ナワーズ・シャリーフ首相がハサン・ロウハーニー・イラン大統領と会見:サウジアラビアとイランの紛争解決のために担当者を任命することに決定
2016年01月20日付 The daily Jang紙
紛争は話し合いで解決することが合意された。今回の訪問には満足しています。どうやらイランとサウジアラビア両国間の摩擦は終息に向かう見通しです。リヤドとテヘランは互いを敵とは見做していません。両政府はパキスタンの努力を支持しております──ナワーズ・シャリーフ首相
ナワーズ・シャリーフ首相とハサン・ロウハーニー・イラン大統領は政府及び軍の上層部より成る代表団を伴って会見。両首脳は共通の関心事について意見交換。首相はイラン第一副大統領や防衛相とも会見。その後テヘランからダボスに向けて出発
テヘラン(モニター班、通信各社):-ナワーズ・シャリーフ首相とハサン・ロウハーニー・イラン大統領の会見の席でサウジアラビア・イラン紛争解決のために担当者を任命することが決定され、紛争は話し合いで解決することが合意された。ナワーズ・シャリーフ首相はこの点に関し話しをする中でこう述べた。「今回の訪問にはとても満足しています。どうやらイランとサウジアラビア両国間の摩擦は終息に向かう見通しです。リヤドとテヘランは互いを敵とは見做していません。両政府はパキスタンの努力に賛意を表し、これを賞賛しております。」と。首相曰く、「紛争を解決するためにイランとパキスタンは各々担当者を任命します。サウジアラビアにもこうすることを要望します。」と。首相はイランの大統領との会見の後、報道陣との会話の中でこう言った。「イランは紛争を解決するために担当者を決めることに同意しました。我々は誰かに言われて和平の仲介を始めた訳ではありません。これは我々自身の決定であり、パキスタンは両イスラーム教国家の和解のために自らの使命を果たしているのです。両国の紛争の平和的な解決はイスラームの教える神聖な義務です。仲介者の役割を遂行することは我々にとって栄誉なことです。両国との対話で勇気づけられました。私は両国の訪問に満足しています。」と。ナワーズ・シャリーフ首相はこう言った。「イランとサウジアラビアの緊張状態の終結が我々の最優先事項です。両国は和睦しなければなりません。」と。首相曰く、「神聖なるコーランにこうあります、二人のイスラーム教徒の兄弟たちが争えば、二人を仲直りさせよと。」と。曰く、「サウジアラビアとイランは我々の兄弟です。彼らはテロリズムの危険を肌身に感じています。」と。首相の言うことには、この事態の決着に向けてひたむきに努力をしており、これに関連で双方の懸念を双方の国々に伝えということである。ナワーズ・シャリーフ首相曰く、「テロリズムと過激主義が現時点で我々の最大の敵であります。サウジアラビアとイランは我々の立場を支持しています。両兄弟国は我々の努力を褒めたたえています。これに先立ち、首相府から出された発表の中ではこう述べられている。すなわち、ナワーズ・シャリーフ首相はハサン・ロウハーニー・イラン大統領に政府及び軍の高官より成る使節を伴って会見し、両首脳は共通の関心事について意見交換をし、また、首相はイスハーク・ジャハーンギーリー・イラン第一副大統領とフセイン・デフカーン防衛相とも会見した、と。首相は今回の訪問を終えると、その後世界経済フォーラムに参加するためにダボスに出発した。イラン内務相や他の高官たちも首相を見送った。ちなみに、火曜日にパキスタンの政府高官及び軍の高官たちがサウジアラビア訪問を終え、テヘランに到着していた。
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(翻訳者:前田愛美)
(記事ID:543)