「人間性」をテーマにチャヤノトの新年の催し
2016年04月14日付 Prothom Alo紙
新たな1日の陽が昇った。今日、4月14日木曜日からベンガル暦1423年が始まった。ようこそ、新しい年。伝統にのっとり、今日早朝、音楽集団「チャヤノト」がダカ中心部のロムナ公園内ボトムル(菩提樹の根元)で新年を祝う催しを行なった。
チャヤノトの今年のテーマは「人間性」だった。そのためこの日披露された歌や詩は人間性を求める心からの願いにあふれていた。ベンガル民族に新たな覚醒を促す呼びかけがこめられていた。
他の年と同じく、今年も早朝6時15分ごろ、チャヤノトの新年のパフォーマンスが始まった。催しは午前8時半ごろまで続いた。延べ150人ほどのアーティストが参加した催しでは、今回もまた歌の独唱、コーラス、詩の朗読などが披露された。この催しを見るためにあらゆる階層、職業、年齢の市民たちが朝早くから詰めかけた。色とりどりの服を身に着け、明るい表情を浮かべた人々は、魅せられたように歌や朗読に聴き入っていた。
この催しが行われたロムナ公園を中心にその近辺の地区では厳しい警戒態勢が敷かれた。会場では治安維持部隊の隊員が多数出動し、警備にあたっている姿が見られた。ロムナ公園の入り口ではセキュリティーチェックが行われた。
今日は一日中、ベンガル人の心の祭りというべきこの行事にちなんださまざまな催しが行われる。ベンガルの心の呼びかけに応ずるように、すでに何千、何万もの人々が街に繰り出している。思い思いの服装で、新年の喜びに酔いしれている。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
(翻訳者:小俣美香子)
(記事ID:503)