡る事件がより上回っている。昨年は一昨年に比べて殺人事件が3,790件、殺人未遂が3,163 件、暴動が446 件、公務員への暴行が1,143 件減少する一方、婚外及び婚前交渉は75 件増加(3.2%)し、集団強姦が 57 件、単純誘拐事件が768 件、身代金目当ての誘拐が179 件減少した。昨年全国で遺産を巡る事件は15,565 件発生した。強盗は80 件減少し、強奪は 278 件、押し入り強盗は1,414 件、家畜の窃盗は 957 件、それ以外の窃盗事件は2,888 件、車の窃盗及び強盗事件は6,167 件減少した。最も憂慮される事件は交通に関わるものである。昨年は一昨年に比べて交通事故が1,153件増加した。人身事故が 552件増加の一方、それ以外の事故も 601 件増加した。地域及び特別法下での事案の数は24817 件(10.6%)増加した。

Tweet
シェア


原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:本間流星)
(記事ID:501)